見出し画像

米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿(5)

🍅🍅

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第5回目全文無料で皆さまにお届けします。

弟子のNEOさんへ


アウトライヤーより。外れ値です。でも異常値ではありません。

笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。


背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。

一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。


第4回から続く

寄稿を始めてから初めての週末。土日関係なく、投資されておられる皆様がいらっしゃる事、認識致しております。アメリカ株は週末ですから、よろしければ、少し、アメリカ株から離れて、アメリカ政治の話でもどうでしょうか、NEOさん。(笑)

政治の話に入る前に、クスクス笑う事が昨日あったのでそれをまずお伝えします。
前回第4回の寄稿で、引用した、CNBCのジム・クレーマーとチャート。

この図のもとの所有者の方もこのツィートで明確に「ウォール街メディアの最大のピエロ」って言っているように。僕も、最近は、ジム・クレーマーの話をまともに聞いた事はないですし、彼見るたびに笑うんですよ。でもね、「この人、一つ事をず~っとしぶとく継続していてすごい人だなあ。そこは尊敬に値するなあ。という深い敬意と尊敬の念があります。一方でその反面、彼の話のしゃべり方とか話の一方的な内容とか。敬意とともに、その何とも言えない内容の間に大きな落差があって、それが、クスクス笑いにつながるんでしょうね。コーヒー吹きそうです。

メディアの方々は人気商売でしょうから、そうするのでしょうけど。

以下は、自慢とかそういう事ではまったくありません。そこにポイント全くないです。僕は、実務・業務上、ウォール街の投資銀行の著名エコノミスト、ストラテジスト、アナリスト、トレーダー達と、自分が生きるために、たくさん親しく、密接に一緒に仕事しました。今でもウォール街で有名な人達は結構います。でも、重ねてここにポイントないです。

ポイントは、彼らは、一緒に話してもご飯食べても運動しても何しても、
基本「自分からあ~だ、こ~だ」ってあまり話さないんですよね」、静かな感じです。「記憶に残る彼らに共通する特徴は、自分からあまり話さない。ちょっと質問すると、人によっては、明確に、「ごめん。その件わからん」とか、はっきり言うんです、本当に。それでもこっちがちょっと聞きたいから、手を変えてもうちょっと質問すると、「君が尋ねるのでお答えすると~という言い回しではじまって」ここから、もうこの後は、流れ出るような、そんな事、誰も知らんぞな、分からんぞな、くらいのノリで、知識のオンパレード。素晴らしいコメントが爆発して流れ出るような傾向がありましたね」「その職責で責任ある立場にいる人程、この傾向は強かったですね」。
傲慢さとは程遠い、すごく表向き、静かで謙虚、メローな人達が多かったです。

彼らは、話するの、すごくうまいですが、その前に聞くのが上手いです。
聞き上手です。
それと、自分の話より、相手の質問をすごく注意して良く聞く傾向があり、注意深く耳を傾けてますね。

ですから、メディアとかで、一方的に喋るばかりの人見ると、敬意とは別に、クスクス笑いが止まらなくなるんです。「○○が切り込む。来年○○はこうなる」とか見ると、もうツボに入って、コーヒー吹いて大爆笑です。

先日ね。業界が少し違いますが、メジャーなメディアにもよく出演するアメリカでは広く知られた法曹界の重鎮が、やはり、それと似たような感じで「since you asked~」「あなたが尋ねたから答えるけど」、で始まって、後は、ものすごい知識のオンパレードでした。正確かつ簡潔に、聞き手が、欲しいものを提供してくれんですよね。

だから、僕は、どこにいても、自分のしゃべる順番を待つタイプの人には、今でも、あまり近づかないですね。(笑)

中間選挙を前にして~インフレの影響もあってか、高齢政治の影響もあってか、なかなかバイデン大統領の支持率が上がらない、低迷している事は事実です。

インフレが根強く根付いているのと同様に、政党政治の世界では、トランピズム(怒り、復讐、大ウソの永久化の3点セット)が根強く根付いています。

かつては、法と秩序、パーティ・オブ・リンカーン(リンカーン大統領の政党)であった共和党が、今や、トランプ氏を根強く支持するカルトの党になってっしまいました。

今回11月8日の中間選挙で、上下両院及び知事職、共和党候補者の顔ぶれを見ると、顔を覆ってしまいたくなるような、ウソばっかりの人達多いですね。どうしたら、そんなに、ウソばっかりが滝のように口から出てくるのか。スピーチ聞いていて、そんな風に感じます。ジョージア州の上院議員候補、ハーシェル・ウォーカー氏。私が(今よりは)若かったころのアメリカン・フットボールの名選手です。めちゃくちゃな嘘からウソ、うそ。のオンパレード。彼について、アメリカ人とオンラインで直接2,3か月前、話したことがありますが、私もそのアメリカ人も「彼は、アメフトの名選手。そういう事。政治の世界とは何ら関係ない。政治のイロハも知りえない人」という事で意見がピッタリ合いました。(笑)前にもお話しましたが、本来、何の世界でも、スキルやエキスパティ―ス(専門性)が優先されるべきところ、おかまいなしに、知名度と自分の言う事を聞くことが何より優先される構図。権威主義の怖いところです。

例えば、2年前の米上院議員選挙で選出されたアラバマ州のとある現上院議員。
アラバマ州にあるアメリカンフットボールの名門大学のヘッドコーチを長年務めた人です。知名度がすごく高かった人で、トランプ氏の子分的存在でもあります。上院議員に選出された時、ある書面で
「え~、三権分立につきまして~三権は、大統領府、上院、下院」
あれまあ。僕でさえ、その書面見た瞬間に、コーヒー吹いちゃいました。
そりゃ、アメフトの世界ではすごい人なんでしょうけど。
アメリカ法曹界のホンモノの重鎮の1人は、「アメフトのオフェンス、ディフェンス、スペシャルチームの3プラトーンと三権を勘違いしてるのか知らないけど、すごいね、いっそのこと、え~三権につきましては、オフェンス、ディフェンス、スペシャルチームでぇ~て言っても良かったんじゃねぇ」って呆れて、皮肉ってました。知名度が先。どこかの国でも頻繁に見たことあるような?悲しい話です。

また、別の議員は、10年以上、下院議員やって、その間、1本も法案通したことないとか。そのくせ、トランプ様、トランプさま、トランプサマで。なんのためのロー・メーカーなんだよ、って大批判の的だったり。政治家というのは、消耗品であり、選挙で取り換え可能。何の世界でも、2年くらいやってパフォームできないなら、交代するのがよろしいのでしょうから、下院の任期2年という決まり事は、僕は良いなと思っています。でも、こういう、なにもしない、ただのアジテーターみたいな人に、しっかりした支持基盤がついてたりするのが不思議です。都会の事情と地方の事情の違いでしょうか。

政党政治といっても、共和党上院のマイノリティ・リーダーであるミッチ・マコーネル上院議員の事をトランプ氏は忌み嫌い、徹底的に攻撃し、奥さんまでも(アジア系アメリカ人)人種差別的に攻撃しています。
自分の言う通りにしない、言う事を聞かない、従順でない、気に入らない、そういう人達は、全て自分に対してはむかってくる人と考え解釈するようで、自分以外は誰かれ構わず、攻撃するのがトランプ氏です。自分以外に興味ない人ですから。(マリグナント・ナルシスト~悪性のナルシストと呼ばれることも往々にしてあります。一種の病名)

インフレが市場に大きく影響を与えているのと同様に、過激で暴力的なトランピズム信奉者や白人至上主義団体・プラウド・ボーイズやオース・キーパーズ等が勢力となって、国を分断しようとしてるその要因になっていると言っても過言ではありません。

また、一方で、トランプ氏、トランピズムは、キリスト教福音派を中心に宗教関係者とも複雑・密接に絡み合っていて、政教分離ではなく、それどころか政治と宗教が合体さえする形で、トランプ氏を個人崇拝(かつてのソ連のスターリンのように)する風潮が高まってから、もう久しいです。

一方で、「政教分離だ!」もうこうなったら、「教会に課税しろ!」という大合唱も聞こえてきます。

前にも話しましたが、トランプ氏の支持者達は、トランプ氏がものすごく仕事をして彼らのためにすごく役立ってくれるから、トランプ氏を支持しているのではありません。そもそも、トランプ氏、ホワイトハウス時代もテレビばかり見ていて、週末はゴルフ、あまり仕事しません。ですから、支持者達も、そんな事そもそも考えてもいないでしょうし、期待もしていないでしょう。税金下げてという願いくらいはあるかもしれませんが。

この支持者達が、日頃、忌み嫌う、思想・政治理念・考え方・社会的立場・人や政党に対して、トランプ氏が意味なく、考えなしに、徹底的に攻撃してくれる事(トランプ氏は自身の信奉者数拡大のため)に満足し、自分達の惨めさを集団で、その怒りに反映させて、憂さ晴らしながら、謳歌しているわけです。悪性のナルシストが集団ナルシズムを増長させている構図です。良く集団の方は、羊に例えられたりしてます。

トランプ氏は、様々な件で、捜査の対象とされており、また、多くの民事訴訟も抱え、自分の3人の子供達(イヴァンカ・トランプジュニア・エリック)が経営するトランプ・オーガニゼーションも様々な角度から捜査されています。トランプ氏のお父さんの代から会社の大番頭を勤めたアラン・ワイセルバーグ氏も起訴されました。今後もいろいろなニュースが出てくるでしょうね。

ツー・ビッグ・ツー・フェイル(大きすぎて潰せない)


さて、2008年、2009年金融危機当時、僕はさんざん、金融機関に対しての、ツー・ビッグ・ツー・フェイル(大きすぎて潰せない)という言葉を聞かされてきました。
今回の金融市場と2008年のそれを単純に比較するつもりはありません。

リーマンショック当時は、機関がもっと、もっと大きくなろう、寡占状態?大きくなればなるほどつぶせないだろうという事さえ体感していました。

この4月頃読んだ、アメリカ例外主義(American exceptionalism)というオンライン記事では、ツー・ビッグ・ツー・フェイルにかけて、悲しいかな、まだ、大統領経験者については、ツー・ビッグ・ツー・ジェイルなのではないかと記されていました。

(大統領職経験者はその存在が大きすぎて、逮捕して牢屋(ジェイル)に入れられないというニュアンス)

アメリカ合衆国がその国是、歴史的進化あるいは特色ある政治制度と宗教制度の故に、他の先進国とは質的に異なっているという信条として歴史の中で使われてきた概念について書かれた記事でした。

2020年1月20日、バイデン大統領就任以降、多くの、それこそ、過半数と言ってもよいアメリカの人達は、トランプ逮捕、刑務所送りを熱望してきました。このマグマには、それはもう、すごいものがあります。それは多くの一般的なアメリカ人が、望んでいる事でもあると思います。1月6日の議事堂襲撃事件の責任や司法妨害・ホワイトハウス・機密文書持ち出し事件で捜査され、そうなる事をガーランド司法長官に期待している事、大であると思います。

第二次世界大戦中のドイツの例を思い出してみてください。ヒットラーは、やはり、一度、国に対してのクーデター失敗で11日間収監されていました。しかし、それから、約10年の時を経て、彼は、政権を獲り、後はここで申し上げるまでもありません。

イタリアの総選挙で勝った極右「イタリアの同胞(FDI)] メロー二党首
イタリアで初めての女性首相誕生でしょうが、複数のアメリカの専門家の話を聞いていると、この人、まさにファシスト以外のなにものでもありませんね。

仮に、トランプ氏が今後どのような形なるにせよ、トランプ氏がもし仮に、逮捕され、起訴され、収監されたら、国民感情として、待ち望んだ、人々の胸のつかえ、溜飲はグ~ンと下がるでしょうが、それがポイントでもありません。

トランプ氏(不動産ビジネスで幾多の失敗後、テレビのエンターティナー・その後大統領まで上りつめた人、でも無法者だという評価が一般的です)とショーマンである演出家のスティーブ・バノン(ゴールドマン・サックスでかつて働いたこともある人)が企画して、掘り起こし、たきつけた、トランピズム、陰謀論、それそのものが、生き続けている事が問題なのです。

トランプ批判でも有名な俳優のロバート・デ・ニーロ氏は、かつて、「トランプの野郎はもうどうでもいい。自分が生きているうちにそれがおこるかどうかはわからないが、若い奴らの間で、トランプなんかよりも、もっと優秀で、ずる賢くて、鋭敏で、敏感な奴が出てきた時、そいつがトランプの使った手法をより進化させて、トランプ以上に(権威主義にこだわった時)権威主義者になった時、それをアメリカの将来として、一番、心配しているんだ」と危惧していました。

アメリカ合衆国は法治国家です。(ルール・オブ・ローの国です)
最も大切な点は、国民から選ばれた議会議員は、合衆国憲法に対して忠誠を誓うのあって、「人」「特定の個人」に対して忠誠を誓うのではありません。
(合衆国憲法に対して、トゥルー・フェイス・アンド・アリージャンスなのです)

それが、今や共和党は、憲法ではなく、トランプ氏にみられるように、「人」「特定の個人」に対して忠誠を誓う党になり下がったと大批判されています。

トランプ氏は、アメリカ合衆国憲法を守り、大統領職を遂行するために、選挙によって国民から負託された人というよりも、自分の事を「王・キング」「専制的絶対権力者・君主」というような認識ですから。無法者という一般的な評価にうなずけますね。

在任時ホワイトハウスの記者会見で「アメリカ合衆国の大統領は、全体主義的絶対権力者なんだ」と訳の分からない事を言って、CNNはじめ記者達に反論されていました。権力に対する解釈と認識が、かなりずれていた事は事実です。

ブッシュ政権の時、副大統領を務めたディック・チェイニー元副大統領が用いた
「Unitary Executive Theory」「一元執行政府」の概念。解釈上はこれの強力バージョンもあるのですが、トランプ氏の権力に対する解釈はこんなものではありません。比較する事も出来ません。「自分は神から選ばれた人間だ」というくらいですから。

チェイニー元副大統領のご息女・リズ・チェーニー氏を僕はすごく尊敬していて、1月6日議事堂襲撃事件の調査委員会で徹底的にトランプ氏を追求し続けてほしいと思ってこれまで来ました。中間選挙で、共和党が勝てば、1月6日調査委員会は、解散に追い込まれることも予想されますが、ここからは、米司法省の出番だと思っています。

ホワイトハウスは米国民のハウスです。エアー・フォース・ワンは米国民の飛行機なのです。「俺の家、俺の飛行機ではないのです。」

トランプよりも、もっともっと優秀で、鋭敏な人として、トランプ氏以外で、今一番に名前が挙がる人は、ロン・デサンティス現フロリダ州知事(共和・44歳)です。

ルパート・マードック氏が率いるメディア王国・ニューズ・コープ。

極右やトランプ支持者に人気のフォックス・ニュースを運営しています。

これまで、どんな時も、大統領退任後も、トランプ氏が主に出演してきましたが、この春先頃から、トランプ氏ではなくて、徐々に、デサンティス氏の出演が多くなり、最近はトランプ氏をさっぱり見かけなくなりました。今や、フォックスはトランプからデサンティスにシフトしたと言われています。

トランピズムが生き続ける事、アメリカが権威主義に走る事、これほど、恐ろしい事はないのです。

最近のトランプ氏~先日亡くなったトランプ氏の一番目の奥さん、イヴァナ・トランプさん。亡くなった時、その死因についても、そのタイミングの問題も含めて様々な憶測さえ飛び交いました。

生前、彼女が、トランプ氏は、若い頃から、ヒットラーの本(我が闘争)を持ち歩いていたと語っていたのが印象的です。

お葬式の時、家族が整列する一番前で、トランプ氏は「トランプ2024」のプラカードのようなものを静かにみんなに見えるように掲げ持って立っていました。
お葬式の時までも?自分をアピール?と話題になっていました。

イヴァナさんの埋葬は、トランプ氏所有のゴルフ場の一角でした。
どうして、ゴルフ場に埋葬したのか。
税金に関わる、アメリカ合衆国・内国歳入庁(IRS)は、今後、この場所を、
ゴルフ場として見るのか、それとも、今後、墓地として見るのか。
大きな話題になっていました。
一番最初の奥さんの死でさえ。。。。。。
トホホ。みなまでここでは言いません。ご想像にお任せします。

獄中死した、アメリカ史上最大のネズミ講詐欺とされる事件の首謀者で元ナスダック・ストック・マーケット会長のバーナード・マドフ受刑者。
アメリカのある著名人は、
「バーニーは、弁護士を雇う事の出来る人達をだまして、詐欺を働くが、ドナルド(トランプ氏)は、弁護士を雇う事の出来ない貧乏人から、お金を巻き上げて、むしり取ろうとするから手が付けられない」と痛烈に批判していました。

しょっちゅう、トランプ氏、トランプ一族は、支持者に対して、5ドル、10ドル、15ドル、20ドル、25ドル、50ドル~といった具合に少額献金を募っています。
クリスマスなどの時期になると、トランプグッズのセールをアピールしたり。
「あなたの大好きな大統領のネーム入りグッズが今なら○○ドル」といった具合です。

「本当のビリオンネアは、少額献金は募らないだろう」と語っていた、政治とは一線も、二線も画す、ホンモノのビリオンネアもいました。

またいつか機会があれば触れますが、ロシアのプーチンは、トランプ氏にかなり、かなりの昔、相当以前から、トランプ氏がそれを意識したか意識していなかったかは別にして、目をつけていたようですね。

1月6日の議事堂襲撃事件の捜査は別次元として、
今話題になっている事は、トランプ氏がホワイト・ハウスを去る時、アメリカ合衆国の機密文書を大量に、フロリダ州の自宅に持ち出した事です。FBI,司法省が捜査しています。機密文書の取り扱い違反をした人は、それが実証された時、もう公職に就けないと法律で定められていますが、それについて、トランプ氏は自分が指名した、自分の息のかかったキャノン判事に命令して、少しでもトランプ氏に有利に事が運ぶように、この判事を動かしました。

それで、トランプ信奉者のこの判事から、トランプ氏に有利に働くように、判事命令が出されたり。この判事も僕から見ると結構な食わせ物に見えますが、法曹界で正統的なキャリアを積んだプロの人達から見ると、何を根拠に判事に任命されたのか、かなり、かなり、相当、不思議な感じのする人のようです。

キーワードは、「スキル、経験、実績、エキスパティ―ス(専門性)の前に、そんな事どうでもいいから、まず、権威主義者の言う事を聞いてその通りに動く事。権威主義者に気に入られる事。」

経験はないけど、その将来性に期待して抜擢するという話とは全く異なります。

トランプさん、機密文書大量に持ち出して、どうするつもりだったんでしょうね?
どこかよその国に、アメリカ合衆国の最高極秘事項、機密事項を売るつもりだったんですかね?と疑いの目が向けられている光景を何度も見ました。

トランプ氏について書かれた、「THE USEFUL IDIOT」(使えるバカというニュアンス)の本を約1年半くらい前に購入して全部読みましたが、今でも、まだ、共和党やその支持者達にとって、トランプ氏はUseful Idiotなのです。トランプ氏、トランピズムは引き続き、今も、この時、この瞬間、アメリカ合衆国の脅威なのです。

Donald Trump v. The United States: (ドナルド・トランプ対合衆国)
ピューリツァー賞を受賞した、ニューヨーク・タイムズ紙の敏腕レポーター・マイケル・S・シュミット氏によって、以前に、執筆された興味深い本です。

トランプ氏とスティーブ・バノンの台頭以降、民主主義vs.権威主義の観点から、アメリカ政治を見ている僕ですが、その昔、文芸春秋 故半藤一利氏が執筆した「昭和史」という本を2,3度読み返しました。「アメリカがくしゃみをすれば、世界が風邪をひく」「アメリカがくしゃみをすれば、日本が風邪をひく」と言われて久しいです。世界の構図は刻々と変化しますが、出来る範囲で知っておくことだけは大切だと思っています。政治も経済も。

FRBは日銀の事を研究し尽くしていると思います。日銀もまたFRBの事、研究し尽くしていると思います。

第6回へ続く



最後に …

これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
もし、この記事を最後まで読んで頂けて、良かったなと思ったら「スキ」をクリックお願いします!


関連note


🍅注意事項

①不特定多数の者により随時に、誰でも閲覧可能な無料記事です。
投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『日刊宝の山』『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。


サポート🍓本当にいつも有り難うございます。