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ベトナム・ダナンでなにをする

理由あるベトナム・ダナン

いよいよ明日からベトナムだ。

再び住むという点では、2011年10月末〜2018年2月から、1年と3ヶ月ぶりになる。まぁ、大して離れてはいないし、その間もちょくちょく行ってはいた。

もともとどうしてベトナムへ?というと、旅先で出会った日本人から職場に誘われたことがきっかけだ(いろいろあってすぐに辞めたが)。つまり、ほぼパーフェクトなる偶然で、人に聞かれたときにも決まって「なりゆきです」と答えるようにしてきた。

そして、そのあとのタイ生活に終わりを感じはじめたときなんとなく「ベトナム戻るか」と思ったが、そこは慌ててブレーキをかけた。おいおい、ベトナムは、駆け込み寺でもシェルターでも実家でもないんだぞと。いくらなんでもそれは、不純で不埒な動機だろと。それは外国人として自分が守るべきだと思っていた一線だったとも言えるのかもしれない。

そこで「落ち着く場所」ではなく「自分の目的」を照準に合わせて考え直し、それでもやっぱりベトナム、というより確信的にダナンだなと思ったので、結果的に戻ることになったのだ。そこで、何をするために戻るのか?気持ちを整理するために、曖昧にならないために、今日ここで少し書いておきたい。

べとまるをレベル99にする

ライター、編集者としての自分のはじまりとも言える我が愛すべきサイト「べとまる」。忙しくなって手を離れていたが、最近また更新をはじめている。

先日Twitterで突然メンションが飛んできたと思ったら、あるブロガーの方がベトナムの有名ブロガーとやらをまとめていて、自分のことをベトナムレジェンドブロガーなんて言ってくれていた。うれしい。

うれしいのだけど、同時にうれしいと思う自分も情けなくて。やろうと思ってやってないことは文字通り腐るほどあるし、超おこがましく聞こえるだろうけど評価されるには早すぎるだろう俺よと激しく思う。ライターと編集者の道に踏み出したことに何ひとつ後悔も反省もないが、心のどこかで「あのままべとまるを続けたら」というもしもを見たがっている。なら今からでも遅くないのでやってみよう、行けるとこまで、レベル99のべとまるを見てみよう。

最近友人が「勝ち切る」という表現について語っていたが、それだな。べとまるで勝ち切りに行く。何がでというと難しい、PVなのか、UUなのか、広告収入なのか。ただ、少なくとも、ベトナムのブログにおいて「おもしろい」という評価は俺がほしい。

動画をやる(ある検証を兼ねつつ)

動画をやることそのものが目的というと違うけど、動画をやる。ダナンに照準を合わせた理由は完全にここで、観光地としても世界的な価値が高まっていて、地方行政も国内において積極的である、すでに接点もあるにはあるからだ。うまくいけば、公という性質を持ちながら、進めていけるかもしれない。

もちろんやみくもに撮ればいいと思ってる訳でもなく、どう考えても自分がYouTuber(簡単に言えば役者的なこと)をできるとは思わなかったのだけど、「これはまだあまりやられてないのではないか、自分だからできるのではないか」というフォーマットがふたつ思い浮かんだ。そのアイデアで世に打って出てみたいという腕試し的な気持ちもある。うまくいこうがボッコボコにやられようが、得しかない。

虎の子の大本命の足がかり

その動画であることを確かめられたら、ある新しいウェブコンテンツの形を試したい。これは前から自分が不満に思っていたインターネットのある性質をひっくり返そうというもの。アイデアのはじまりは一年半前だったが、これはただの自分のエゴだ、少数に支持されて終わってしまう、そう考えてずっとずっと練りつづけ、人に話してダメ出しされて、また練って…ようやく納得できる形になったと思う。

形といってもほとんど自分の頭か、紙に書いたくらいだけど、ある動画での反応を確かめることで、その先に進められる。さらにその先に法人をつくる必要も出てくる。最高の理想としては、Googleに売る。売って金にしたいのではなく、Googleに買ってもらわないとインターネットの性質は変わらない。

今こうして書いてみて、内容もロクに書いてないから、まさか実現するなんて思う人はいないだろう。まさしくそんな感じで、バカにしておいてほしい。後ろ指を指してほしい。そんなクソ喰らえピーポーが糧なんだ。だからこそやり甲斐がある。繰り返すが、うまくいっても、ボッコボコにやられても、得しかない。大事なことは誰よりも先にやることだ。

また、やることはここに書いたものばかりでない。どこにいたって海外ZINEの編集はつづくし、来月のうちに大きなプロジェクトが動くし、新しい編集の案件も話が出ている最中だ。やりたいことに囲まれていて、暇しなくて最高に楽しい。いちおう言っておくと活動の全体の6割はお金にならないことなので(「いつかつながるくらい」には思ってるが)、そこは分かっておいてほしい。ほな頑張りマウス!

ぜんぶうまい棒につぎこみます