若手を丸呑みできない中年は、暗黒の60年を生きるハメになる
人間、40を過ぎると「人はいかにして老害となるか」ということがウッスラわかって来るものです。
40なんてまだ若い若い。そう言ってくださる諸先輩はたくさんいらっしゃいますけど、いっこも信じてません。申し訳ありませんが、老化を感じるんだからしゃーないやろと。若い子に言われてもそれはそれで腹立つしな。
自分の老化など信じたいくないものです。老化=醜い、との図式に強固なものがあるためでしょう。これは男女共通ではないでしょうか。
少しでも老化に抗うべく、みな涙ぐましい努力をしています。それもかなり頑張って。
なぜそこまで頑張るのか?
答えは簡単です。努力しないとおそろしく老化が加速するからです。
人生100年時代において、40から老化し醜くなったら、醜いまま60年生きなければなりません。
大昔は50前半で亡くなっていましたから醜い時間は短かったと思われます。醜い時間が長くなるのは、現代に出現した新たな困難であると言っていいい。
なので、みんな必死こいて努力することになるのですが、正直な話、見た目の老化ばかり気にしている気がします。
ですが、もっと深刻なのは「中身の老化」です。
われわれ中年は、どうも「中身の老化」に鈍感すぎるように感じます。
そして「中身の老化」は、老害化に直結します。
そこには、根深い理由が隠れているのです。
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まず、中年になると体力が落ちてきます。最初に「あれ?」と感じるのは、飲み会の翌日でしょう
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