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2022.1.21

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わたしには好きな人がいる。

幾原邦彦さん。この人がどういう肩書きの人なのかが今でもあまり理解していない。初めて存在を認識したのは10年前くらいだっけか。当時付き合ってた彼と、大阪に住んでいる友達に会いに行った帰りの長距離バスの中だった。

彼がすごくアニメが好きでよく見てたけど、わたしは子供の頃の夕飯時にやっていたアニメ止まり程度だった。
でもそんな彼と一緒にいるうちになんとなく見る機会が増えた。大阪帰りのあの時も、そんな些細な流れのうちの一つだった。

輪るピングドラム第1話。全くもって意味不明だった。人生で初めて伏線回収系との出会いだったかもしれないし、ハマった瞬間だったんだと思う。星野リリィさんの描かれるキャラも好みだったし、とにかく続きが気になって仕方がなかった。
普段は飛ばしてしまうOPもEDも夢中になって見てたけど、そんな中で幾原邦彦という名前を見つけた。

調べてみたら、少女革命ウテナの監督だと知った。(本当に好きなのか不明なくらいの曖昧な知識でごめんね。でもありのまま書いてこうと思う)
小学生の頃に買ってもらってたちゃおに連載されていたウテナ。子供だったわたしには話がとても難しくて全然わからなかった。アニメ化されて見たこともあったけど、感想が変わることはなかった。
とりあえず、ピングドラムは何周も見た。
うまく言葉にできないけど、出てくる情景や言葉がわたしにブッ刺さりまくって仕方がなかった。

その後のユリ熊嵐も最高で、大人になってから見返したウテナも妙に自分の中に沁みた。その時にわたしはこの人が作る作品が好きなんだと確信した。
何で今更こんな日記を書いているのかと言うと、昨日偶然見つけてしまった。さらざんまい。

わたしとしたことが不覚だった。
全然見落としていた。気づかなかった。

視聴してすぐ幾原邦彦さんの作品だと分かった。
最初の訳がわからない感じ。モブキャラの描写。ミュージカル調な場面。百合やBLぽさがかすかにかすめる感じ。ED前の言葉の表現。
全部全部ぶっ刺さった。琴線に触れすぎて叫びたかった。とりあえず、一気見したけどまだ自分の中では消化できていない。また何周か見てみてああでもない、こうでもないと考えたい。
とりあえずEDがすごく好きで飛ばさず見た。

刺さるものってすごいよね。何でもいいわけじゃないの。唯一無二な存在。
とりあえず、今年の春に公開されるピングドラムもとてもとても楽しみです。

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