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25歳の記念にカメラマンに写真を撮って頂いた話


ワタクシ、2023年1月19日に
おっかなびっくり25歳になってしまった。


私が10代前半の頃、
10代後半が想像出来なさすぎて
親から有難いことに超絶健康体を頂いたくせに
14歳ぐらいで死ぬんじゃないかと
本気で思ってた。

(悪口言われただけで死にたいってmixiで愚痴ってた厨二病全盛期の思想なのもある☺️)

それが今じゃ25歳
25歳ってアラサーになっちゃうし、アタック25だし、児玉清だし(?)めっちゃキリ良いじゃん!!!
キリ番踏むように、25歳の私の記録を残したい!!!

人生とは勇気だって、清も言ってた。


そう考え私は写真という媒体で
この25歳の記録を残すことを決めたのだった。

今まで、お誘い頂いてカメラマンさんに撮影して頂くことや、自分プロデュースのセルフポートレイトはあっても、完全に自分企画の撮影をカメラマンさんに撮って頂くことはなかった。

タイムトラベルガール(@timetravelgirl)さん
90s pinkをテーマにしたセルフポートレイト


なので企画・衣装・ヘアメイク・モデルを私が担当。そしてそのアイデアをカメラマンさんに記録して頂こう、と考えたわけだ。

そこで密かにInstagramをフォローしていたはとーりさん(@hatoooori)にDMしたところ、快くOKを頂き、2/5に撮影することに決まった。

🍅が目印

『変わるもの』『変わらないもの』

まず脳内企画会議開始。

私が好きな写真集の1つの加護亜依さんが2009年に出版された写真集・金曜日を参考にしたいと絶対に思った。

(大好きなくせに引っ越しで無くしたので
思いっきり拾い画を使わせて頂く)


この頃の加護ちゃんは、2度目の未成年喫煙がフライデーに報じられ、事務所を解雇となって2年が経過してた頃。

前年に芸能活動を再開し、成人を迎えて出版された写真集の1つだ。
カットの1つに「因縁のフライデーにリベンジ!」と銘打ってフライデーの社内で暴れ回っているものがある。

自分の積み重ねてきた芸能生活を(自業自得とはいえ)壊してきた存在。
そんな因縁の相手の巣窟を散らかして汚す写真に何故かトキメキを感じてしまった。

そのトキメキの正体は、まだ"加護ちゃん"が抜けきれてない甘いベビーフェイスとロック調のファッション、パンキッシュな行動とのアンバランスさに見られる。

「大人になりたくて煙草を吸った」18〜19歳。
その行動で全てを失った21歳。
そして元来の可愛らしさ。

その数年間で周りを取り巻く環境が大きく変わったからこそ表現できるものと、生まれてからずっと変わらない顔立ちやスタイル。
この『変わったもの』と『変わらないもの』が生み出すアンバランスさを25歳の自分なりに表現したいと思った。

アイドルになれなかったから

じゃあ私の変わらないものは?
整形してないので顔は変わってない。
あと中3辺りから服の趣味も大きく変わらない。

そしてもう一つ、アイドルへの未練も変わらない。私はずっとアイドルに憧れてた
アイドルになりたいという感情の大きさとそのための行動が比例しないまま、25歳になった。

もうアイドルになりたいという感情に蓋をして生きているが、「自分の変わらないもの」の中にアイドルを投影させた姿を25歳の自分として見せたかった。

もしアイドルになっていたら、わたしの現時点で「変わらないもの」とされているものは変わっていたかもしれない。
だから「アイドルになれなかった現在の自分」の「変わらないもの」の中に「アイドル」を投影させることは「アイドルになれなかった現在の自分」にしか出来ないことだと思った。

だって前田敦子がAKBに入らずアイドルになりたいという夢を諦められないまま別のアイドルになった姿は、私たちが知ってる前田敦子の姿と一緒ではないはずでしょ? 

そして変わったもの。
ここ2,3年で価値観は多様化したと思う。

絶対にならないと思ってた介護士になり、絶対に聞かないと思ってた今年のヒットチャートを聴くようになり、アンチだったTikTokを始めた。

では、多様化を表現できる物は何か。
ゴミだ。

引用:Yahoo!ニュース

ゴミは、家庭によって様々だ。
よく料理する人は生ゴミが、酒飲みは缶やビンが多い。
そんなゴミは多様性を象徴するモノとして非常に使い勝手が良いのでは?と私は「ゴミの中に囲まれたアイドルになれなかったアイドルの私」をテーマに作撮りすることにした。

無駄と言われた服が着れるようになった

衣装は10年前にgalaxxxyで販売されてたこちらのワンピースに決めた。

派手な渋谷系といえばgalaxxxy。今は開店休業状態。


これは高校2年生の頃にめちゃめちゃ欲しかったけど、当時名古屋に住んでた私は渋谷にしか直営店がないこの服を購入する方法が通販でしかなかった。

しかし通販での購入は親からの許可が無いと出来ず、母が気に入らないと購入は許されない。
割と母は私のファッションに寛容だが、このワンピースは「普段着ないから無駄でしょ!」と断固反対された。

しかし食い下がらず私は
もうすぐ従兄弟の結婚式だからそれに着て行く!」と冠婚葬祭を盾に勝負を挑んだ。

あり得ない
あえなく敗北した。
今考えれば冠婚葬祭のマナーを知らなすぎるクソガキだった。

でも実質マナー違反してないと思う


それから約10年の月日が流れ、
自分で稼ぐようになった。
その10年の間に1年に1度のペースでワンピースの写真を見た時に「着たい!!!!!」と思った。

10年経っても1つの服に対して
未練がましいなんてそれはもう恋。
でもその未練がましい1着をなんでもない1日に使うなんて勿体無い。

そうだ。撮影で着よう。
母から「無駄」と購入拒否され10年想い続けたワンピースを着て、ようやく1着に対する未練がましい恋愛から卒業出来る気がした。


企画・ファッション全てが揃った。
撮影当日〜感想も更新したいが、もうかなり文字数書いてしまったのでまた後日更新します。

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