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寄付すべき猫の保護団体 7つを比較

猫が大好きな方、少しでも苦しんでいる猫の助けになりたいと思って寄付先を探している方はぜひ最後まで目を通してみてください!

※非常に長い記事です。

自分なりに保護団体を調べ、まとめてみました。8割は個人的な意見ですが参考までに。

最初に、調べてみた結論

どこに寄付をするか、もちろん正解はないし、自分に合っていると感じる団体に寄付をして、気が向けば他の団体も支援すればよいと思います。私としては、より多くの猫が里親を見つけて人も猫も幸せに暮らせるのが一番だと思っています。

個人的なおすすめは東京キャットガーディアンのサポーターになり、猫のかわいい動画や画像、日記を見てほくほくしつつ、フェリシモ猫部で猫グッズを買い、東京、大阪、広島に住んでいる方はネコリパブリック、岐阜に住んでいる方はネコリパブリックと子猫カフェサンクチュアリに行くとよい気がしています。

そして、気が向いたときに他の団体にも寄付をするとより多くの猫が幸せになれるかもしれません。


目次

公益財団法人 どうぶつ基金

NPO法人 犬と猫のためのライフボート

ネコリパブリック

東京キャットガーディアン

日本動物愛護協会

フェリシモ猫部

こねこカフェ サンクチュアリ


検索すると猫の保護団体がたくさん出てきます。みんないいことをしようとしているのでしょうが、内容が伝わってこないサイトも実態がわからないサイトもあります。一つずつ見ていきましょう。

※偉そうに評価していますがすべての団体へ尊敬の念を持っています。猫を大切にしようという思いがある時点でそこは忘れないようにしています。団体ごとに個性の差はあれどみんな「猫を大切にする」という同じところを目指しているので。

基準

信憑性=お金の使われ方、組織情報の公開など

猫へのやさしさ=猫の保護のされ方、活動の思いやりなど

リターン=寄付をすることによる支援者へのメリット。あくまで猫が主体であるため、活動報告書や感謝の手紙などが支援者に送られるかどうかを主に判断基準にしている。


公益財団法人 どうぶつ基金

活動:主に野良猫の不妊手術をしている(令和元年度は約4.4万頭の猫に不妊・去勢手術を実施)

過去二年間の寄付金  2020年 3.3億円 2019年 1.7億円

動物愛護の普及活動も行う

信憑性☆☆☆☆

猫へのやさしさ☆☆☆☆

リターン☆☆☆


1988年からと歴史があり、情報も広く公開されていて保護猫について検索した際には広告として上位表示もされています。

信憑性が☆4なのは寄付金の一部が広告など他の者にも使われているためです。活動を続けるためには当然必要なことではあるが、「猫の保護のみに寄付金を使う」という選択ができる他の団体とも差をつけました。

どうぶつ基金では「環境大臣賞 どうぶつからの感謝状」として動物保護団体、個人を表彰もしています。寄付金が猫の避妊等以外の広告などにも使われていることを述べましたが、このような活動は猫を保護しようと考える人を増やすことにもなるので良い使い方がされているのだと思います。

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猫へのやさしさに関しては、妊娠ができなくして自然界へ返すので素直に「これはいいことだ!」とは思えなかったです。もちろんこれは私がきれいごとを言っているだけです。野良猫が増えれば車にひかれてしまう猫が増えたり、ごみを荒らされたり、つらい思いをする人も猫も増えます。これらの問題を解決する手段としてどうぶつ基金が行っている活動は非常に効果的だと思います。

リターンに関して明記はなかったのでわかりませんが、活動報告書は送られてくるのではないかと思います。


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どうぶつ基金

どうぶつ基金HP


NPO法人 犬と猫のためのライフボート(Lifeboat)

活動:千葉県・茨城県・福井県・静岡県・山梨県・船橋市、柏市の 7 自治体の保健所から、殺処分予定の犬猫を引き取り、保護し、不妊手術を施し、里親に譲渡する(2020年度は犬 329 頭、猫 560 頭の合計 889 頭)

過去2年間の寄付金 2020年 5500万円 2019年 6000万円

信憑性☆☆☆☆

猫へのやさしさ☆☆☆☆

リターン☆☆☆

NPO法人Lifeboatは先述のどうぶつ基金の環境大臣賞でも表彰されていることに加え、Yahoo!基金で多くの寄付を得ています。

情報も公にされているので信憑性はあると思いますが、サイトの完成度はいま一つです。そこに割くお金を猫に使っているといえば納得ですが、分かりやすい情報を提供することは寄付する側にとっては大切なことなので☆を1つ減らしました。

また、働く人への給与も支払われていて、どのくらいの給与がありそれが適切かどうかなども判断材料が少なかったです。

猫への気遣いは行われていますが、良い環境で猫を保護しているかというと「?」が浮かびます。保護環境に関しての情報提供はされていますが、もっと多くの情報がわかりやすく提示されると安心かなと思います。


※偉そうに評価していますがすべての団体へ尊敬の念を持っています。(2回目)

リターンに関連して支援方法ですが、Lifeboatではタオルなどの物資や保護施設でのボランティアとしても支援ができます。お金だけじゃないのが良いですね。

リターンについて明記はありません。

寄付はこちらからです。

LifeboatHP


ネコリパブリック

活動:猫の保護、保護猫による猫カフェ、譲渡会の開催

寄付金の会計報告などは見当たりませんでした

信憑性☆☆☆☆

猫へのやさしさ☆☆☆☆☆☆ (6つ星!)

リターン☆☆☆ (保護猫カフェ支援は☆4)

ネコリパブリックは猫の保護団体ではなく、ビジネスとして自走しながら保護猫活動をすることを目指しており、そのための活動として保護猫カフェを運営しています。

コンセプトが「人よりも猫の方がえらい猫共和国」というのがいいですね。見てみると、ひとつの家に猫が100匹ほどいるとはいえ自由に動ける時間が多そうな印象を受けます。猫の保護施設やペットショップだとケージの中に入っている時間がほとんどなのでそこは良いポイントだと思います。

里親が見つかって家の中をいつも自由に動き回れるのが理想ではありますが、猫にやさしい保護施設が増えるのは心が温まります。

寄付金は利益があがらないTNTA(野良猫を捕獲し避妊・去勢して里親へ譲渡を行う)、保護猫シェルターに使われています。

先進的でありホームページもきれいで見やすいです。

おもしろい取り組みとしては保護猫ホテルもあります。


活動について(ネコリパブリックHPより)

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Lifeboatのようにネコリパブリックでも物資やボランティアとしてサポートできます。

保護猫活動へのリターンは明記されていませんが、ネコリパブリックの保護猫カフェのサポーターに登録すると様々なリターンがもらえるそうです。

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詳しくはこちらから

https://www.neco-republic.jp/necorejournal/event/3452/


現在は新型コロナウイルスの影響で運営が難しくなっているそうです。猫と人が共存するための新しい挑戦を応援したい!という方はネコリパブリックへ寄付をするのが良いかもしれません。


東京キャットガーディアン

活動:猫の保護、保護猫による猫カフェ、譲渡会の開催、そとねこ病院の運営、猫付きマンション、Youtube

過去の寄付金 2020年 4400万円

信憑性☆☆☆☆☆☆(6つ星!)

猫へのやさしさ☆☆☆☆

リターン☆☆☆☆☆ (サポーター) 5つ星!

幅広い活動を東京を中心として行っています。毎年500~700頭ほどの猫がこの団体を通して里親を見つけているそうです。

猫へのやさしさが☆4なのは、ネコリパブリックのようなより自由に動ける猫と比べてしまうとケージに入っている時間が長いからです...。ほんとは☆100くらいなんですけどね...。自由に動けるようにすると保護できる猫が減ってしまうし赤字も出やすいというのはあります。それをふまえても!よりよい何かしらの方法を求めて☆4です。

スタッフの給与や月ごとの収支報告書、シェルター等での様子をYoutubeで生放送など、かなり情報公開度が高いと感じました。ネコリパブリックと共通して、寄付金以外からもできるだけ収入を得るような仕組みが作られています。

猫付きマンション(マンションを買うときに猫も一緒についてくる、新生活を猫と一緒に。ということだと思います)や、猫がいるシェアハウスは面白い取り組みですね。

猫付きマンション、シェアハウスの物件はこちらから

猫付きマンション、シェアハウスの紹介はこちら、大家さんも募集しているそうです


シェルターの様子等、Youtube

かわいすぎるので見てみてください


東京キャットガーディアンでは多くの寄付の仕方があります(お金、物資、ポイントから寄付など)。お金を寄付する場合にも2種類あり、通常の寄付と、サポーターになり毎月一定金額を寄付するものがあります。

リターンとしては通常の寄付では猫の湯通信というメールマガジンが配布され、サポーターには猫の写真や動画、スタッフのつぶやき、日誌のようなものまで見られます。専用のアプリがあるそうです。

正直、これこそ求めていたもののような気がします。自分のお金で猫のサポートができて、かつこんなものまで受け取れる。最高ですね(>_<)

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サポーター登録はこちら


寄付はこちらから


情報が多すぎて書ききれません...。サイトを見ると他にもいろいろ見ることができると思います!

サイト


日本動物愛護協会

活動:譲渡会の開催、啓発運動など

過去の寄付金 2020年 1億円 2019年 3400万円(おそらく)

信憑性☆☆☆☆

猫へのやさしさ☆☆☆☆

リターン☆☆☆☆☆ 5つ星!

譲渡会や不妊去勢手術の助成、災害時のペットの救助、広報、啓発活動を行っている団体です。猫の保護はしていない?のかなと調べてみてそんな感じがしました。

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寄付に関しては、会員になるもの(毎年払う)と、通常の寄付があり、通常の寄付にも一般寄付と、用途をしぼった寄付ができます。

用途をしぼった寄付では、里親探しに使う、殺処分低減のための不妊去勢手術のために使う寄付をすることができます。用途を指定することができるのは何に使われるのかが明確でわかりやすく、良いと思いました。


会員になると会員証、ステッカー、広報誌、イベントの案内がもらえるそうです。

日本動物愛護協会では古本募金というものもあるそうです。


フェリシモ猫部

活動:猫グッズの販売、保護猫の譲渡会の開催

過去の寄付金は19年で4.6億円と記載があるのでだいたい一年に2000万円ほど寄付金が集まっているのだと思います。(猫グッズ販売による利益含む)

信憑性☆☆☆☆☆(5つ星!)

猫へのやさしさ☆☆☆☆

リターン☆☆☆☆☆  (5つ星!)

フェリシモ猫部はフェリシモという会社内の猫好きが行っている社内部活動らしいです。フェリシモは見てみるとおしゃれなAmazonみたいなオンラインショッピングサイトです。

企業が大きいだけに信頼性は高めです。リターンが5つ星なのは、かわいい猫グッズを買うとその金額の一部が猫の保護活動にあてられるからです。猫グッズを買うなら、こういうところから買うといいかもしれないですね。

そして猫グッズのクオリティがハチャメチャに高いです。


寄付はこちらから

毎月100円での支援もあるそうです。


こねこカフェ サンクチュアリ

活動:猫の保護、保護猫による猫カフェ、里親探し

過去の寄付金についての記載は見当たりませんでした。

信憑性☆☆☆☆

猫へのやさしさ☆☆☆☆

リターン☆☆☆

岐阜県で殺処分を減らすために猫を保護し、里親探しをしている保護猫カフェです。過去5年で2000匹以上を保護していて、常に100匹は猫さんがいるらしいです。猫カフェの利益と寄付金で活動をしています。

猫へのやさしさがにじみでるようなサイトですが、猫さんたちがどのような暮らしをしているのかの詳しい情報は見られなかったので☆4です。

すごくあたたかい活動をしているので岐阜の近くに住んでいる方は足を運んでみてほしいなと思います。

また、寄付としてAmazonのほしいものリストが公開されていました。ここで買って猫さんたちを支援するのもすごくいいと思います。


寄付はこちらから


猫の保護団体をまとめてみての感想

たくさんの団体の情報を調べてまとめてみました。

感覚的に、100以上の団体がある気がします。ここで紹介したのはchromeというブラウザで上位に表示された7個の団体です。どの団体も思っていたより幅広く、大きな規模で活動をしているんだなと思いました。

どこに寄付をするか、もちろん正解はないし、自分に合っていると感じる団体に寄付をして、気が向けば他の団体も支援すればよいと思います。私としては、より多くの猫が里親を見つけて人も猫も幸せに暮らせるのが一番だと思っています。

個人的なおすすめは東京キャットガーディアンのサポーターになり、猫のかわいい動画や画像、日記を見てほくほくしつつ、フェリシモ猫部で猫グッズを買い、東京、大阪、広島に住んでいる方はネコリパブリック、岐阜に住んでいる方はネコリパブリックと子猫カフェサンクチュアリに行くとよい気がしています。

そしてまたこのサイトでも、自分で調べてもよいのですが、気が向いたときに何個かの団体に寄付をすると、より多くの猫が幸せになれるかもしれません。


こちら、過去に書いたスコティッシュフォールドについての記事です。興味のある方はぜひ

https://note.com/nekonote_kariru/n/n6c8ca67745ef



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