木洩れ日に泳ぐ魚


恩田陸の「木洩れ日に泳ぐ魚」を読んだ。

この本を読むのは初めてではない。
夏が近づいてくる頃に手に取ることが多いこの本。

この本の書出しが好きで一気に引き込まれてしまう。

私はこの物語は一組の男女の別離の話として読み進めた。ある男の死を巡る謎についての物語でもあるし、山の物語でもあるし、1枚の写真についての物語でもあるけれど。

一緒に住んでいた男女がそれぞれ別の場所に引っ越す前の部屋の空気は初夏がいちばん似合う気がする。

また来年読むかもしれない。

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