豆大福
ふと、”豆大福が食べたい”と書かれた過去のメモを発見しました。
発見したので、それを元に何か書いてみようと遊び心のみで綴っています。
豆大福、それは江戸時代に生まれた”うずら餅”が原型となり、江戸で普及したのが始まりとされる和菓子。
私の身近では食べる習慣がなく、豆大福を初めて食べたのは大学生になってからでした。
お盆の上にぎっしりと並べられている豆大福を見たとき、本で見たことあるやつだ!と大喜びでそこから二つ買ったのを覚えています。(二つ)
夜遅くまで大学に残って勉強をして、そのお供になってくれた豆大福。
思い出とは不思議な物で、
幼い頃から慣れ親しんでいなくとも、あんなこともあったなと後から思い出す事が多ければ、すっかり旧知の友のような感覚になるものです。
どこかで和菓子屋さんを見かける度、豆大福をきょろきょろと探すほど、
どこかで豆大福を見かけると、ああ、卒論大変だったなと感慨にふけるほど、
豆大福と一緒に色々と乗り越えたな、と久しぶりに大学生活を思い出すこの頃なのでした。
また近々豆大福、いただこうと思います。
おまけ
和菓子を食べるといつも思い出す一冊を。
”和菓子のアン”
高校を卒業したばかりの主人公が、百貨店のデパ地下にある和菓子屋さんに就職する事から始まる、青春和菓子ミステリーです。(どんなミステリー)
青春和菓子ミステリーというのも、和菓子の持つ深い情緒が織りなす謎掛けのような物で、決して怖い物ではないです。
むしろ、日常にある身近なお菓子たちの新たな面を見せてくれる、
温かな人情のある物語です。
おうち時間に甘い和菓子とお茶とこちらの本で、一服するのも興ですね。
楽しみだ。
ではでは、また。良き日を。