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夏に観たい映画①シャイニング

梅雨入りしたと思えばもう明けた!?ってスピードで真夏を迎えています。

熱中症にも気を付けなくては、と水分補給しているこの頃ですが、夕方前には頭痛が……慌てて水分塩分摂っていますが、これ経口補水液買っておいた方が良いかもしれません(ーー;
命の危機を感じます……
年金がどうのとか定年が70歳とか云々で不安を感じる前に、暑さで人は死んでいくのでは???


さて、暑い日に観たくなる映画を紹介したいと思います。
個人的に観たくなるだけで他の人にはそうでもないのかもしれません。

まず一作目は

「シャイニング」

1980年
監督:スタンリー・キューブリック
出演:ジャック・ニコルソン(ジャック・トランス)
   シェリー・デュヴァル(ウェンディ・トランス)
   ダニー・トランス(ダニー・ロイド)

ホラー映画の金字塔。
(※金字塔(きんじとう)……後世に永く残る立派な業績、偉大な作品や偉業。記録)
何十回観たんだろう?と首傾げます。
一年に3回は確実に観たくなる。そして観てしまう恐ろしいほどに中毒性のある作品です。
もう暗記してるだろ?ってくらい観ているのですが、何度観ても「これジャックどうなってるんだろう?どうしてこうなったんだろう?いつから始まってたんだろう?いつ終わるんだろう?」と思わされます。

それこそ自分が死ぬまで繰り返し見るんだろうし、死ぬまで楽しむことが出来る約束がされている。
こういう作品に出会えることが映画好きの楽しみだし、しあわせだと思います。


さて、こちらはもう観たことがある人が読んでいるを前提に書いていきます。
なのでまた観たことない、そんだけ言うならちょっと観てみるかなって人が居ましたら、続きは自己責任(ネタバレあり)で読んでくださいね。

ちなみに2024年7月現在Amazonのプライムビデオで配信されていますので、気になる方はぜひ!観たことある人でも涼みたいよな~~って人は是非鑑賞してくださいな^^

「シャイニング」(1980)
夏にみたい映画

以下、個人的感想&解釈
※ネタバレ含むので読むのは自己責任でお願いします

◆冒頭の大自然のシーンはまるでCMみたい。子供の頃はどうやって撮ってるんだろう??と不思議だった。ラジコンだったのかなぁ?
今ならドローンあるけど、昔はラジコンやヘリコプターだったのかも??
雄大な大自然の大地の静かな怒り、震えを漂わせる不穏な音響。
タイトル出る直前の金属音みたいな不協和音はこれからの狂気に向かう恐ろしさがよく表れている。
冒頭だけで色んな味わいがあって楽しめるよ・・すごいよ、本当に。

◆ジャックが面接を受けているインタビューシーン。
ネクタイの色。
アルマンは赤。
ジャックは緑。
この「赤」と「緑」。
何度見ても引っ掛かってしまう。赤は強烈なエレベーターシーン思い浮かぶし、緑はあの部屋を彷彿とさせる・・
そして机の中の小さなアメリカの国旗。

◆ジャックが面接受けてる間のダニーとウェンディ。
ダニーの牛乳入れてるグラスがレトロちっくで可愛い、欲しい。
ウェンディはトムジェリのマグカップ。これまた可愛いね。
ウェンディお行儀悪すぎませんか?(笑)当時は普通だったのかなぁ?
椅子の上で体育座り。パン食べながらタバコも吸う。食べながら吸うのって絶対味変になると思うのですが・・
ダニーのトレーナー。バックスバニー🐇

◆ダニーが洗面所でトニーと会話
左壁にはスヌーピーとディズニー(ミッキーと白雪姫の小人おとぼけに見える)のシール。どこかでスタンリー・キューブリックはディ〇ニー嫌いと見た気がしたけど、あれはなんだったかな?
トニーが話すところで声変わるの子供心に怖かった。上手い演出だなと感心。けどこれ、吹替え版のが怖く感じます。

◆シャイニングの色んな考察を探して、インディアン関連の内容をいくつも読みました。なるほど、呪いはそこなんだと思いながらも、それらを知らなくてもちゃんと楽しめるし、そこはそんなに問題ではない気もします。根本的にはそこだとしても、それにジャックだけが囚われる理由が分からない。

◆幽霊が真昼間でもどこでも明るい場所でハッキリクッキリと出るホラーはそれまでなかなか見たことが無かったので、とても強烈だった印象があります。緑の部屋のあの女性に関しては幽霊というよりゾンビっぽく見えた。

◆ハロランが台所を案内。冷凍庫に行き、それから倉庫へ。
ここに入った途端の金属みたいな音。
もうここがキーポイントになるよって音ですが、それはタイトル出た時の音と同じかな?だとしたらハロランとダニーの能力、シャイニングが絡む時の音なのか?

◆ハロランさん・・意味深過ぎて怖いんだよなぁ。あともうちょっと詳しい説明欲しかったよね、子供だからって誤魔化すのは無駄だと分かってるはずなのにさ~

◆ホテルの中でボール遊びダメ絶対。とヒヤヒヤする。

◆問題の巨大迷路。一か月後のこの時点でもうジャックは…だよね。

◆「早く新作を書きたい書きたい」ってホテルの仕事はほぼ奥さんでは?と思ってしまう。

◆ジャック・ニコルソンの演技がものすごいよなぁ・・まばたきせずに、一時停止映像かと思えばちゃんと息してるし、白目も増えるし、口元も微かに笑みを深くする。

◆ここまでジャックを追い込んでの237号室解放ってちゃんと計算されてるのがこのホテルの怖い所。

◆ウェンディいくらなんでもさっきまであれだけ責めておいて、手のひら返してジャックに泣きつくって‥…いくら冷静ではないとしても、それはあかんwと傍観してる方は苦笑してしまう。

◆「気でも狂ったか」そのまま返してあげるよジャック…
ロイドといいビルといい(ビルは特にセリフなかったw)存在感強い人ばかり。

◆ハロランさん・・ピンチに駆けつけてくれるのは良いけど、そこまで先の事は見えなかったのかな。けれど結果は二人は救われるから感謝感謝だわぁ。

◆237号室…子供の頃親と見てて(爆)気まずいシーンではあったけど、それよりこのエメラルドクリーン統一のバスルームが怖くて仕方なかった。そしてジャックが完全に犯罪者というか変質者顔で流石過ぎるw

◆この映画の「鏡」からの視覚情報は多すぎるしなんかあるんじゃないかと思わされてつい凝視してしまう。

◆ジャック覚醒(完全ではない)後、ジャックを探すウェンディ。タイプライターに近づいてしまう。勝手に文字が打ち出される。これ・・ジャックが最初まともな状態で「よし書くか~」って打ってたら、ホテルの呪い?か何かで自動的にこの一文しか打ててなかったら‥……そりゃ気が狂うよな、と思いました。今回この記事を書くに至ってもう一度観るまでは「新作書く書く」言ってても、スランプ状態から抜け出せず、ホテルの仕事しながらもダニーと遊んでいるウェンディを見て勝手にストレス溜めて、負の感情ばかり抱いてホテルの呪い?に飲み込まれていったのかなぁ、と思ってたけど、最初はちゃんと仕事するつもりで書き出そうとしてたら、自分の意志に反してこの一文だけ・・ってなったら、キツイなぁ。
そのうちこの一文打ち出すのが自分の仕事と思い込んでしまったのかなぁ?

◆ここからのウェンディ(シェリー・デュヴァル)の演技が考える余地も与えぬ恐怖に引き込ませてくれる。
そしてジャックが憎らしさも倍増w

◆たっぷりの雪。これらが塩と発泡スチロールとか信じられない。
映画って凄いなぁとしみじみ思わせてくれます。だが、今の時代なら900tの塩、2000ガロンの血液、実際に使われるのが許可出るとは思わない。
この作品はこの時代の鬼才の手によってしか生み出されなかった名作です。

◆ラストのジャックのシーン。
この顔はあの一時停止のようなジャックのシーンを思い出せます。

◆そして最後の最後のホテルの写真。
この解釈が永遠の議論ですね。
これに関しての考察はどれを読んでもなるほどって思わされる。
自分としては「生まれ変わり」説と「取り込まれ」説かなぁ…
今後もじっくり考えていきたいと思います。



今年に入って、今回で三回目の鑑賞でした。
(しかも二回目観たの7月入ってすぐw)
子供の頃から見ているから本当に何十回観ているんだろう?(笑)
しかもこれは一度見始めてしまうと途中でやめるということが絶対に出来ない魅力を持っています。今は簡単に一時停止も巻き戻しも出来ちゃうから一回見る間に気になるシーンは何度も観ちゃいます。

今回は自分としては思いっきりネタバレも入れて書けたし、スッキリです🎵

#夏に観たい映画






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