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正解がわからなすぎて夫婦喧嘩になった話。

笑えるくらいの「非効率」。


今年くらいからはじめた「不耕起(ふこうき)」(畑を耕さないこと)での栽培。

信じられないレベルでの非効率さで、夫婦で作業しながら、思わず大爆笑でした。なんというか、一言で言うと「バカバカしい」という言葉がきます。




これ、いつもみたいに、耕して、ビニールマルチ張って、普通に植えれば、ほんの数秒で終わる作業なんです。でも、この「不耕起」でうまくやろうと思うと、

スコップで穴を掘って、
草をとって、
苗を植えて、
草をかぶせる

と、爆発的に効率が下がります。必然的に、1日に植えられる苗の量も減り、出荷できるお野菜も減ります。




生育もほとんどコントロールできないので、品質も下がる傾向にあります。ほとんどこれと言って良いことがありません…。

何をしているかって言うと、「栽培」よりも、どちらかと言うと「共生」だな、と感じます。自然界に助けてもらいながら仕事させてもらう、という感覚です。こちらから、あまり「これください」って言わないこと。

「ちょっともらってきますねー、あ、これ置いてきますー」

って感覚に近いです。
 



「正解がわからん!」と、疲れる妻と、「正解なんかいらない!」とややこしいことばっかり言う園主で、夫婦喧嘩になりかけましたが、なんとかナスとピーマン、つるむらさきが植え終わりました。

子育てや自然界に正解が無いように、何かを探して進む、その姿勢そのものが正解なんだよな、っていつものように、わかったような生意気なことを言ってます。 



今日も草刈りがんばります。
できたお野菜はまたマルシェに持っていきますね。

畑では、ゆっくりみなさんと作業しながらおしゃべりできる機会もつくっています。ぜひ一度畑見学に来てくださいね。

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