見出し画像

実録 マンガ新人賞に応募した私がボコボコにやられるまで

先日公開した漫画「永友(エターナル・フレンドシップ)」にスキやコメントをくださったみなさん、ありがとうございます!

漫画の最後に書いたとおり、これは「第22回Nemuki+マンガ新人賞」(朝日新聞出版社)に応募するために描いたもので、審査の結果、最終選考に残ることができました。

嬉しい!

嬉しいよ。

嬉しいんだけど、このことを本当は隠しておくつもりでした。だって受賞したわけじゃないから。

それにね。

それに・・・

誌上でいただいた講評がガチでダメ出しのオンパレードだったから・・・!


その講評の内容と、私が受けた衝撃を、実録マンガに描きました。

こういうのを表に出すのがいいのか悪いのかわからないけど、全国誌に載った文章だから誰でも読めるし、講評を読んだ私の反応=読書感想文みたいなものだというスタンスで、ここに公開します。多少なりとも興味がある人の参考になれば幸いです。



講評の実写版はこちらです。

「Nemuki+」2024年3月号


読んだあと、雑誌を持つ手が震えました。正直、嬉しさよりも絶望感がまさっていた。自分の漫画にいいところが少しもなく、プロとして雑誌デビューするなんて夢のまた夢のように思えました。できてないことがあまりにも多すぎて。

けれども時間が経つにつれ、「それでも最終選考には残ったんだ」と思えるようになってきました。「Nemuki+」では伊藤潤二先生や今市子先生など実力派のベテラン作家さんが、私の好きな奇妙で味のある漫画を長年連載していらっしゃいます。

そんな先生方の作品が載っている雑誌の巻末に、自分の応募した漫画の表紙が印刷されたのだと思うと、言い知れぬ感動が胸の底からじわじわと湧き上がってきたのです。

マンガ新人賞には「新しい才能を求めています!」と書かれています。その中へ、選外ではあったけど、飛び込むことができました。すくい上げても、もらえた。だからもっと自信を持っていいんだ。胸を張っていいんだ。そう思えるようになりました。

やることはひとつだけ。

できていないところをやる。

次の新人賞は7月がしめきりです。

再チャレンジします。

最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。