米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿72
米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第72回を全文無料で皆さまにお届けします。
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弟子のNEOさんへ
アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。
第5回スペース アメリカのマーケット
第71回から続く
ノー・ブルシット、言い訳無用
第72回の寄稿は、冒頭から品の良くない言葉の使用で大変申し訳ございません。
通常ですと、BULLS**Tとか、「*」アステリスク(asterisk)を適度に使用して、言葉そのものが全部は見えないようにするのが適切かと思います。
ここでは、ニュアンスをお伝えするために、あえて、*アステリスク(asterisk)の使用をしていません事、あらかじめ、お詫び申し上げます。
NO BULLSHIT!
人ぞれぞれに、よく、座右の銘とか好きな言葉とかあるのではないかと思いますが。僕にもそれは一様あるのですが、これ(NO BULLSHIT!ノー・ブルシット)は、座右の銘でも何でもありません。(笑)
僕自身が直接仕えた、ニューヨークでマネジメントに携わる人達に、ほぼ共通していたのが、これ、No Bullshit!(ノー・ブルシット)でした。
No Bullshit!~くだらない、アホな、機能しない話はなし。言い訳無用。一切、機能しない話や戯言、言い訳は受け付けない、くだらない、役にも立たない、実現できもしない、そんな話持ってくるな!わずらわせるな!~というようなニュアンス、暗黙のルールのようなものです。
いつの間にか、僕自身にもこれが根付いていました。
No Bullshit!これは、深く印象に残るを超えて、これが全てな感じです。(笑)今でもです。(笑)
本当に、み~んな、み~んな、No Bullshit!で生きているというか。(笑)
そして、straightforward(ストレートフォワード)(いたって率直で), straightshooting (ストレートシューティング)(いたって率直、焦点定めてまっ直ぐにパシッと行こうぜ)というスタイルでした。
No Bullshit! straightforward, straightshooting ~まさにウォール街、そこにあった姿、僕の目の前にあった、体感してきた姿、仕事に取り組む時の基本的なわかりやすい姿勢です。(笑)メリハリがありました。メリメリになっちゃいけないと。(笑)
あまりパフォーマンスが上がらず、少しでも手っ取り早く、目立つことをしようと何か大きな構想を花火のように打ち上げるだけ打ち上げるのだけれど。
SNS上の炎上商法については、それをしたことがないのでよくわかりませんし、それが良い悪いという事についてコメントできる立場にありません。が、ウォール街で見た、少しでも手っ取り早く、目立つことをしようと何か大きな構想を花火のように打ち上げるだけ打ち上げるという手法は、そのプランが現実からかけ離れていたりするケースでは、長続きせず、結果、消滅し、気づいた時には、いつの間にかその人がいなくなっていましたというケースもありました。
まあ、何の世界もそうでしょうが、地道に継続してコツコツやる以外、それほど、すごい手法ってなかなかないと言うか、何と言うか。
全体的に、基本、スルーする、相手にしない、という感じが強かったがゆえ、置いて行かれる、取り残されて行く、それで誰かに取って代わられる、というようなイメージを記憶しています。(笑)
基本、僕の周囲いた人達は、ロー・キー(地味に、そんなごちゃごちゃいうわけでもありません)な人達が多かったです。
専門家と称して、まことしやかな話をしていても、よく聞いてみると話が矛盾していたり、論理破綻してますよねえっていう話や、言いっぱなし、しゃべりっぱなし、フォローアップがない、焦点をそらして話をすり替える、こういう感じの事は、全部無視、スルー、相手にされない事だったかと思います。
QT量的引き締めの時代
このQT量的引き締めの時代、金利上昇継続の時代、アメリカでは、これから、さらに顕著に、解説者、評論家、個人投資家、インフルエンサー、フォロワーの構図や存在、その在り方も、大きく変わって行く事になるだろうとの話題を最近よく耳にします。それはそれで、そうなった場合は、至ってヘルシー(健全)な事だとも思います。
昨日、まず、アメリカの個人投資家について述べました。
「押し目買いに慣れ切った投資家」
先日まで、ベアー・マーケットラリーがありました。
繰り返しになりますが、それは終了したと僕個人は現在そう考えています。
それで今、僕はベアー・マーケット(弱気相場)の中にいると思っています。
ベアー・マーケット、甘く見ない
自分に強く言い聞かせていることは、自分の実体験から、ベアー・マーケット(弱気相場)というものを軽んじない事、甘く見ないという事です。
ボトム・フィッシャー、ボコボコにされる
Bottom fisher(ボトム・フィッシャー)~投資家として考える事の出来る最安値・底値を念頭に入れて買いに入る人達。時に、このボトム・フィッシャーが、機能しなくなる、ボコボコにされる、ヘロヘロにされる、一時立ち上がれなくなりさえするのが、ベアー・マーケットの怖さなのだと認識しています。
繰り返しですが、アメリカは、CPIコアインフレが6.0%、FRBのターゲットのまだ3倍、金利を引き上げ継続している局面にあり、そして、リセッションが議論の的になっている局面です。
スペースでも寄稿でもリスクマネジメントについて述べました。リスクを侮ってはいけないと僕は思っております。リスクを侮ってはいけませんと自分自身に言い聞かせております。
常々、僕は、「高く売って、安く買い戻そう」とか「安く買って、高く売ろう」とかという発想はほとんどなく、自分がその中でその当事者として見立て、計画・定義した、一(いち)トレンドを獲りたい。タイミングは出遅れてもいいし、少々遅れてもいいから、それに乗れれば、乗りたいという発想で行動をとっていますとこれまで述べて参りました。僕は、それを今でも自分自身に言い聞かせています。
マインドセットも大切
ファンダメンタルズ分析もテクニカル分析も大切です。
でも、マインドセットも大切、大事だと僕は思っています。
人様に恐怖心を植え付けようとか、弱気を煽ろうとか、僕の見立ては正しい、マーケットはこうなる、ああなるという、類を押し付けようというコメントでは全くありません。
スペースでも言いました通り、ウォール街の会社を代表している立場にあるストラテジストがそれを顧客への正式レポートや正式コメントとして述べるならともかく、ウォール街で、一般的にそういうの、そもそも、なかったです。これは以前にも述べましたが、現実世界、対面で、「どのようにご覧になっていますか」と聞かれて「私にはわかりません」と第一声、表向き述べる人達も、その立場上から、多かったですので。(笑)
個人投資家さん向けなのか、そういう「マーケット予想」コメントが、ここにきて、結構、アメリカで揶揄されている事実は否めませんので、念のため、僕は、僕個人が自分自身に言い聞かせている事や意識している事をノートして、寄稿させて頂いておりますという事を基本に、よろしくお願い致します。
昨日、アメリカのある専門家の方は、「ちまたにあふれているのは、マーケット予想と称して、個人の希望的観測、今後マーケットにこうなってほしい、ああなってほしいという”願い”を思い思いに述べているにすぎないコメントばかりが目に付く。悲惨。」とさえおっしゃっておられました。(笑)
第65回と第69回の寄稿で述べました「オプション取引が年末の株価に潜在的にインパクト」という観点から、年内、12月30日のマーケットを見て、これまでの思考や目線に変わるところなく、年初からのマーケットを見て行こうとまずは思っております。
MAC10さんのチャートを、引用させて頂きます。
第72回へ続く
最後に …
これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース
11月27日 第1回スペース 2時間
12月18日 第2回スペース 2時間20分
12月22日 第3回スペース 12分間
12月24日 第4回スペース 20分間
関連note
私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
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②投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません。
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。
④『日刊宝の山』『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。
サポート🍓本当にいつも有り難うございます。