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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿41

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第41回全文無料で皆さまにお届けします。

🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。

笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。

背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。

一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。

第40回から続く


皆さま、NEOさん、昨日は、機械の不具合により、開始時間が遅れてしまいまして、申し訳ございませんでした。お詫び申し上げます。昨日は、大変楽しいひと時を頂戴出来まして、NEOさん、皆さま、大変ありがとうございました。今後ともどうぞよろしくお願い致します。


パウエル議長12月1日午前3時30分~ハッチンス・センター


昨日のお話の中でも取り上げさせて頂きましたが、
目先は、ここ(下記)に注目しています。
パウエル議長12月1日午前3時30分~ハッチンス・センター
「経済見通しと労働市場」
第32回の寄稿から~パウエル議長 12月1日午前3時30分~「経済見通しと労働市場」
ブルッキングス研究所からのお知らせによると、ハッチンス・センターで、FRBのパウエル議長が米東部時間11月30日午後1時30分から午後2時30分(日本時間12月1日午前3時30分から午前4時30分)の予定で、「経済見通しと労働市場」についてお話になるご予定という事です。

元FRBのエコノミストなどのアメリカの専門家のお話を聞いていると、引用~「パウエル議長は、このスピーチで、Fedは、ピボットしようとなどしないで、インフレが持続的に抑制されているという説得力のある証拠を目にするまで、引き締めを継続するだろうという事を、マーケットにリマインドする見込み」~引用終。

また、別の専門家は、ここでのパウエル議長のスピーチは、マーケットを現実に引き戻すスピーチになるのではないか、と予想したりしている専門家もいるようです。

このスピーチに絡めて、月末、月初、マーケットの動きには、注意を払いたいと思います。

Holger Zschaepitzさんがシェアしてくださったチャートです。
過去の寄稿および先日また、別のかたちで、寄稿させて頂きましたが、FRBが、月額最大$95bnのペースで、バランスシートの縮小に取り組んでいる事は事実です。ここにもひとつ現実があります。金利の引き上げバランスシート縮小の合わせ技だと考えています。



ガラッと変化します


そして、Vik Soienさんがシェアしてくださったチャートです。


僕は、第21回の寄稿で、「~、何が引き金になるのかは分かりませんが、恐怖指数VIX指数(Volatility Index・investor fear gauge)(米シカゴ・オプション取引所(CBOE)が、S&P500種株価指数を対象とするオプション取引のボラティリティ(変動率)を元に算出、公表している指数)の推移にも注目しています。投資家が先行きに対してどんなふうに不安を感じているのか。将来のマーケットに対する投資家心理を反映する指数ですが、一般的にVIXの数値が高いほど投資家の先行き不透明感も強いとされていますので、この数値が大きく上昇するという局面がもしかしたらあるのではないかなあと思いながら見ています。こういう数字は、ガラッと変化しますから。」

このVik Soienさんがシェアしてくださったチャートを見る限り、マーケットは楽観的と言うか、何と言うか。なんか、先行き不安などなくて、むしろ、ロージー・シナリオ(バラ色のシナリオ)にでも包まれているかのようにさえ見てしまいます。そんなァ~、なにも懸念ないんでしたっけ?と問いかけてみたくさえなります。ちょっと、現実とは違うような、?そんな感じです。そういう意味で、市場はいつ現実に戻るのか。はたまた、そんな事関係なく、このまま、どんどこ、上に行ってしまうのか。昨日も申し上げました通り、そこについて行って、一緒に踊る気にはなれません。

FRBの委員会のメンバーは、「"Cumulative tightening" and "lagged impact"~(ニュアンス)(これまで積み重ねてきた)累積的な引き締め、そして、その累積的な引き締め効果・インパクトは時差を伴って、引き締めそのものから遅行して効果・インパクトが出てくる。(引き締めが経済とインフレに与える遅効性)それを見てみたい」とおっしゃっていますが、金利の引き上げを停止するとか金利をいずれ下げるなどという事は微塵も言っていません。むしろ、パウエル議長は、昨日スペースで申し上げました、ジャクソンホールでの8分間のスピーチで、3点を明言していたわけですから。それから、まだ、3か月しかたっていないのに。頭の中は、???です。


インフレサイクルを経験していない


ここで僕は、以前に寄稿させて頂きました、下記を思い出すのです。

・圧倒的大多数の投資家さんが、インフレサイクルを経験していない

・インフレサイクルに対して準備できていない

・インフレとFRBの引き締めを織り込むという事に関して、
マーケットの方が遅れている

Vik Soienさんがシェアしてくださったチャートは、僕には、いたって、説得力があるように、見えます。

まずは、本日から、この日(下記)に絡めたマーケットの動きを見てみましょう。
パウエル議長12月1日午前3時30分~ハッチンス・センター
「経済見通しと労働市場」についてのご発言です。

ご参考までにですが、この報道も、どうぞ、ご覧になって見てください。
下記のブルームバーグ記事をブルームバーグ報道から引用させて頂きます。




第42回へ続く

最後に …

これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連note


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①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
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