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多様性という「イケナイおクスリ」
「多様性」という言葉は、市民権を得たように感じます。
行政は言うに及ばず、多くの会社で多様性の尊重は重視されているはずです。多様性ではなくダイバーシティ(diversity)と表記している企業もあるでしょう。
基本的に、多様性は素晴らしいと思います。素晴らしいと言う他ありません。
多様性の概念は、人権の概念と極めて親和性が高いため、それを否定するのは大変に困難であるどころか、人間のクズの烙印を押されても文句が言えない雰囲気があります。
また、多様性はLGBTの話題の中もでよく見かけます。こちらのとの親和性も格段に高い。
自分と相手は違う存在である。であれば、自分と相手の差異を認めなければならない。それは全人類共通の認識でしょう。
宗教等を別にすれば、これを真っ向から否定するのは難しいと感じます。
そうして、多様性という概念はしっかりと日本にも定着しました。
しかし、あまりに便利な概念には、副作用もあるものです。
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ハラスメントが禁忌になったことから、部下に指導しづらくなったとの話をよく聞きます。
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