見出し画像

新卒入社から15年。いくつか転機がありました。(後編)

前回の続き。

『え、何のためにこんな必死になってるんだっけ??』

そんな疑問を持ちながらも、日々の忙しさに流されて考えることを後回しにしているうちに、2人目の子供のことを考えるようになります。

と同時に、今の会社でこの先も働き続けるのか、という思いも出てきます。

もっと無理せず働ける会社に転職した方がいいのではないか?

ただでさえ心身共にギリギリの生活をしているのに、もう一人子供が増えてそれで自分やっていけるのか?

かといって今のこのタイミングではたとえ転職しても転職先で就職してすぐに産休育休取るわけにもいかないし、そう考えると子供タイミングを先送りにする?

でもそれだと年齢的に自分の理想とはかけ離れたプランになるかもしれない。

そう考えるとやはり今の会社で継続して頑張るのが最善か。

一応転職サイトにも登録してみたりして、世の中に自分が働けそうな会社があるのか、少し探してみつつも、結論が出せないまま堂々巡りをしている中で、第2子を妊娠することになりました。

妊娠経過は1人目とほぼ同じで初期は絶不調、むしろ上の子がいる分、余計手もかかり入院したり休職したりしながら、なんとかかんとか出産までこぎつけました。

1人目も2人目も、妊娠期間は全然思うように働くことができなくて、職場の人にはすごく迷惑をかけてしまったな、という思いはあります。

フォローしてくださった方々には復帰して仕事でお返ししたい、そんな思いを胸に抱いて二度目の育休復帰を果たすのですが。


……またしても復帰後の業務は変わり、部は同じでも別グループへの配属となってしまいます。


転機その3:2度目の育休復帰(時短勤務)

またしても新しい仕事、新しい人間関係。

前回よりも一緒に働くチームの規模は大きくなり、また契約社員、派遣社員が社員数より多いグループ。

そんな中に、いきなりポッと時短で入ってきた新人中堅社員という、また扱いにくそうな私(笑)。

みなさんがどのように受け入れてくれるのか、かなりドキドキしていたのを覚えています。

唯一の救いは、今回は全くの初めましてではなく、お互いに顔や存在は認識している程度の関係性ではあったことで、人見知りの私としてはそこは少しだけ安心した要素でした。


そして2度目の職場復帰は、自分自身も、家庭も、また会社も、前回といろいろと状況が変わっていました。


<自分自身>

  • 復帰後のペース配分がある程度予測できるようになっていた

  • できないことは人に頼ることを覚えた(自分からSOSを出せるようになった)

  • 困った時にちゃんと相談できる人間関係を築けるようになった

  • 自分がやることにこだわらず、結果を出すために何か最善か、という視点で物事を考えられるようになった


<家庭>

  • 夫が転職し、朝の子供の送りを担当してもらえるようになった

  • 夫に時間的ゆとりができたことで、家事の分担見直しができた


<会社>

  • デスクトップPCからノートPCに移行し、テレワークができるようになった

  • 育児/介護のための在宅勤務制度のトライアル中で、週2日まで在宅勤務が認められるようになった(後に正式に制度化)


これらのことが重なって、気持ちの面でも身体的な面でも少し負担を減らすことができた状態での復帰だったこともあり、復帰後は比較的スムーズに職場にも仕事にも馴染んでいくことができたと思います。

在宅勤務は業務の特性上、取得は難しかったですが…


さて、そうして働いていくうちに、昇格の機会をいただきました。

特別上昇志向があるわけではないのですが、同期の中ではやはり妊娠出産で昇格は遅れていたこともあり、また純粋に頑張りを認めてもらったと感じられて、昇格自体は嬉しかったです。


そしてその後はリーダー的な役割を担いつつ、20名弱のチームで働いています。


当然、求められることも増え、それに応えきれない自分に焦りを感じつつも、メンバーの力を借りながら何とか今日もやっています。


現在はプロジェクトを2本と、他部署との兼務業務を抱え、時短なのに残業というちょっとあまり望ましくないよね、というパターンの働き方になっています。


上の子は小学校中学年。
学童は定員オーバーで入れずに、学校から帰宅後は一人でお留守番。

下の子は19時ギリギリに保育園お迎えに走り、お迎え最後メンバーのスタメンです。


帰宅後は仕事でくたくたですが、最低限の家事と子供の世話はしなければなりません。

また正直、仕事がキャパオーバーになっており、家で仕事のことを考えなければ間に合わない状態です(それでも追いつかないですが…)。



そうなってくると、仕事に対してまたいろいろ考えるようになり、


『家庭の時間に仕事が侵食している状態は嫌だ』

『やりきれない仕事を通勤時間や家に帰ってからも考えている状態って、みんなこれ普通なのか』

『結局自分はどういう風に働きたいのか』


といった疑問がわいてくることになりまして、それがきっかけで本noteを始めてみました。


自分の中で考えや思いが整理されて、本当に自分はどうしたいのか、ということが明確になることが目標です。

最後まで読んでいただきありがとうございます!