【漫画と文】神漫画を読んだ（増村十七『バクちゃん』）

コミティアで夫が買った増村十七さんの『バクちゃん』を読んだ。
移民がテーマなんだけど、デリケートでシリアスな問題をしっかり提起しつつ、なにせ移住が惑星単位なので宇宙人が出まくる。
「私の友達は２回指を骨折したよ　（履歴書を）書きすぎて」「私のとこは石にバターつけて食べるよ」などのcoolなセリフの連発に多文化交流～～！となる。
何より主人公は夢が主食のバクの星から東京に移住してきた「バクちゃん」なのだ。カワイイ。泣いちゃう。

泣いちゃう。とか言うけどさ～～
バクちゃんが抱えている（抱えざるを得なかった）問題はもうそこら中にあるし日本だって、いや主語でかいか、私だって他人事じゃないよね。……っていうのが眼前に突きつけられるよ～つらいよ～つらいとか言ってる場合じゃないよ～

それにしても漫画では珍しい左開きの構成でセリフも横書きのオールカラー、これはもうBD（バンド・デシネ）じゃないですか。多文化対応～！

……と思ったらすでに英訳版があった（スゲー）。公式サイトで読めます。日本語版はここから読めるぞ。紙で欲しい人はboothの通販もあります。

感想文は苦手なので宣伝だけでもがっちりやっときます。読もう！