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料理偏差値5がお届けするクッキングレポ/『お箸で食べるスパイスごはん』@渡邊真澄さん

「キッチンからなるべく離れたところにいたい」

そんな私が、よもやクッキングレポートを書く日が来るなどと、誰が予測できたであろうか。

トップ画像に貼った写真、私が作ってるんだよ。

私の・・・料理・・・!

世界が終わるかもしれん。


料理ダメなんですよ、私。
苦手というより、めんどくさいの。

買い物行って、献立考えて、下ごしらえして、料理して、盛り付けて、テーブルに並べて、食べたあとは鍋や食器を洗い、片づけてほっとひと息ついたらもう次の食事の準備時間。

拘束時間が長すぎる。1日24時間のうち、半分は料理のこと考えてなきゃいけなくない?

料理が好きな人、得意な人ならね、この一連の作業がちゃちゃっとできるし、「今日は何食べようかな〜」「何作ろうかな〜」と毎日ウキウキできるのでしょう。

私はそうじゃない。実を言うと食べること自体にさほどの興味がなく、料理に関してずっと要領が悪いままなので、いつまで経っても時間がかかるし、やっぱりお友だちにはなれないのです、キッチンと。

ぶっちゃけ、そんな時間あったら漫画描いていたいんです。
漫画描くためだったら、1日20時間でも固い椅子に座っていられる。
昼ごはん抜いたって平気です。

そんな料理偏差値5のヤツがお届けする料理レポ。期待値0。先に謝っとくわ。真澄さん、ごめんね。


まあでも、そのへんの事情は、真澄さんもよく知ってるはずです。なんたって、去年の夏、真澄さんが我が岡山で開いてくれたスパイス料理イベントで、

当日早めに会場入りして準備するメンバー4人のうち、唯一私だけエプロンを持参せず(思いつきもしなかった)、イベント中にやったことといえば、用意されたあらゆる種類のアルコールにワクワクしながら、集まったみんなとご陽気に飲み食いしただけ。

あと、(自発的にではなく)真澄さんから頼まれて、桃の皮むいたぐらいです。ひどい。


さあ、そんな偏差値5の私が!

真澄さん初のレシピ本『お箸で食べるスパイスごはん』をGETしました!

真澄さん、本の発売おめでとう〜〜〜!!!


届いた本の表紙の手触りが、まるでビロードのようにちょっとざらつきの残る感じのすべすべで、長いこと撫でてました。続いて匂いをクンクン、すはー。気が済んだらそっとページを開き、いよいよ中身拝見!

いちばん驚いたのは。

2ページにわたってびっしり並んだレシピの数の多さです。もうびっしり!

厳選レシピをこんだけ考えるの、すげーーー!

(私が持ってるレシピは5個ぐらいです。卵焼き含む)

あとね。

真澄さん、かわえーーー!


思わずハアハアしました。ハアハア。

本にはね、コラムが何本か掲載されていたり、料理家同士の対談ページもあったりして、もうじっくり読んじゃうよね。そうかそうか、料理との出会いは10歳で。息子さんの誕生後、梅や味噌の研究も始めて。なるほどねえ。うんうん。あー楽しい!


はよ、料理しろ。


はい、すいません。前置きに1,000文字使ってる場合じゃないね。

数あるレシピの中から私が選んだのは!

スパイス焼きそば!

(レシピ部分はぼかしてあります)

スパイスポテサラ!

以上の2つです!

2つも作れるのか!?

ちなみに選んだ理由は、
・下準備がなく私にも短時間で作れそう。
・冷蔵庫の中に材料がほぼあった。
(買い物行けよ)です。

熱々のポテサラを食べる趣味はないので、ポテサラだけ先に昼ごろ作り、冷ましてから冷蔵庫に入れておきました。
材料の中にベーコンも書いてあったのですが、なかったので省略しました。

鍋の中

つぶつぶ見えているのが、スパイスやら何やらです。黄色みもスパイスで。
ベーコン省略したから、味見しながら好みの塩加減に調整しました。
ポテトはもっとつぶしてもいいんだろうけど、ゴロゴロした感じが見た目にも好きなのでそのままで。決してめんどくさいとかではなく。

ポテサラ作ったあと漫画を描いてたら、いつの間にか19時になっていた。

うわ〜、いまから料理すんのか、めんどくさいなー。昼にポテサラ作ったしなー。今日はウナさんが出張で自分ひとりだし、買い置きの「温めるだけ炭火鶏なんこつ」に変更しようかなー。

という悪魔のささやきに3分ほど耳を貸したのち、漬物石のように重い尻を上げてキッチンへ。

考えるな、作れ!

焼きそばの材料をすべて目の前に出し、たったと野菜を切って、フライパン出して、調味料出して、もう作るしかないぜ!

できました。

鍋の中

キャベツがなかったので省略しました。(省略ばっか)
スパイスやら何やらで、いつもよりパンチの効いた焼きそばに。
豚肉を入れないのが新鮮だった。うまみは十分出ています。

さあ、テーブルに並べますよ。

完成〜!

忘れちゃいけないコレも。

クラフトスパイスソーダ

スパイス尽くしの晩ごはん。大満足でございます。
どっちも美味しかったから、また作ろう。

「なんか意外と手際良く作ってない?」と不審に思った方がいたらいけないので追記しておくと、作りながら鍋とレシピを行ったり来たり、10往復ぐらいしました。何を先にどのタイミングでどのぐらいの量入れるとか、いっぺんに覚えられないのよ。

「わりとおいしそうじゃん。料理偏差値5とかウソじゃん」と白けた方がいたらアレなので補足しますと、私は写真のレイアウトを考えたり、色味を調整するのがわりと得意なほうです。デジタル絵描きなので。

たとえ焦がした卵焼きでも美しく見せる方法を熟知しているため、私の写真に決して騙されないでください。


「スパイス料理」ってハードル高そうだし、実際ものすごく奥の深い分野だと思います。だけど、普段食べてる焼きそばやポテサラがスパイス料理に変身するなら、気軽に取り入れられそうですね。

なにしろ、真澄さんが今回チョイスしたレシピは、

使うスパイスの種類や量も、「料理初心者、料理苦手な彼女が作れるかな?」「スパイス初心者の彼女が美味しく食べて、また作ろうって思えるかな?」と考えて調整しました。

【本日5/30発売】『お箸で食べるスパイスごはん』は『料理苦手でスパイス使いこなせない彼女』を脳内に置いて作りました/わたなべ ますみさん

というわけで、料理をあまりしない私にもぴったりな内容なんですよ。

「また作ろう」ってまんまと思っちゃいました。
ほかにも簡単に作れそうなレシピがたくさん載ってるので、いろいろチャレンジしてみます。

料理が好きで得意な人は、シンプルレシピをいろいろアレンジできる楽しみもあるはず。そういう才能、マジで尊敬します。


ご家庭で、お箸でもりもり食べられるスパイスごはん。あなたも作ってみませんか?

紙書籍は、出版社「339PLANNING」さんのストアと、

amazonでも販売中。

電子書籍もありますよ〜。

夏に向けてオススメです。

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