筋トレは昔より受け入れられている
別のnoteにも書きましたが、昔と比べて筋トレ(※ここではレジスタンストレーニングとイコールとします)は随分受け入れられていると感じます。それは、有名なアスリートが実践して、その選手が活躍する姿をメディアで取り上げられたりすれば、反響は大きいですね。
ただ受け入れらているとは言っても、「筋トレは意味がない」「筋トレはむしろ害だ」といった主張も時々見かけるわけですが、今は科学的にトレーニングの効果について研究が盛んに行われているので、そういった完全否定したような主張はあまり説得力がないと感じます。
もちろん、その内容を深く掘り下げて確認してみると、主張していることの中には納得する部分があるケースもあります。まあ結局は個別性と優先順位を考えて取り組むということだと思います。
「万能なアプローチ」がないから、みんな試行錯誤するわけですが、それでも勉強を重ねていくことで、優先順位を考えられるようになっていくはずです。ただし、特定のアプローチありきで考えていなければですが。
最近は少し落ち着いた感じもある「体幹トレーニング」ですが、あれも本来は「筋トレ」の中に含まれるものであって、「体幹トレーニング」自体は名称、商品名、便宜的な表現といったところです。極端に言えば、「下肢トレーニング」と一緒でしょう。
しかし何故か、「体幹トレーニング」となると、「体幹は大事」「体幹トレーニングなんてしなくていい」というように、筋トレを指導しているにも関わらず、色々な意見が出てきます。特定の指導者の特定の方法を「体幹トレーニング」とするのであれば、わかりますけど。
話を戻すと、体幹トレーニングも本来は筋トレであって、『筋トレは推奨するけど体幹トレーニングはしない』『体幹トレーニングは推奨するけど筋トレは推奨しない』といった不思議な現象も、結局はどちらも筋トレを受け入れているということじゃないでしょうかね。
話を少しややこしくしているのは、「感覚」「身体操作」「学習」「教育」といったワードを織り交ぜるわけですけど、どんな運動指導においてもそれらは共通して重要なわけで、当然筋トレの指導(実施)にも含まれているわけです。シンプルに筋トレで良いと思うのですが、『○○+△△』みたいな謳い方の方が商売になるのでしょうか。
※筋トレとレジスタンストレーニングの用語の使い分けは、下記の記事の前半に説明しています。無料部分なので気になる方はご参照下さい。
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