見出し画像

心に花が咲き、果実を実らせる

教員時代、
生活科の授業で夏野菜を育てて
観察することが夏の定番だった。

果実を実らせるために必要なこと。

・土を耕す
・土に肥料を混ぜる
・苗を植える
・毎日水をあげる
・枝木を剪定する
・支柱を立てる
…etc.

植える場所の土壌や日当たり、
手入れの仕方によって、
育ち方や実のでき方が違うことが
とても興味深かった。

___________________________________________

心に
笑顔の花や
優しさの花を
咲かせること。

心で育った果実を
大切な人に手渡して、
幸せを共有すること。

いつも誰かの笑顔や幸せのために
自分が貢献したいと思うけれど、
うまくいかないことのほうが
たくさんあるようなきがする。

__________________

野菜がただ植わっているだけで
美味しい実をつけないのと同じように、
人の心も、
誰かの手によって手入れされることで
花を咲かせたり、
実をつけたりするのかもしれない。


今いる環境は豊かな土壌だろうか?
アスファルトの隙間で懸命に生きていても
果実を実らせることは難しい。

毎日水や栄養は行き届いているだだろうか?
様々な知識や経験という栄養が
人の心を育てていく。

枝木の剪定をできているだろうか?
自分にとって不必要な悩みや情報を切り捨てて、
大切にしたい方へと伸びていく。

自分を支えてくれる支柱はあるだろうか?
心の拠り所になる支えがあることで、
外からの強い風でも折れることなく
伸びていける。


こうして人の心に花が咲き、
やがて実ができ、
だれかにその実を
手渡すことができるのではないだろうか。

____________________________________________________________

周りのみんながキラキラ輝いて見えたり、
自分には何も能力がなくて、
誰の役にも立てなくて、
生きている意味を見失いそうになることも
あるけれど、

そんなときは、ただ、
生命を維持することで
精一杯の環境なのかもしれない。

きっと、周りの環境が変わっていくことで、
心が育ち、花が咲き、
その人それぞれの実を
つけることができるのかもね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?