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米国株師匠🍅アウトライヤー寄稿68

米国株の師匠🍅アウトライヤー様からの寄稿🍅第68回全文無料で皆さまにお届けします。

🍅🍅

弟子のNEOさんへ
アウトライヤー
より。外れ値です。でも異常値ではありません。
笑って許してくださいね。ごゆるりとお時間ある時ご覧になってください。
背景にある経歴:80年代後半から、ペインウェバー証券会社、メリルリンチ証券会社、ベアー・スターンズ証券会社等々の外資系証券会社東京支店法人営業部門に勤務。外資系企業生活で24年の歳月が流れました。
ペインウェバー証券会社ニューヨーク本社にて、2名のメンターのもと、米国株式業務を基礎から習得。なぜ、2名だったかと言いますと、フロントオフィス業務用に1名=MIT出身のトレーダーで数学者、バックオフィス業務用に1名=米国では名の知れたバックオフィスの専門家でした。当時、NY証券取引所にもしばしば、足を運び、入り口から出口まで、叩き込まれました。その後、日本国内の機関投資家向け外国株式営業に携わり、メリルリンチ証券会社とベアー・スターンズ証券会社では、それぞれ東京支店法人営業部門外国株式営業部長として、東京、ニューヨーク(ウォール街)、ロンドン(シティ)を中心に、アジア諸国も含めて、世界中を飛び回りました。グローバル株式・金融業務に従事する上で、メリルリンチ証券会社では、当時のメリルリンチ・グローバル株式営業部門におけるアジア地域2名のグローバル・エクティ・コーディネーターの1人として、米国株式を中心に、グローバルに株式業務推進役の職責も兼務。(この時とっても楽しかったです)
2012年2月に外資系企業生活を終えました。
同2012年年春から、日本企業の顧問に就任。
一貫して、この30年超の期間、何度も何度も現地に足を運び、そこにいた人々と直接仕事をした事を含めて、アメリカの金融政策、アメリカの株式市場を見つめてきました。



第3回スペース 12分間


第4回スペース 20分間


第67回から続く


ベアー・マーケット(弱気相場)は継続している


アメリカの株式市場について、ベアー・マーケットラリー終わったと思っています。今回も、あれだけベアー・マーケットラリーで戻したけれども、それでも、それはベアー・マーケットラリーだったと、ベアー・マーケット(弱気相場)は継続していると、僕の場合はそう認識しています。


ブル・マーケットが始まる時、新しい個別の銘柄が牽引役


以前に、新しいブル・マーケットが始まる時というのは、それを牽引して行く新しいサブ・セクターやその中でも新しい個別の銘柄が出て来て、それらが牽引役となり、その内容が新しく変わっていると述べました。そうなるのに時間がまだかかるとは思っています。


ヨーゼフ・シュンペーター



かつて時々ですが、シュンペーターイノベーション理論などについて議論した事があります。学術的にどうかこうかは別として、すごく短く言いますと、「技術革新、イノベーション、新しい事が起こる時って、新しもの同士の組み合わせ、新結合、それが起こり、そこから」ってことです。キーワードは「新しい○○。新しい製品、サービス、生産方法、市場、資源、組織」
マーケットの牽引役についても、こんな発想や概念から見ています。

アメリカのダイナミズム


ちょっとまあ、今すぐに、そこへ行くのには、時間がかかるのかなあと。
そこ行くまでに、これまで過去67回の寄稿やスペースで述べて来たような事に先に注目しながら、その上で、いずれまたそういう日が来るだろうと思っています。投資というのは、やはり、夢がないと面白くないですから。アメリカのダイナミズムって、こういう部分にたくさんありますからね。

これまでの寄稿で述べてきたことや、過去4回のスペースで述べてきたような事を踏まえながら、リセッションクレジット・イベントさえも視野に入れながら、新しいブルマーケットを迎えられるように、また、強気になれる日が来るといいなあと期待しています。

しかしながら、今は、まだ、ベアー・マーケット(弱気相場)の中にいるわけですから、その中で対応して行くという事だと、僕は考えています。


ミンスキー・モーメント


ベアー・スターンズ

2008年ベアー・スターンズの週末をはさんだ72時間サブプライムに端を発した金融危機の時は、2007年からその2008年3月中旬、その瞬間まで、結構みんな呑気と言うか、気にしていないというか、忘れていたというか、災害は忘れたころにやってくるというか、そんな感じの記憶があります。それ以降、ずっと、金融量的緩和時代だったわけで。それについてはもう何回も寄稿やスペースで述べさせて頂きました。

そういう事を目の前で実体験した人間として、次に何か、10年単位もしくはそれ以上の期間で、ミンスキー・モーメントMinsky Moment~好調な経済において、それまで見えていなかったリスクが表面化し、資産価格が急落する時・瞬間)のようなリスクや何か大きなことが何かありそうな時は、少しでもそれについて述べた方が良いと思ってきました。

2007年夏頃、「サブプライム問題は、何ら問題ない。システミックリスクではない」と記者会見で言い切っていたウォール街のとある巨大投資銀行の当時のCEOの顔が思い浮かびます。(苦笑)当時は金融危機。

警鐘を鳴らしている人達がウォール街にたくさん


今回は、すでに警鐘を鳴らしている人達がウォール街にたくさんいます。

金利を引き上げを継続している局面というのは、何が起こるかわからないので、もちろん、要、要注意としています。
そして、それは、
・金利引き上げを継続して行く局面
・金利引き上げを終了する局面
・それをしばらくの間、その引き上げた高い金利水準で維持する局面
・金利を初めて引き下げ始める局面
それぞれの局面で、それぞれにマーケットの反応は異なるはずだと思っています。第63回~65回の寄稿で寄稿しました通り、ここをよく、丹念に見て行った上で、それを克服して行って次のブル・マーケット(強気相場)をイメージして行きましょうと思っております。

多くのギアチェンジが必要


このような事から、まず今後については、波が荒い、途切れ途切れ感の強いマーケットになる事も十分に考えられますから、途切れ途切れ感について行けるように、その心の準備をしています。結構、多くのギアチェンジが必要になるのかなあと今から想像したりしています。

10月こそが底だったんだ。あれが底で、これからS&P500は、5000に向けて上昇するんだ」というアメリカの方のご意見を2つくらい12月中旬頃とそのずっと以前にそれぞれ聴きましたが、僕の場合は、それらのご意見には組しておりません。ご意見はご意見として拝聴致しております。

投機やごく短期のトレードをする場合はこれはまた別だと思いますが、僕の場合は、ベアー・マーケットラリーに乗っかった場合は、それがどこまで続くのか、どこのまで戻るのかが、よくわからないので、乗ったらすぐ降りないと怖いなあとさえ内心いつも思います。

自分に合っているやり方は、条件を5つくらい取り出して、シナリオいくつか書いて、どれか一つを採用して、目線を決めて、自分の計画を執行しながら、ひとつのトレンドを追いかける。そこで利益が伸ばせれば伸ばしたい。ゆえに、そもそも「安く買って高く売ってやろうとか、高く売って安く買い戻してやろう」という気持ちはもちろんそれはそれでわかりますが、僕の場合はそこに固執するよりも、そのトレンドを追いかけたい、そのトレンドを獲りたいという気持ちが強いです。

以前にも述べましたが、イメージとしては、昨日の高値が今日の安値とか、昨日の安値が今日の高値みたいなイメージです。

山登りに例えますと、低い山でも高い山でも頂上まで登る事が目的ですが、山を降りる時、これもすごく大切です。時に登る事より、降りる事の方が。降り方間違ったら大変だと思ったりします。マーケットについてそんな感じです。

マーケットに関して、降りる時、その降り方って難しいなあといつも思いながら、それはもう神経を使います。だから、今では、降り切った時ポジションがゼロになった時には、「無事これ名馬」、あまりごちゃごちゃ考えないと自分に言い聞かせながら、割り切るように努めています。マーケットから、降りる時、難しいですね、僕にとってはですが。

Cheddar Flowさんがシェアしてくださいました~「投資家のセンチメントとしては、52%が弱気、20%が強気(12月15日~12月21日)前回このようなセンティメントが起こった時というのは、10月に$SPY(S&P500ETF)が安値を付けた時です」

話しは変わりますが、やはり、最近こういう報道からは目が離せません。ロイター記事の引用です。


第69回へ続く


最後に …

これからもアウトライヤー様からの寄稿🍅を皆さまにお届けするつもりです。
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関連スペース


11月27日 第1回スペース 2時間


12月18日 第2回スペース 2時間20分


12月22日 第3回スペース 12分間



12月24日 第4回スペース 20分間

関連note



私、アウトライヤーは、OUTLIER とは関係ありませんが、
OUTLIERは素敵な商品です
OUTLIER 「相乗的にパフォーマンスを高める食品と栄養素を集約。」




🍅注意事項
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投資助言行為に該当するアドバイスは行いません。短期動向や個別の運用相談に関するご質問へのご回答は一切行っておりません
③投資の最終決定はご自身のご判断と責任でおこなってください。

『日刊宝の山』『アウトライヤー寄稿』は利益を保証するものではありません。


サポート🍓本当にいつも有り難うございます。