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バーチャル美少女ねむ 掲載note

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#アバター

メタバースでアイドル活動。小説家デビューも…普通のネットユーザーがVR空間でみつけた「もうひとりの自分」

多かれ少なかれ、誰しも周囲からの目を意識しながら生きている。そして、その意識は時に創作の邪魔をする。 自分みたいないい歳したオジさんが、こんなポエムのような投稿をしたら、痛い奴と思われるんじゃないか…といった具合に。 そんな風に自分の創造性に蓋をしている人にとって、「メタバース」は大きな可能性をもたらしてくれるかもしれない。現実世界を生きる自分とは違う「なりたい自分」を手に入れることができるからだ。 「まさか人生で、アイドルのようにステージで歌やダンスをしたり、小説を執筆

どうか、来世では僕より情けない人でいて

どうも、3日坊主の呪縛から逃れられなかった、Vtuberのまつりぴと申します。 日曜を無為に過ごすのは何となく嫌だったので、朝から風呂掃除してみたりしていました。 へたしたら、まともに掃除したの半年ぶりぐらい……? 道具とかスポンジとか古くボロボロになっていたので、100均で揃えて。 いざ!!のタイミングで、風呂用洗剤が切れていることを知り。 1Kボロアパートの狭い風呂場を一通り洗い終わり、そのまま私も朝風呂しました。 こう、掃除をしたところをすぐに汚す快楽ってやつが、

VRDJがアバターで総務省主催セミナーに登壇した話

VR空間でDJ活動をしていたら総務省の研究所にお声がけ頂き、セミナーでDJ SHARPNELとしてアバターで講演してきました。 こんにちは、VR空間で音楽活動を行っているDJ SHARPNELです。 先日2月9日に開催された総務省の通信政策担当者向けセミナーにてDJ SHARPNELとしてインターネットライブエンタメとメタバースでのエンタメやライフスタイルについて講演してまいりました。 お誘いいただいた総務省情報通信政策研究所の皆様ありがとうございました。 講演内容は「コ

【論文】世界観としての「思念体」とその構造――メタバース、ヒューマノイドが拓く新しい世界観と「脱身体化」の未来について

 この間、さまざまなところで発表してきた「思念体」についての論考を、この度、論文という形でまとめました(共生社会システム学会『共生社会システム研究』第18号投稿中)。これまでさまざまな形でコメントをくださった方に感謝を致します。  また筆者がこのテーマを深めるにあたって、多くの参考文献に支えられましたが、特に、『メタバース進化論――仮想現実の荒野に芽吹く「解放」と「創造」の新世界』(バーチャル美少女ねむ、技術評論社、2022年)と、『メタバース革命――バーチャル経済圏のつく

VRChatアバターにおける少女という存在についての雑記

私の遅筆はカタツムリもかくやといった具合なのですが、そんな私もありがたいことに、某所でライターとして活動させていただく機会を頂戴して、晴れて物書きの端くれとして活動させていただいています。 とはいえ、某所で性的な話を書くのは基本的にNGなわけであり、普段はVR空間の解説・考察記事なんかを書かせてもらっています。 今回はそうした制約から解き放たれ、自由に文章を書いていいということなので、まさに普段は禁じられている性について書いていこうかと思い、久しぶりに筆を取るに至りました。お

自己はVR空間において「デザイン」可能か?(後編)

※この記事は後編です。まだ前編をお読みでない方は、先にそちらを閲覧してから本文を読むとさらに理解度が深まるかと思います。後編単体で読むつもりで閲覧している方はこのままお進み下さい。 第三章.揺れ動く自分、そしてアバター1.概要 私は第二章一節において、アイデンティティは他者によって、もしくは他者を経由して形作られると述べました。また、その上で自分がアバターを通してVRChatという空間においてアイデンティティを得て(つまり、空間内において有意味な存在として)存在できるのは

自己はVR空間において「デザイン」可能か?(前編)

※本文に入る前に この記事は、前後編になっています。 前編は主に自己と自分以外の他者全般である周囲におけるアバターについての考察を展開し、後編ではそれらを踏まえた実践的な考察やアバター自体に的を絞った考察を展開する予定です。 著者である私としては最初から読むのをオススメしたいですが、前半は引用や理論チックな言い回しが多く、読み物などから疎遠になっている方だと読み通すのが難しい可能性があります。その場合は無理せずに後編から読み進めて頂いてかまいません。実際、お砂糖の話やV

【報道機関必見】メタバース取材どうする!?元地方紙記者のヘビーユーザーが伝授!

 Facebookの社名が「Meta」に変更してから社会的に注目されている「メタバース」。Webメディアに留まらず、連日テレビや新聞の紙面を沸かせています。特にテレビや新聞の記者の方は「メタバースって何だ?」と疑問に思っている方も多いと思います。報道の基本は現場を歩くこと。実際に生きている人間に会って声を広く届けるからこそ、社会の木鐸としての存在意義を果たします。  仮想空間と言えど、実質的に人間が存在している「メタバース」はまさに現場。メタバースで生きている人間の本当の姿

「化生」と「受肉」。『あなたの推しVはどっち寄り? Vtuberの生りかたの違い。』/『バーチャル受肉の革命性』―主体と肉体に係るコントラスト

「――ねえ。Vtuberってさ、どんな風に生まれるんだろうね?」 「――肉体が、自分と世界の境界線ならさ、例えば肉体の形が変わったら、……世界の形って、変わっちゃったりするのかな?」 前回 ↓ に続き、ねむさんは、素敵な発端をくれるので考察が捗る。ありがたい。 さて、Vtuberなどのバーチャルアバターが生るとき、「器」と「魂」、どちらが先にあるだろうか。 例えばRPGやADVなど、シナリオがしっかりめのゲームをプレイするとき、あなたは自分が操作するプレイヤーキャラクタ