見出し画像

八幡竈門神社の三本指の鬼の石段 ねんど日本昔ばなし 別府市

画像1

物語


竈門の里の悪鬼が、夜毎、人を喰い殺し里を荒らしていた。

里人の鬼退治の願いを受け、八幡様は悪鬼に約束させた。

「一晩のうちに百の石段を作ることが出来たら

 人間を生贄にやろう。

 出来なければ里に出てきてはならぬ」

鬼はあちこちの谷川から石を運び石段を造り始めた。

・・・・

画像2


九十九段まで造った時

まだ石段は出来ぬかと神様が尋ねた。

鬼はその言葉に一息ついた、その時、夜明けを告げる一番鶏が鳴き太陽が昇った。

鬼は驚いて逃げて行き二度と里に現れなくなった。

石段を見ると、下の方は丁寧に造られているが上の方は雑だという。

画像3


神様は鬼の九十九段の石段を評価し、龍神を使いに出し鬼を改心させた。

鬼は、今では「かまど地獄」の門番として真面目に働いているという。

「かまど地獄」にいる龍神は、鬼が再び悪事を起こさないよう見張っているのだそうだ。

.
八幡竈門神社の鬼がが三本指なのは、「貪欲」「嫉妬」「愚痴」を現しており「知性」と「慈悲」が欠けているからと云われている。

ロケ地や、人形の事など

画像4


百の石段を築き終える直前に夜が明けてしまい逃げ出す、三本指の鬼の場面。

人形の製作と撮影は昨2020年の4月。この頃から人形制作には樹脂粘土だけでなく「透明粘土すけるくん」の使用も始めました。

このねんど人形では瞳と三本指の爪に透明粘土すけるくんを使ってみましたが、別府湾からの朝の逆光に透けて予期しなかった面白い効果が出ました。

.
八幡竈門神社では、毎年の春分の日と秋分の日前後の時期に、別府湾を見下ろす鳥居の間から射す朝日を拝むことが出来ます。

.
ロケ地・・八幡竈門神社 大分県別府市


八幡竈門神社

画像5

画像6

画像7


八幡竈門神社といえば、2020年の初め頃から人気マンガ「鬼滅の刃」の聖地として知られるようになりましたね。ファンの人のイラスト絵馬や、コスプレ写真、縫いぐるみがたくさん並んでいました。

映画 観てきました

画像8


今更ですが鑑賞してきました、劇場版「鬼滅の刃」 無限列車編。まだ夜に1回上映されていたので(2021.06.03)。

お土産のグッズ、貰ってしまった 笑。

気がつけばシニア料金で入れるようになっていたんですが、記念すべき初シニア映画となりました。

これは、子供は泣くでしょうね。シニアでさえ決壊しかけるかなと感じ入ってしまいましたから。

子供時代に観たかった作品です。おっさんだと、同じ感動していながらでも、雑念と同時進行だったりします。こんな風に、ネット駄文がまとまりながらとか。

といっても、自分が子供のころには「ウルトラQ」の円谷英二監督に既に思う存分夢と想像力を与えてもらいましたので、今更また新しく栄養を欲するのは贅沢だし、きもいですよね。

もう自分も残り少ないわけですから、自分が少しは伝えられるのか、創っていけるのか、そっちに集中していきましょう。

そんな前向きな意識を再確認できた映画でした。

それにしても初シニアは「ゴジラVSコング」のつもりだったのに、もう待ちくたびれましたよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?