見出し画像

無理して社会に適合しようとするのを辞めた話


昔からなんとなく自分は周りと違くて、
ずっと生きづらさを感じていた。

普通にしているつもりなのに、
なぜだか周りから浮いてしまうのだ。

幸い優しい人ばかりで、
周りは柔らかい言葉で不思議ちゃんだとか
天然だとか濁してくれるけど、
ぼくは所謂社会不適合者というやつだと思う。

まず無理やり親に引きづられないと
学校に行かない。
(専門学校など興味のある分野は別)
無理しないと給食が食べられない。
協調性がなく集団行動が苦手。
喋り方が変。

例えば一人称だと、
自然に小学生の頃から「ぼく」を使っていたが、
親に恥ずかしいから辞めなさいと怒られ、
すぐに変えることもできず
しばらく一人称がなかったりした。

上京してそこそこ大人になってからは
周りに馴染めるように、痛いと思われないように
無理やり「私」を使っていたりした。

喋り方や声も舌っ足らずで
ぶりっ子だと思われるのがとにかく嫌だったので
わざわざ群馬から東京までボイストレーニングに通っていた。

服装もそう。
元々サブカルやボーイッシュな格好が好きだったけど、女の子らしくないと言われたり
事務所の方針で服装や着る色がなんとなく
決められたりしていた。

事務所関係で言えばそうだ、
歌い方もそうだった。
ぼくはかっこいいシャウトやデスボを
使うようなロックが好きなのに
かわいい系の歌しか歌わせてもらえなかった。

せっかく正社員で入った会社も
双極性障害になり1年もせずに辞めてしまった。

なんで周りと同じように生きられないんだろう、そもそも自分ってなんなんだろう。

悩みながら自分や過去と向き合い、
社会に適合できない自分を認めて、
無理に「普通の人」を演じるのをやめた。

今は一人称はぼくだったり私だったりするし、
服装は水色や黒ばかりだし、
派手髪もピアスもたくさんあけまくって
フリーでアイドル活動を始めてからは
ロックばかり歌うし叫ぶし、
ぜーんぶやりたいようにした。

学生の頃からずっと周りに隠していた
精神病も、開き直ってオープンにするようになった。

別に痛いとか変だとか思われようが
言わせとけばいいし僕の人生だし、
男ウケなんかも別にどうでもいいし、
自分ウケが一番。

そう思って、今は自由に生きている。
作詞やライブ、配信など
やりたいと思ったことは何でも挑戦する。

配信でアンチが来たら言い返すし、
口も悪いし、万人受けはしなくなったと思うけど

その代わり、ありのままのぼくを
好きになってくれるキミたちに出会えたし、
なんだか少し生きやすくなった。

なかなか学校だったり会社だったり
なんでも自由にはできない人の方が
多いかもしれないけど、
もしも無理している自分がいたら
何かしらの方法で
解放してあげてもいいんじゃないかな。

人間関係が嫌なら無理に付き合わなくていいし、
会社や学校がつらいなら、
無理に属さなくても生きていく方法は
いくらでもある。

ぼくだけの人生、キミだけの人生、
一緒に取り戻そう。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?