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裏目と対価/現状と燃える闘魂

そうなる予感はあったのだけど、私が講評でボコボコにされた記事が、私の漫画よりも好評なようだ。

ボコボコの記事はね、本当は有料公開するつもりだったのです。だけど、実録マンガを5P描き終わったとき、「このマンガをみんなに読んでほしいッ!」という、漫画描きによくある病が発動し、気がついたら投稿ボタンを押していました。

ただね、日曜の夕方という、読み手が少ないことで有名な時間帯にこっそり公開したので、まあ目立たないだろうと思っていた。Xでシェアもしなかったし。

なのになぜか、ここ最近の自分の記事では見たことのないスキ数がついているではないか。タイトルがキャッチーすぎたのがいけなかったのか。

「実録 マンガ新人賞に応募した私がボコボコにやられるまで」

うん。このタイトル見たら私でも読みに行くわ。

みなさん。読んでもらいたい記事のタイトルは、ちょっと過激にしたほうがいいみたいです。日曜の夕方でも注目浴びます。あと、コメント欄を閉じておくと、感想を寄せたい人がXでシェアしてくれる率が上がります。私の場合、今回はすべてが裏目に出ました。

私からひとこと。

漫画も読んで、できればスキをお願いします。頼む。

(トップに固定してるし、Xでもシェアしまくってるのに、日曜記事にあっさり抜かれるってどういうこと?)

(ボコられる記事は人気がある)

こういう「自分の恥をさらす系」の記事は、普段「猫野サラ友の会」の中で書いてます。メンバーシップと有料マガジンの2種類ありまして、最初はメンバーシップだけだったんだけど、「クレカないから入れない!」との声をいただいたため、急遽クレカ以外の決済方法もあるマガジンを作りました。中身はまったく同じです。

「出入り自由なのでお好きなタイミングで、出たり入ったりしてください」と言っていて、実際に出たり入ったりする方もいる。ずっと入ってくれているけど、あまり記事を読んでいらっしゃらない様子の方もちらほらいる。そういう方は、たぶん応援の意味で、毎月チューハイ2本(280円)を私にご馳走してくれてるんだろうな。

恥や苦悶が多い(けれども基本「やったるで!」な)私の創作活動日誌をもっと読みたい方は、試しに入ってみてください。出入り自由なんでお気軽に。

ちなみに初月無料にはしてません。あと「サラ友」とは関係ないけど、有料記事の「返金」設定も毎回オフにしてます。これには理由があって、よくつまらない映画を見たあとに「金返せ」って言う人いますよね。あれに私は興ざめするのですよ。

というのも、自ら映画館に足を運んだのは誰あらぬキミじゃないかね? リビングでポテチつまみながらくつろいでいたところをいきなり拉致されて、行きたくもない映画館まで連れて行かれ、まったく見る気のない映画をむりやり見させられた挙句にチケット代をむしり取られたら、それは「金返せ」となる。しかし、自分の意思で買ったものなら、それが結果的に自分の利益になろうがなるまいが、対価は払ってしかるべきだと思うのです。気に入らなかったのなら、それは「勉強代」。以後同じ過ちをしないよう気をつけるための指針ができたと思えばいいのじゃないかしら。

以前、家から閉め出されたことがありました。うちの手動のガレージに、玄関に通じる扉があります。そこから入って家とガレージの鍵を置き、外に出てガレージを閉めてしまうと、私は家の中に再び入ることができません。そのときはバッグごと家の中に置いてきてしまい、完全に身ひとつでした。スマホもない。万事休す。

私は隣家に助けを求め、電話を借りて、鍵を開けてくれる業者に来てもらいました。20分ほどして到着した作業員が、「鍵を壊す前に、一応開いている窓などがないか点検したい」と言うので、私も一緒に家のぐるりをまわったところ、裏側の部屋の廊下に通じる窓の鍵が開いていた。つまりそこから家の中へ入ることができたわけです。完全なる私の確認不足。

これで鍵を壊す必要はなく、作業員の仕事もなくなったわけですが、その人は私にこう言いました。

「誠に申し訳ないのですが、出張費はいただかなければなりません」

当然です。ご足労いただいたのだから。

「おいくらですか?」
「2万円です」

申し訳なさそうな顔つきの作業員に、私は2万円支払いました。受け取るときに、すみませんと頭を下げたその人に、私は言いました。「勉強代だと思ってます」と。

手痛い教訓として、6年も前の話をこうしていまも鮮明に覚えています。あのぼったくり業者の世話には二度となるまいと、鍵の置き忘れと窓の閉め忘れには厳重な注意を払うようになりました。

もし私の有料記事を読んで「なんでえ、つまんねえ!」と仮に思ったとしても、勉強代だと思ってこらえていただきたい。そして二度と私に近づかぬことです。嘘です。マンガだけでも読んでください。おねがいします。

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最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。