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息抜きの文
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もう一個

 「はい。はい、はい、はい、そうなんです」

 電話越しに肯定するのは簡単だ。なんせ左手と足は何をしていても許されるんだ、こんなに楽なことはない。

 「はい、そうなんですね。確かに、僕もそう思います。そうですよね。はい、はい。ではまた、はい、はい、ありがとうございました。失礼いたします」

 本日の業務は終了、明日も10時から世界征服。意味もなく力こぶに力を入れる。

 ムキっ。こっそりと顔を出

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夢中と告白

 春、中学生になった。新鮮な体験はほんの数週間だけ。進学の高揚感を生活に向けていれば変化を受容できただろうに。後悔しても遅い、高揚感はぼうっとした妄想に浪費した。
 そんな数ヶ月だったから、蕎麦を食べながら考える。幸いなことに赤と白に勝敗をつける趣味はない。クリスマスはホーム・アローンに気を取られてしまったが、今度こそ答えを見つけよう。変化をもたらすにはぶれない自分が必要だ。憧れの学校生活を送りた

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