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バーチャル美少女ねむ 掲載note

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バーチャル美少女ねむを紹介してくれたnoteをまとめています!
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#考察

メタバースでアイドル活動。小説家デビューも…普通のネットユーザーがVR空間でみつけた「もうひとりの自分」

多かれ少なかれ、誰しも周囲からの目を意識しながら生きている。そして、その意識は時に創作の邪魔をする。 自分みたいないい歳したオジさんが、こんなポエムのような投稿をしたら、痛い奴と思われるんじゃないか…といった具合に。 そんな風に自分の創造性に蓋をしている人にとって、「メタバース」は大きな可能性をもたらしてくれるかもしれない。現実世界を生きる自分とは違う「なりたい自分」を手に入れることができるからだ。 「まさか人生で、アイドルのようにステージで歌やダンスをしたり、小説を執筆

自己はVR空間において「デザイン」可能か?(後編)

※この記事は後編です。まだ前編をお読みでない方は、先にそちらを閲覧してから本文を読むとさらに理解度が深まるかと思います。後編単体で読むつもりで閲覧している方はこのままお進み下さい。 第三章.揺れ動く自分、そしてアバター1.概要 私は第二章一節において、アイデンティティは他者によって、もしくは他者を経由して形作られると述べました。また、その上で自分がアバターを通してVRChatという空間においてアイデンティティを得て(つまり、空間内において有意味な存在として)存在できるのは

自己はVR空間において「デザイン」可能か?(前編)

※本文に入る前に この記事は、前後編になっています。 前編は主に自己と自分以外の他者全般である周囲におけるアバターについての考察を展開し、後編ではそれらを踏まえた実践的な考察やアバター自体に的を絞った考察を展開する予定です。 著者である私としては最初から読むのをオススメしたいですが、前半は引用や理論チックな言い回しが多く、読み物などから疎遠になっている方だと読み通すのが難しい可能性があります。その場合は無理せずに後編から読み進めて頂いてかまいません。実際、お砂糖の話やV

「化生」と「受肉」。『あなたの推しVはどっち寄り? Vtuberの生りかたの違い。』/『バーチャル受肉の革命性』―主体と肉体に係るコントラスト

「――ねえ。Vtuberってさ、どんな風に生まれるんだろうね?」 「――肉体が、自分と世界の境界線ならさ、例えば肉体の形が変わったら、……世界の形って、変わっちゃったりするのかな?」 前回 ↓ に続き、ねむさんは、素敵な発端をくれるので考察が捗る。ありがたい。 さて、Vtuberなどのバーチャルアバターが生るとき、「器」と「魂」、どちらが先にあるだろうか。 例えばRPGやADVなど、シナリオがしっかりめのゲームをプレイするとき、あなたは自分が操作するプレイヤーキャラクタ

聞き齧りが彼岸のVR島を思う戯言 『VR誤訳論』に触れて ~ 「ほぼ現実」と「見做し現実」に弄ばれたVR観。そして超現実な空想世界の興し方?

VR島を対岸のtwitter越しに垣間見てるだけでも、熱狂とフロンティア感が伝わって来て楽しい。 生来の容貌から解き放たれた精神性が織りなす世界の賑わいは、此岸からはまるでずっとお祭をしているみたいに見えるんだ。 そんな折、「VR誤訳論」に触れる。 これが正直noteにまとめるほどの量になるとは、この時は思っていなかった。 日本VR界が独自の「空想世界」開拓に邁進しているのを知らなければ。 てかこの路線、日本独自なのね。他のVR界は違うんだ… そんな聞き齧りの好き勝手な考