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正社員と、パートナー(業務委託)、働き方、選択


人的資本が競争力を左右、新時代の育成戦略とは
1.改めていまなぜ人的資本経営か
2.変わる人材戦略
3.欧米でのジョブ型の実情
4.あるべき人材投資・キャリア形成

日経ビジネス

この辺りの話を伺っていて思うところがあって、
この手の情報はいつも経営目線ばかり。

これだけ副業が当たり前になってくると、
立場としての正社員とはなんなのか?という疑問すら出てきます。

大企業に居た時は福利厚生がとかあったと思うけど、
それでもその福利厚生も今となっては然程利点にならないように思うし、
そもそも新卒で入社して勤め上げるという話でない限り、
自分の価値を適正に評価してくれる会社や人と働く、
もっというと、目的に共感できるとか、標榜する実現したい未来に力を貸したいとか、
そういう視点で成立する世の中に変わり始めているような気がしてならないのです。

つまり、働き手から見て、働き方、雇用の在り方は選択肢が柔軟になりはじめているのではないかと。

例えば、弊社の場合、正社員とパートナー(世の中的には業務委託と言われている)の比率は、1対5の割合。

しかも、パートナーさんによっては毎月200万円以上稼いで活動してくれている人もいたり、かなりの人たちが、個人会社/法人を立てて、フリーランスのような形で働いている。

昔のように、副業なんてもってのほか、骨を埋めるように働く、ということはなくなっていて、個人個人が自分の人生をどう生きるかということに向き合った結果、自分の関心の向き先をいくつも持っておこうという時期なのだと思う。

経営側からすると囲い込むことはできない。個人には辞める自由もある。
その上でどう企業価値を上げるか?質を担保し生産性を上げるか?に尽きる。

唯一、僕達キュレーションズでの正社員とパートナーさんとの違いがあるとすれば、
何かあった時に守れる範囲が異なることだったり、
もう一つはストックオプションの有無なのだけど、
弊社の場合はコタエル信託さんの信託型ストックオプションを導入しているので、外部の方にも普通に配布が可能だったりする。

そうなってくると、その差分て?となりがちなのだけど、
僕の中で決めていることがあって、
日常業務の成果に対しては金銭的対価で、
会社の成長に寄与していることへの対価にはストックオプションとして、
という形で金銭なのかストックオプションなのかの基準を持っている。

例えば、外部パートナーさんでも会社の成長に寄与してくれる方にはストックオプションも配布するし、
正社員でも目の前の業務に対するパフォーマンスに寄与してくれた人には給与やボーナスという形のインセンティブ、という形にしたり。

弊社は副業が認められているし、
他社の仕事で稼いだり、他社にも役職/ポジションがあるみたいな人もいるので、比較的こういうメンバーには、給与やボーナスで還元したいし、
個人個人が希望する働き方や条件に応じて報える方法を変えるようにしている。

一経営者としては、本人の申告とかではなく、
日々の業務にも、会社の成長にも寄与してくれている人に、
インセンティブを手厚くすることに決めている。

いずれにしても、対価で報いたいと思い続けて10年経ったわけだけど、
起業してから実現できたことは、給与。
おそらく伝統的な大手企業よりもたくさんお支払いできていると思う。

一方で、実現したくても出来ておらず、未だ挑戦し続けていることが、
プチ退職金相当の一時報酬を出すこと。

これは自分の原体験から来ていて、
ソニーに勤めていた時、早期退職した先輩たちが多く居たのだけど、
皆、マンションの残債が返せるくらいの一時金で退職していく。

更に凄いのは、転職した先で数年勤めてまた同じように早期退職金もらったり、
人によってはストックオプションで一時金を手にしてる人がたくさん居て、
残念ながら僕たち一回り下の世代はそういう対象になることがなく機会に恵まれなかった。

どんな形にせよ、企業に勤めていて、そんなまとまった金銭を手にできる機会は退職金くらいしかないわけだから、
転職の度に2000万とか3000万とか5000万とか手にしていることは、
サラリーマン人生的には有難いことで、
それに変わる僕たちのやり方で実現したいと思って10年も経ってしまった。

今回のストップオプションという形だけではない形で、
プチ退職金を出せるようになるためのスキームを考え、
常に、今現在も、挑戦している最中だったりしている。

もちろん、仕事はお金じゃないとか、
自分のペースで、自分のやりたいことをやる、というスタンスの人も一定数弊社にもいるし、
人それぞれの価値観なので、平等はないけど、極力公平に運用できるよう心がけている。

あまりこういう事を大手を振って語ることは少ないのだけれども、
こういう考え方に共感してくれる、
何かに秀でいているメンバーを募集しています。

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