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この20年の読書を振り返り、今年最初に読む本は?

新年 明けましておめでとうございます。

本年もよろしくお願いいたします。

と、一応一年の初めなのでご挨拶から入りました。
節目を迎えると、これまでの振り返りや今後へ向けての思いなどをついつい考えてしまいます。

年末が近づくと何かにつけて「振り返る」ようになってしまい、新年を迎えると「これから」を考えがちです。

私は、比較的 読書好きな方だと思います。比較の対象はあくまでも、日ごろ周囲で接する人達という事になります。
「好き」というのも「多く読む」からそう評価しているだけで、正直なところホントに好きなのかはよく分かりません。

量としては、ガチの研究者やガチの読書家などは比較の対象にすらならない程度の読書量なので、そういった方達の中に入ると「読んでいない人」になると思います。

具体的にどのくらい読むのかというと、月に4冊くらい。要は週に1冊程度。
多く読んでいた時期は、年に200~250冊でしたので、実のところ月4冊は私の中ではスランプ(?)な時期で、この2~3年がまさにスランプでした。

昨年末、本棚を眺めていてこれまでの読書を振り返ってみました。

ジャンルは
・小説 3割
・歴史関係 1.5割
・科学系 2割
・政治経済 1.5割
・その他 2割
となります(ザックリです)

小説は 作家買いする傾向が強いです。主に「森博嗣」次に「米澤穂信」ですが、小説全体の中では2割くらいでしょうか。
森博嗣の小説は無条件に買い。米澤穂信の小説はあらすじを見て気になれば買い。それ以外は装丁やタイトルやあらすじで買うかどうか決めてるかな。
作家買いするので偏っていると思っていましたが、冊数を見るとその多くはまんべんなくランダムに読んでるという事がわかり、自分的には新発見です。

歴史は 主に近現代、特に明治・大正から昭和初期の、日本が下り坂を転げ落ちていった時期。
「何故そうなった?」「どうすれば良かった?」という事に関心があるからと自己分析。
日露戦争勝利から敗戦までの日本と
高度経済成長後、バブル景気崩壊から失われた30年の中にある現在の日本が
重なる、という事が起因していると思います。

科学系は 主に生物学系。特に進化の研究や生命の生存プロセスに興味があります。これは今直面する事象レベルでの「戦略」にも通じるので面白いです。あとは物理がちょっと、自然科学が少し。というところかな。

政治経済は 上に書いたような読書から「今何が起きている?」「ではどうすればいい?」という興味関心が湧くので、自然と導かれるジャンルです。
なので、「どうすればいいか?」を書かれている本に惹かれます。

歴史は現在起きている事の前提であり、土台と言っていいでしょう。その上で「なんでそうなったのか?」という興味関心が湧き、生命や生物は本能的にどのような傾向があるかを知りたくなり、今は「どうなっている?」という事が知りたくなる。

このような読書の傾向を、明確に意識していたわけではありませんが、振り返ってみて、ザックリと流れを整理すると上記のようになることが見えてきました。
読んだ動機を一冊ごとに見ていくと、そんな単純ではありませんが、大きく俯瞰してみた限りそういった知識欲の流れが見えてきます。
要するに「どうすればいい?」という今直面する課題へのアプローチを知りたいというのが読書の主な動機ですね。

近年スランプ気味だったのは、時間が取れないという事が原因だと思いますが、とは言え、年200冊くらい読んでいた頃は時間が有ったわけでもありません。
読書の振り返りをやってみて思ったのが
知りたいという欲が無くなった 
どれを読めばいいかがわからなくなった の
どちらかだろうと思っています。

「どうすればいい?」は今でも分かっていません。仮説的に「こうするといいのでは?」はいくつか分かっていますが、あくまでも仮説です。
実のところ、その仮説を実験し始めたからだと思っています。
実際に動き始めたから「読書の時間が無くなった」という原因にも繋がってきますが、かと言って知りたい欲求が衰えているとも思えません。
その証拠に積読が増えてます。

そこで、積読本に目を向けてみると「読みたい本」ではなくなっている。
もう少し詳しく書くと、買った時は読みたいと思っていたが、今すぐ読みたいという程の欲が湧いてこない。今すぐ読む程の動機が無い。

結論的には「何を読んだらいいかわからない」という事になります。

振り返ったあとは、今後は?どうする?という話になってきますね。
だが、考えても浮かばないので、純粋に今の自分の欲に忠実に本を選んでみました。
それが以下の三冊

◇ ペンギンが教えてくれた物理のはなし
◇ 脚・ひれ・翼はなぜ進化したのか
◇ ストーリーとしての競争戦略

やっぱり戦略系ですね。
特に、自然科学から導き出される戦略かな。
理屈を超えた、人間や生命が本来持っている本能やそのベクトル。
そういうものに惹かれます。
これが今年最初に読む本になりそうです。



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