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猫と暮らすということ ー住んでから気付いた編ー

今の家に越してきてから、ちょうど1年が経った。東京都から隣接県に移ったが、「駅近・2LDK・猫OK・2人入居OK」という条件での賃貸物件探しは難航し、丸1年かかった旨は前にも書いた通りだ。(猫可賃貸の難易度:https://note.com/nekto_kurasu/n/nc14c7e79f5bb

総括すると「この部屋に決めてよかった」となるが、家探しの際には意識していなかったポイントがいくつかあったので記しておきたい。

あってよかった:ドア

今の部屋には、玄関から居室までの間にドアがある。これが大層便利だ。
一軒家などでは床から天井まで覆う専用扉をつける家庭もあるらしいが、こちとら賃貸である。
飼い猫には特に脱走癖はないものの、本気を出せば猫はあらゆる手段を使って飛び越えよじ登るため、ベビーゲートやペットドアなどはほぼ意味がない。
普通に生活するには解放したままにするだろうが、猫と暮らすには大変重宝しているのだ。

南向きと北向きとエアコンと

2LDKに住んでいるのは前の記事にも書いたが、猫が好きな気温の場所を選べる幅が広がったのは思いがけないメリットだった。部屋の方角は主に2方向、あとは夏場など常時運転のエアコンの有無で家の中でも室温がかなり違う。3部屋または廊下から、猫が自分で過ごしやすい場所見つけてくれる。

ついでに、これまで私の体感に合わせてつけていたエアコンはどうやら猫には寒かったらしいと判明した。ごめんね……。

猫用ベランダカスタマイズ展覧会

今住んでいるマンションは随分と日当たりが良く、多分猫にとってはいい環境だ。
共有部分からは1階の各部屋のベランダや窓際の様子が見えるが、だいたいキャットタワーが置いてあり、たまに猫が佇んで警戒警備をしている。ベランダが日向ぼっこ仕様に改造されている部屋もある。最近、ついに1階の全室で猫が飼われていると判明した。

そんな猫マンションはやはり脱走防止のための柵やネットが豊富で、1階のベランダだけでもベランダカスタマイズ展覧会である。

なお、見上げると2階の部屋にもいくつかキャットタワーが見える。ベランダと反対側の窓から廊下を監視する猫も見かけたし、引っ越しの挨拶に伺った時、真下の人も隣の人も猫を飼っていると教えてくれた。それぞれの窓枠やベランダの工夫を参考に、ホームセンターで自宅用のカスタムを考えるのが習慣化している。

鳴き声や猫の足音に寛容

私の場合、6,7年前に猫と暮らし始めてから、捕まえられないスピードで家中を走り回る夜中のハイテンションモードや、「起きろ」「メシくれ」「遊べ」の鳴き声がご近所からクレームにならないかビクついていた。ペット可マンションでも近所の人は飼っていなかったからだ。

しかし、隣近所がこんなにも猫だらけだと、窓を開けていたらだいたいどこかの部屋から猫の鳴き声が聞こえてくる。そんな調子なので、通常の範囲内であれば「習性だから」「猫だしね」と理解を示してもらえるし、何なら「お互い様なので」と言ってもらえる安心感は何にも代え難い。
それに甘えきるのはよろしくないが、自分も近所に寛容になれている気がして、少し嬉しい。

低層階なのにGがいない

我々の部屋は3階にあるが、ついぞGを見ないまま夏が終わった。1階の全部屋と2階の複数で猫が飼われていることとの関係性はわからない。が、何かしらが侵入を図っても仕留められる可能性は高いだろう……。

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