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心の自然に従う
ねこっちです。2023年10月、マイナスなこだわりが減り、それまでの安定と不安定を繰り返す精神状態から抜け、その後心の平穏の中で過ごしている最近の私ですが、特に気を付けていることがあるのでここにそれを書き記すことにします。
それは、心の自然に従うということです。
心の限界
心の自然に従うには、自分の心がどういったものなのか、大まかにでも知っていることが良いでしょう。まずは、私自身が自分の心を知るきっかけになった、「心の限界」が訪れたときの話を書きます。
私に心の限界が訪れたのは、中学1年時でした。特別支援学級で小学生時代を過ごし、受験して中高一貫校に入学したので、様々なことに戸惑いました。中でも、当時の先生方の呼び捨てや暴言は、「人を傷つけることを言ってはいけない」という小学生時代の基本ルールに真っ向から反していたので、衝撃を受けるとともに、ひどく落ち込み、人間不信になりました。
その様な中でも、明るくふるまう他の同級生を見て、自分と他者の違いを考えるようになりました。そして、私は自分を内省する性格になり、自分について人一倍考えるようになりました。その中で、自分の心の動きや、自分に正直になることなどについてどんどん敏感になっていきました。その結果、自分に嘘をつくと苦しくなって自分の心の自然に従わざるを得なくなる今の自分に近づいていきました。
心の自然に従う
一方、自分の心に正直になってばかりいると、新たなことへの挑戦が怖くなってしまいます。なぜならば、挑戦は多くの場合、当時の私にとっては大きな負荷を伴うことだったからです。一度心の限界を経験した私は、「成長/挑戦したい自分」と、「自分の心を守ろうとする自分」の葛藤に苦しむことがありました。心の限界を経験する前のように、何事にも貪欲に挑戦してみたいと思う一方で、心の限界がきて、もう一度生き地獄のようなつらい毎日を経験したくないと思うその狭間で苦しむことがありました。
挑戦と精神状態のバランスをいかに保つか、これは私の中で大きな課題でした。
ところが,最近になりその葛藤の対処が分かってきました。結論から述べれば、それは次のような向き合い方になります。
【解決策】
常に自分の心の自然に従い、それに俊敏に反応できるようにしたうえで、挑戦したいことや試してみたいことをする。
心の限界が来るときというのは、自分の心が悲鳴を上げた時です。すると、そうなるまで自分を追い込んでしまうことさえ防げれば、心の限界は防げるはずだと分かります。自分を追い込んでしまう時というのは、自分の心を無視して突き進んでしまった時です。それは自分の心に正直になることで防ぐことができます。これが心の自然に従うということです。
心の自然に従っていると、次第に自分の心の自然のありようが見えてくるようになります。
今の私は、大学で物理を学んでおります。すると分かるのですが、一通り学び終えてから何かを考えるよりも、考えることを通して学びを深めていくほうが深くわかります。
心の自然もこれと同じで、自分の心の自然を熟知してから自然に従うのではなく、まず自然に従うことを試行錯誤してみて、それから自分の心の自然が見えるのです。私の場合は、
「どうやら睡眠時間を削ると日中の集中力が下がるようだ」
「散歩に行かないと心がエネルギッシュではなくなってくるように感じる」
というような具合が見えてきました。そのため、私は良質な睡眠と散歩を日課にしています。こうして、心の自然に従う生活が分かってきます。
また、何かマイナスなことが起きた時は、必ずマイナスな気分になるので、それに従ってその日はゆっくり休むことにします。すると翌日~1週間後には活力や思考の状態も通常通りに戻っており、ストレスを受けている時間を最小限にできます。
このような心の自然に従う生活が分かると、後はそれを実践してその仕組みの中で生活するようにしていれば、心の自然は満たされていきます。そして、心の自然に従い、そこから逸脱しないように生活することで、心の限界が来るような状況を自然に避けることができるようになります。そうしてかつて怖がっていた挑戦が可能になっていくのです。
さらには、心の限界に対する恐怖心も和らぐので、他者に自分のことを押し付けなくなり、他者とも楽しい時間を分かち合うことができるようになります。
心の自然に従うことは、良いことが満載です。
最後に
かつての私は、心の限界を知ってしまった以上、もうがむしゃらに挑戦していたころのようにはなれないのだと、よく嘆いていました。確かに、自分の心という存在に目を向けないまま、挑戦や成長ばかりを追い求めれば、心の限界は繰り返されるように思います。
しかし、自分の心の自然に気づき、それに従うようにすれば、自分を適度に大事にでき、その上で新しいことに挑戦できるようになります。そうして自然に従うことができるようになってくると、かつてあれだけ嫌だと思っていた「心の限界」を経験したことが、逆に有効に利用できるものであることにも気づくことでしょう。心の限界を知っているからこそ、心の自然にうまく従うことができるようになるのです。
こだわりが減り、心の平穏を自覚するようになってから、気づけば20週連続でnoteの記事を投稿できました。その達成感も大きいですが、20週間も心の平穏を保ち続けたことは中学入学後から考えても一度もなかったので、改めてこの心の平穏は本物だと思いました。これからも心の自然に従い、自分のペースを保っていければと思います。
以上です。最後までお読みくださり、ありがとうございました。
ねこっち
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