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愛して欲しいと言えたなら

14
かつて恋人だった二人が35年の時を経て再会する物語の長編小説になります。
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愛して欲しいと言えたなら     (メル友・・・その14)

愛して欲しいと言えたなら     (メル友・・・その14)

メル友

メル友・・・その14

あ~あ、まだ、1時間もあるわ。ちょっと、早く来すぎちゃったみたい。
そう思いながらコーヒーのお替りを注文した時に、
カランカランと音がなって喫茶店のドアが開いた。
裕子が、ドアの方に視線を移すと、裕子に気がついたみたいで雪子が微笑んだ。

「あら?どうしたの、こんな早く?」
「そう言う裕子だって、もう来てるじゃない?」
「うん、ちょっとね、考え事があってね」
「考

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