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プラズマ乳酸菌について   宮古島のきわめて健康コラム


免疫機能維持や老化抑制、肌のバリア機能向上などをサポート
「プラズマ乳酸菌」という言葉は、テレビCMなどで耳にしたことがある人も多いと思いますが、さまざまな感染症が流行している昨今、注目を集めています。
プラズマ乳酸菌は、キリングループの研究によって2010年に発見されました。当時、新型インフルエンザなどの感染症が流行っていたことから、免疫を活性化して感染症を防ぐために役立つ素材を探したところ、プラズマ乳酸菌を発見。
これまでの研究の中で、さまざまな効能が明らかになっています。
そのうち最も注目されているのが、継続的にとることで健康な人の免疫機能の維持に役立つことです。免疫とは、体の外から入ってくる異物を排除するための人体に備わる防御システムのこと。免疫機能を維持できれば感染症にかかりにくくなります。そして免疫力の高さを決めるのが免疫細胞の働きです。免疫細胞には、外敵に対する抗体をつくるB細胞、外敵に侵された細胞を殺傷するキラーT
細胞、キラーT細胞やB細胞の働きを助けるヘルパーT細胞、異常細胞を殺傷するNK細胞などがあります。これらが互いに協力しあって外敵を排除します。
ところが免疫細胞の働きは、暴飲食やダイエット、過労、睡眠不足といった生活習慣の乱れやストレスなどによってすぐに低下してしまいます。そこで役立つのがプラズマ乳酸菌です。前述の免疫細胞は、pDC(プラズマサイトイド街
状細胞)という免疫細胞の指示によって動かされています。つまりpDCは免疫細胞全体の司令塔で、このpDCに直接働きかけるのがプラズマ乳酸菌です。プラズマ乳酸菌は口からとると小腸で吸収され、小腸にいるpDCを直接活性化することが認められています。免疫細胞への効果をうたう乳酸菌はほかにもありますが、それらは免疫細胞の一部にしか働かないのに対し、プラズマ乳酸菌は免疫細胞全体を活性化するのが特徴です。
そのほか、プラズマ乳酸菌を継続してとると、老化の抑制、肌のバリア機能を高める、救しい運動をしたときの疲労の軽減、労働パフォーマンスの向上などの研究成果が報告されています。
清涼飲料水やヨーグルトなど
市販の商品から手軽にとれる
現在、清涼飲料水やヨーグルト、サプリメントなど、プラズマ乳酸菌が配合されたさまざまな商品が市販されているので、手軽にとることができます。市販のプラズマ乳酸菌商品は、1回分に1000億個含まれているものがほとんどで、毎日この量を取り続けると、2週間ほどで効果を感じることが多いので、2週間以上継続することがおすすめです。安全性が高いので、極端に多くとりすぎなければ、一日にいくつかの商品を食べたり飲んだりしても心配ありません。
免疫機能を維持することは、風邪など、さまざまなウイルスへの感染リスクが高まるこの時期に特に重要です。また、最近の研究では、内臓脂肪が多い人は免疫細胞の司令塔であるpDCの活性が低いことが判明。健康診断で内臓脂肪が多いと診断された人は、プラズマ乳酸菌を試してみてはいかがでしょうか。

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