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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿111

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第111回全文無料で皆さまにお届けします。

第110回から続く



本日のアウトライヤー寄稿は、まとめ、サマリー(要約)、説明、能書きで、おおくりさせて頂きます。

本日一番述べたいこと

本日一番述べたいことは、今日の市場にある心理として、【まとめ】下記の「」内、12行です。心理について述べています。一番の大きなニュースとして述べています。それと、僕の市場に対する考え方、行動は、これはまた、全く別です。
行動については、第1部~サマリー(要約)で述べています。

イエレン財務長官とブレイナード国家経済委員会(NEC)委員長につきましては、さらに詳しく、第4部~能書きの項目で触れています。

まとめ


「「僕にとって、本日の一番のポイントは、今後、バイデン政権の目玉は、財政・金融政策の大所は、イエレン財務長官、ブレイナード国家経済委員会(NEC)委員長で、2024年の大統領選挙まで運営されて行くという事。アメリカン・ピープル、米国民のため。このハト派体制のもと。市場の思惑として、パウエル議長がタカ派傾斜をポーズとしてはとれても、行きつくところ、真のタカ派にはなれない。

FRBが助けてくれる、国家が助けてくれる。ハト派のブレイナード氏が政権とFRBに、そのハト派ぶりで、睨みさえ利かせてくれる。そして、イエレン財務長官が大きな後ろ盾としてついている。ハト、ハト、ハト。これが、説明、根拠、理論、過去のデータ、過去の市場ではどうのこうの、うんちゃら、かんちゃら、を全部吹っ飛ばす、今そこにあった今日の市場心理ではないかと、僕は思っています。だから、今日でも、僕が思っているほど、さほど株は下げない、さほど下がらないのかと思っています、これが理由で」」

今日は、今日としてはですが、これに尽きるのかとも、考えています。

この寄稿で機会あるごとに述べてきました。イエレン元FRB議長時代、パウエル理事、ブレイナード理事でした、という事を。

後は、この寄稿の下の方、能書きの欄で、また、この事については触れています。
人云々という事ももちろんありますが、それよりも、システム。僕が言わんとしておりますのは、ハト派体制、この寄稿で触れて来たQT(量的引き締め)とQE(量的緩和)のconflation(合成・融合)、FRBがQT(量的引き締め・バランスシートの縮小)をしながらも、イエレン財務長官が、トレジャリー一般勘定(米国家の当座預金口座)を使って、QE(量的緩和)、システムそのもの(株式・住宅)に新規に資金、流動性を注入してきた事によって、株の(ベア・マーケット)ラリーが起こってきたという事です。

そんな中で、
僕は~自分の思考と昨日のブルームバーグ記事引用~「米株式市場は金融政策と企業利益の現実無視―モルガンSのウィルソン氏」の記事を読み合わせたりしながら、マーケットを見ています。いや、僕はホントに、この見出しであり、ウィルソン氏のおっしゃられる通り~「米株式市場は金融政策と企業利益の現実無視」と思っていますから。そりゃ、マーケットは、下がる時は下がるでしょうと思っています。
"Price is about as disconnected from reality as it's been during this bear market, Wilson said."

第1部~サマリー(要約)~


・僕の行動はショート(NYダウ、S&P500、ナスダック100、インデックス・先物)です。これにつきましては、これまで述べて来た通りです。ロングに対する考え方も前回の寄稿で述べました。

ショートについて、仮に上に持って行かれた場合の僕の考え
S&P500のアップサイド(上方向)を見る時、S&P500で、仮に、さらなる上があったとして、その一番上の水準として、ゴールドマン・サックスさんのストラテジストの方そしてそのチームがおっしゃられた、4250レベルまでしか、僕は、見ていません。この上があるとか、こうなる、と言っているのでは全くありません。ショートを振りながら、頭に入れている、一番上の水準について述べています。

・この仮定では、この時に、現実に、当事者として、個人的に、S&P500で、4220~4230のレベルを上に抜けたら、このレベルは、強気派の皆さんが、より勢い付くレベル(これを上抜けしたらもっと上に行くぞ~という強気派の持つイメージ)だと思っておりますので、一瞬、一回、僕はそこで、一息入れます。一歩引いて、自分でなんかしら、深呼吸しながら、ちょっと考える時間を持ってから、そこから、それまでの事はそれまでの事として、割り切って、少し様子を見て、また、あらためて売りなおします。

4200のレベルは売り



4200のレベルは売り、いいとこ売れるわ、くらいに僕は思っております。この4200のレベルを上に抜けて、さらに強気派が勢いづく、4220~4230を上に抜けるのであれば、そこのところをよく見て、その勢いの腰折れ具合を確認するため、少し様子をよく見てみます。

腰折れ具合、腰折れ感を掴み取れ次第、この4220~4230レベルの上を、4250レベルまで売りなおしもしたいという事を述べております。それで売ります。ショートします。そこからは、多少の売り上がり、売り下がり、両方ありだと個人的には思っています。また、耐えるところは耐えて、許容範囲であれば、逆に行った時は、何もしません、行動をとりません、放っておきます。もちろん相場を凝視しながらです。

*注記・僕は前述の通り、アップサイド(上方向)、それが仮にあっても4250レベルまでしか、見ておりません。アウトライヤーは上はどこまで見てるの?と聞かれた時のためのこれはお応えでもあります。

*いっぽうで、強気派の皆さんは、アップサイド(上方向)を、4500、そして5000、もっとの方は6000までS&P500で見ているわけです。僕とは全く見方が異なります。真逆の見方です。10月の安値が底値だったと強気派の皆さんは考えておられますから。僕はそうは考えておりません。この強気派の皆さんが、そのアップサイドに向けて、この砦を上に抜いたら、がぜん、活気づくそぉ~とお考えのレベルが、4220~4230の水準であろうと認識していますので、そうなった時は、アウトライヤーはこう考えていますという事で、仮定の話としてここでそう取り上げているだけです。強気派の皆さんの見方は、僕の見方とは、全く異なります。僕は、そのようには考えておりません。

ここでは、アウトライヤーは、強気派の皆さんのお考え、行動と、アウトライヤーの考え、行動を、対比していると見て頂ければと思います。


第109回の寄稿で述べました通りです~{NEOさんのツィッターアカウントのプロフィールのところに、明示されていますが、「エントリー前に損切価格を決定」~この通りだと僕は常々思っています。もちろん、僕は「損切命」です。その上で、仮に損切を余儀なくされることがあっても、それはそれ。僕は、売りなおしますし、ショートを積み増します。余力も残して上に振れる場面では、売りあがることができる姿勢という事です。耐えるところは耐えます。}と第109回の寄稿で述べました。何も変わりはありません。

・僕は、失敗したら、何度でも許される限りやり直しますが、そのやり直す時に、グ~ンと上に持って行かれたら、一回ありゃ~あ、とか言いながら、損切る事もあるかもしれませんが、それでも、深呼吸して、よく見てまた売りなおしますという事を述べています。やり直す時に、売りで間違えたので、今度は買いになる、という事を言っているのでは全くありません。やり直すという意味は、売りを一回損切りしてでも、さらにもう一回仕切り直してでも、売りなおして、やり直しますという意味です。

4300が対局の負けを認めるレベル


やり直しながらも、S&P500のインデックスが、4300も超えて上に行くなら、全てのポジションを損切りして、ゲームオーバー、一時様子を見ます。ここでは、一回、対局の負けを認めます4300が対局の負けを認めるレベルです。だから、それで買うと言っているのではありません。対局の負けを認めるレベルとして述べています。

NYダウへの換算につきましては、このS&P500の数字に、現在は、「8.3」を掛けて換算しています。(毎回、NYダウの数字÷S&P500の数字=たとえば今であれば8.3。この数字を、S&P500の数字にかけて、NYダウの数字を見ています。)
どうしても、ストラテジストさんなどが、S&P500についての1株当たり利益などを提示する関係から、先に、S&P500を見ています。ダウは同時に、このdivisor(除数~今なら8.3)を使用して、即座にその都度、換算しています。

上記は、ショートという行動から、そこから、さらなる上を想定した時のそれぞれのレベルでの行動について述べました。

以上、サマリー(要約)です。



第2部~説明

・昨年2022年、S&P500は、年初から28%下落しました(フィデリティ・ジュリエン・ティマー氏の個人的計算に基づく)。
僕は、最速のペースで金利を引き上げてきている事、今後、それが、より高く、より長くなる可能性がある事。それにともなって、企業利益の不調、バリュエーションの低下、そして、金融引き締め、要的引き締め時代に入ったそのベアー・マーケットが28%の下落とその戻り相場で終わるのかというところに猜疑心、疑問を持ち続けてきました。今もその猜疑心と疑問を持ち続けています。結果として後から見たら、それ以上に、もっと下落するだろうと思っているわけです。

・ベアー・マーケットが28%の下落とその戻り相場で、今日まで来ている背景には、これはもうイエレンさんの力仕事米国トレジャリー・一般勘定を使った、米国の大規模金融刺激策)があったわけで、イエレンさんがお支えになったからだと認識しています。(この詳細は、どうぞ、過去の寄稿や第109回寄稿、流動性の箇所などをご参照頂けましたら)。今については、この流動性が低下してきた。株にとっては逆風と認識しています、今は。

昨年来続く、ベアー・マーケットの中にいると僕は思っておりますから、ベア・マーケットで見る日柄として、ざっくり、まず、5月くらいまでの期間、もしくは6月くらいまでの期間とも考えてきました。今年年初、ベア・マーケットの日柄が、まだあと約200日くらいはあるかなあと思っていましたから。このくらいの期間はベアーマーケットの日柄で見れると考えてきました。今年前半、ベアーマーケットが続いても何らおかしくもないし不思議はないと過去のケースから見て考えてきました。ゆえに、この寄稿で、マーケットの下落を見る時期として、まず2月、そして3月、4月、この上半期という表現を使用し、そう述べてきました。そう考え続けています。


過度の楽観


いろいろデータをいっぱい並べ立てるよりも、今は、これかなあ、言いえて妙なチャートだなあと思いまして、Game of Tradesさんがシェアしてくださったツィートとチャートを引用させて頂きます。市場心理です。



これは、マーケットの過度の楽観と過度の悲観を数値化して表しています。上側のチャートはS&P500のチャートです。下側、プラスの0.2~過度の楽観、マイナス0.2~過度の悲観。
下側のチャートに3か所マル印がついています。今、その、向かって一番右の丸のところに、いるんだなあと思っています。数字上、過度の楽観ですね。

こういうチャートを見ながら、自分の思考と昨日のブルームバーグ記事引用~「米株式市場は金融政策と企業利益の現実無視―モルガンSのウィルソン氏」の記事を読み合わせたりしながら、マーケットを見ています。いや、僕はホントに、この見出しであり、ウィルソン氏のおっしゃられる通り~「米株式市場は金融政策と企業利益の現実無視」と思っていますから。
"Price is about as disconnected from reality as it's been during this bear market, Wilson said."


第3部~能書き~「米株式市場は金融政策と企業利益の現実無視」について


過去のスペースの時、ゴールドマンサックスさんの昨秋時点での2023年のS&P500の1株あたり利益$224を例に取り上げさせて頂きました。ゴールドマンさんが云々の話をしているのでは全くありません。先日、この寄稿で、別の強気派のストラテジストの方が、やはり2023年S&P500の1株あたり利益$224でオッケー、2024年については10%以上の増益率という事で強気をおっしゃっておられました事、引用させて頂きました。この$224という数字を、ここで例として、使用させて頂きたいだけです。

それで、1か月ちょっと前のS&P500のバリュエーション17.7x(倍)で。それが、つい2,3日前、18.3x(倍)に拡大していて。拡大してるんですよ~。
通常ですと、リセッションなどでは、10x(倍)台前半、たとえば、13.5x(倍)~14.5x(倍)くらいが視野に入るわけです。かなりひいき目で見ても、15x(倍)とか。PE(プライス・アーニングス・株価収益)のE~Earnings・アーニングス(収益)が、$224から、5%落ちれば、S&P500の1株当たり利益は、$213です。それに、バリュエーション、17x(倍)を掛けて計算しても、たとえばですが、S&P500は3621という数字が、出てきます。NYダウで、約$30,054です。

あとはおして知るべしなところがありまして。たとえば、そのE(Earnings)について、モルガンスタンレーのチーフ・ストラテジスト、マイケル・ウィルソンさんは、複数のシナリオをお持ちで、よく一般的に語られるのが、今年2023年について、$195ですとか、$180ですとか。これはあくまで例にすぎませんが、$195に今のバリュエーション18.3x(倍)を、なにもいじることなく、単にそのまま掛けても、3569とか。NYダウで、約29.623です。18x(倍)を掛ければ、3,510ですとか。NYダウで約29,133です。

違う角度から見た時、バリュエーションにつきましても、これが今の18.3x(倍)から縮小すると見て、たとえば、ひいき目に縮小幅少なく、16.5x(倍)だとしても。あとは、いろいろ、掛け算して、計算できてきます。推測しながらでも。

ここで話しているのは、業績の不調を織り込む時の話です。誰しも、それが、ず~っとだと言っているのではありません。

業績の不調を織り込む時の話です。PEのE~Earnings・アーニングス・収益が減少して、バリュエーションが縮小する。それを織り込む時、S&P500も、NYダウも、ナスダック100も、下落するのではないですかという僕個人の考えを述べています。

ですから、一般的に、市場に対して警鐘を鳴らしている人達は、S&P500の3300割れ、NYダウの27,400割れ、S&P500の3200割れ、NYダウの26,560割れ、S&P500の3000、NYダウの25000割れ、など、もしくは、そのさらに下の数字などを用いてくる人達も、結構、いるわけです。

それで、前述のGame of Tradesさんがシェアしてくださったツィートとチャート、マーケットの過度の楽観と過度の悲観の数値化の話に戻るわけです。市場心理という観点から。

そして、過去の寄稿第107回で引用した「Reformed TrAderさんがシェアしてくださったツィート」の引用になるわけです。引用~【強気派の論理・理屈~企業業績が落ちてきている事、そんなことどうでもいい。金利が上昇している事、そんなことどうでもいい。ドルが強い事、そんなことどうでもいい。債務上限問題がある事、そんなことどうでもいい。QT(量的引き締め)、そんなことどうでもいい。しつこくこびりついたインフレ、そんなことどうでもいい。リセッション(景気後退)のシグナルが出ている事、そんなことどうでもいい。逆イールドが発生している事、そんなことどうでもいい。トレンドラインこそが大切なのだ


FRBが助けてくれる、イエレン財務長官がついてるんだから


「細かい理屈、計算、論理、そんなのどうでもいい。大事なのは、この熱狂に置いて行かれない事なんだ。理屈じゃないんだよ~って。ただ、黙って買えばいいの。押し目は買いなの。パウエル議長は、ボルカー元議長(かつてインフレ退治で歴史にその名を残した人)じゃやないし、グリーンスパン元議長でもないでしょ。能書きなんて要らないから、とにかく、買えよ」という声が聞こえてくるような気さえします。

僕には、「FRBは、行きつくところ、市場フレンドリーなんだって。いつも。FRBが助けてくれる、イエレン財務長官がついてるんだから」という声にも聞こえます。僕からは、「バブルなんですか?」という質問さえ出てきます。それで、繰り返しの繰り返しになりますが、これまでは金融状況が緩和してきた事、イエレンさんがトレジャリー・一般勘定いわゆる米国家の当座預金口座を使って、システム(株式・住宅)に新規に資金、流動性を注入してきた、米国の大規模金融刺激策によっての、今日(こんにち)これまでのマーケットだと考えるわけです。


アラン・グリーンスパン

この寄稿で、かつて取り上げましたが。「irrational exuberance」(根拠なき熱狂)~1996年12月アラン・グリーンスパン元FRB議長が米国株価の上昇にバブルの兆しを牽制する際に使った言葉です~「How do we know when irrational exuberance has unduly escalated asset values?(根拠なき熱狂が資産の価額を不当につり上げている時期をどうやって判断できるのか)」を思い出すのです。~2000年にかけて「ドットコム・バブル」の発生と破裂に際して~。

*注記~根拠なき熱狂~マーケットにおいて、バブルかどうかは分からない。でも、投資家がバリュエーションを懸念しながらも、強気ポジションを拡大しているような状況(マーケットの行き過ぎ)を指す場合に使用されます。
と、まあ、こう述べておりますが、早い話は、「irrational exuberance」(根拠なき熱狂)」という言葉は、バブルを指す言葉と、解釈頂いてよろしいと思います。

フィデリティ・マゼランファンドの伝説のファンド・マネージャ―、ピーター・リンチ氏のクォート(名言引用)なども、かつてこの寄稿で引用しました。「事実とデータでやりとして~」など。事実とデータでやり取りすると、これまで、この寄稿で述べて来た、やれ、意見だ、説明だ、能書きだ、となりそうな気がしていて、そうも思いますが、実際のマーケットはそうではないようです。だから、怖いのです、崩落する時が。それについては繰り返しになりますが、過去の寄稿やスペースで述べた、ミンスキー・モーメント(Minsky Moment~好調な経済において、それまで見えていなかったリスクが表面化し、資産価格が急落する時・瞬間)について触れさせて頂きました。(提唱者は米経済学者ハイマン・ミンスキー1919~1969です)

この状態になると煽っているわけでは全くありません。個人的に気を付けているだけです、今の株式市場を、「なんだかなあ???」と不思議感を持ってさえ見ている自分だからです。

イエレン財務長官は、こんな事、免許皆伝。100も承知、よく、よく、その進路やその対処法についてもわかっているでしょうから。
ショートして、売りを目論むのは、僕個人の勝手ですが、ベア・マーケットを舐めてはいけないという事と同様に、イエレン財務長官を舐めては、これはいけないと肝に銘じております。政権の最重要閣僚のおひとりとして、どんな手使ってでもマーケットを支えると思っておいででしょうから。米国民のため。アメリカン・ピープルのため。2009年当時、サンフランシスコ連銀総裁として、強力なリーダーシップを発揮したイエレン氏。グリーンスパン元議長はじめ、先人の良かったところ、良くなかったところ、それはもう、全部ひっくるめての、アメリカ合衆国、現財務長官だと思っております。


ジャネット・イエレン



ブルームバーグ記事を引用させて頂きます。
米大統領、ブレイナードFRB副議長をNEC委員長に―関係者

FRBきってのハト派、ハト派の最重鎮、ブレイナード副議長(民主党員)。この寄稿でも、もう何度も述べてきました。昨日、このニュースが駆け巡った時、バイデン大統領のこの人事に対する、専門家のご批判の方を、結構、目や耳にしました。

「FRB時代のブレイナード氏のパフォーマンス(仕事ぶり)を精査することなく、それに触れ事もなく、さらなるポスト(ホワイトハウスの国家経済委員会(NEC)委員長に任命するとは、なにごとだ」。かなりきつい、ご批判が、結構、出ていました。

やはり、その批判の理由は、「起こる必要さえ本来なかったインフレが起こった。起こる必要がなかったインフレが起こった事に関して、長きにわたる低金利政策というのが、お金を膨大に刷ったことに加えて大きな要因だ。長きにわたる低金利政策をFRBにおいて主導したのは、FRBで最もハト派であるブレイナード氏だ。起こる必要がなかったインフレ、そのインフレにおいて、ブレイナード氏の責任は大(だい)である。その責任追及や仕事ぶりの評価をすることなく、それらを全部、無視、すっ飛ばして、新たに、さらなるポスト(ホワイトハウスの国家経済委員会(NEC)委員長に任命するとはなにごとだ」

「アメリカン・ピープル、米国民に対する政策で、失敗した人じゃないか。米国民、特に貧困層をさらなる苦境に追いやった人物じゃないか。なんでその人がさらなるポストに就くのだ?(ブレイナード氏はじめ)このエリートと呼ばれる人達は、その人達の間だけで、人事を回し、ポストを与え、これは、ロシアにおける少数寡頭政治~オリガーク/Oligarchみたいじゃないか。」という主旨のご批判でした。

「FRBは、政治とは無関係の、無所属の、独立した機関だ、という呼び方をするのは、少なくともこれはもう止めた方が良い。この人事を見ていても、十分に政治的じゃないか」というご意見もありました。

ハト、ハト、ハト


いずれにしましても、今後、バイデン政権は、イエレン財務長官、そして、ブレイナード国家経済委員会(NEC)委員長。アメリカン・ピープル、米国民のため。
ハト、ハト、ハト。冒頭のまとめ部分で述べた通りです。


この事と本日引用しましたGame of Tradesさんがシェアしてくださったツィートとチャート。市場心理。マーケットの過度の楽観と過度の悲観を数値化して表したチャートとのにらめっこであり、過度の楽観。

その過度の楽観は、僕は、行き過ぎだと考えています。
マーケットは楽観的過ぎると考えています。

様々な能書きや説明、根拠、思考につきまして、よろしければ是非、アウトライヤーマガジンをご参照頂けましたら幸甚です。

アウトライヤーマガジンは、NEOさんのアカウント@NZensinを訪れて頂き、プロフィール欄にあるhttp://note.com/neo_btcをクリックして頂きますと、アウトライヤー寄稿全部をマガジン形式で、無料閲覧できるようになっています。どうぞよろしくお願い致します。



第112回へ続く


最後に …
これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース

11月27日 第1回スペース 2時間

12月18日 第2回スペース 2時間20分

12月22日 第3回スペース 12分間

12月24日 第4回スペース 20分間

12月30日 第5回スペース 20分間

2023年1月19日 第6回スペース 8分間


関連note

私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」


🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。


🍅注意事項
①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

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