スパイスにハマりたいのにスパイスを存分に摂取できる体調の日が少ない。
たぶん去年の秋ごろから、私はスパイスカレーにハマり始めていました。
きっかけは神保町のエチオピアというお店で食べたカレーでした。
(なにこれめっちゃ辛あ……)
確か辛さは1だか0だかにしたのですが、それでも私にとっては十分辛くて、汗はかくし鼻水は出るし、頑張らないと食べられない、と思うほど辛く感じました。
私は辛い味は好きなのですが、辛さには弱いのです。
カレーや坦々麺、麻婆豆腐が好きですし、本場の味っぽいと嬉しい。
でも例えば我が家のカレーのルーはいつも甘口です。
五歳の娘に合わせているからですが、普通に私自身の味覚的にも甘口でOKな感じなのです。
そういう私なのでそのエチオピアのカレーをおいしいけど辛いなあと思いながら頑張って食べておりました。
私はその日、とても憂鬱な気持ちでした。
私はたまに都会に出ると、大抵憂鬱になってしまうのです。
その日もハアもうなんか都会嫌だわあと思いつつも、でも都会刺激的で面白いですわねぇでもやっぱり嫌ですわハアと思いながらカレーを食べ進めていました。
でも途中から、自分の脳が開放されるような活性化されるような感覚を覚えたのです。
な、なんじゃこれは!!
頭がすっきりする!
憂鬱が吹き飛んだ。
す、スパイスの力??
私は思い込みが激しいのかもしれませんし、これは誰でもスパイスカレーを食べればそうなるということではないのかもしれませんが、でも私は思ったのです。
そっかーだから人々はスパイスカレーが好きなのね!(きっとちがう)
その後私はその時の感覚が忘れられず(中毒)、他のスパイスカレーの店にも何件か行ってみました。
スパイスカレーで頭がすっきりするかどうかはその時によって違いましたが、やースパイスカレーおいしいなあと思って、お店ごとに違ったこだわりのスパイスカレーを出してらっしゃるのも面白いなあと思って、スパイスカレーの魅力にハマりつつあったのです。
でもその後春が来て、私は花粉症になりました。
今年の花粉ってなんかひどくなかったですか!?
私はだいぶ早い時期から酷い花粉症になり、その後三か月くらいその症状が続きました。
その間、スパイスカレーは食べられませんでした。
喉がガサガサで食べられる状況ではなかったのです。
その後も隙あらばスパイスカレーを食べようとは思っていたにも関わらず、なかなかスパイスカレーを食べられる体調とスパイスカレーを食べに行ける日程が重なる日は訪れませんでした。
そもそも子供がいますので、子供がよく風邪をひきます。ひどいと毎週のように風邪をひき、それがわたしにも一定確率でうつります。
その後喉が本調子になるまで、結構時間がかかるんですよね。
そして秋になるとまた、秋の花粉なのか乾燥や砂埃のせいなのか、なんだかずっと、うっすら喉の調子が悪いんです。
だからなかなかスパイスカレーが食べられません。
チャイも好きなんですけど、なかなかチャイを飲めるタイミングもありません。
今も、私は風邪をひいているわけではないんですけど、なんか喉は本調子とまではいきません。お出かけしたのでスパイスカレーを食べようと思えば食べられるチャンスはあったのですが、やっぱり今日もやめておきました。
スパイスにハマるには、スパイスを存分に摂取できるくらい健康じゃないと無理なのかなあと思い始めています。
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