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来月、京都で漫画同人誌を頒布します。

8月初旬に申し込んで以来、ずっと返事が来ないので、

「やっぱり私なんか相手にされないんだわ……期待しちゃっておばかさん」

とすっかりあきらめていたところ、突然届いた白い封筒。


『関西コミティア68』に参加します。人生初のコミケです・・・!

この中に飛び込むんだぜ・・・大丈夫かオレ


当日参加者の一覧リストに、確かに私の名前があるのを、公式サイトで確認しました。

「猫野耽美村」リンク先はこのnoteです。


「サークル名」っていうのをね、決めないといけないらしいんですね、コミケに参加するときに。数人集まってひとつのサークルを作ると聞けばわかりやすいけど、私みたいにたったひとりで参加する場合にも必要なんですって、サークル名。

だったら決めるしかないけど、どうやってつけたらいいの? 参考までに先輩方のhow toサイトをいくつか見てみたところ、「作風を反映している」「読みやすく覚えやすい」「(個人参加の場合)作者の名前が入っている」サークル名がよかろうとされている。

トイレにこもって考え出したのが「猫野耽美村」でした。まず「猫野」を入れる。一応「耽美」な画風をめざしている。でもちょっとふざけたいから、耽美からほど遠い言葉もくっつけよう。で、最後に「村」。

「サークルカット」と呼ばれるイラストを、申し込み時に添える必要があったんです。・・・なんやそれ?

また諸先輩方に教わりました。コミケの種類ごとに、なんか決まったフォームがあるらしい。コミティアでは真四角の枠がテンプレートで用意されており、そこにはまるようにイラストなどを描くそうです。関西コミティアのカタログマガジンにも載るそうな。

ともかく作ってみました。


いいのかな、これで・・・?


左上に書いてある「D-22」という番号は「サークルスペース」と呼ばれるもので、参加サークルごとに振り分けられるスペースNo.のこと。新幹線や飛行機の座席番号みたいなもんで、コミケ会場の座席(テーブル)すべてに割り振られている記号です。申し込み時にはそれがわからない(当選するかどうかもわからん)ので、左上は空白にしてサークルカットを提出しました。

晴れて参加の運びとなり、スペースNo.をGETできたわけですが、「D-22」ってそれだけ言われてもピンと来ない。2日前に届いた白い封筒の中に入っていた、巨大な飛行機の座席表みたいな割り当て表を見てみると、会場に入って左から7列めの、奥から15番めであることがわかった。

ていうかさ。参加サークルが全部でどのぐらいの数になるのか事前に確認してなくて、まあ200〜300ぐらいなのかなあと想像していたんですが、実際に届いた座席表で数を数えてみたところですよ。いくつあったと思います?

アルファベットがA〜L、つまり12で、すべてのアルファベットに72席ずつ用意されている。ということは、12×72=864。

864!!!


マジで!? と軽くパニックになり、慌てて公式サイトの概要を確認したところ、募集スペースは700となっていた。164の誤差がどういうことかわかりませんが、仮に700だとしても、多くのサークルには個人でなく複数人がグループとして参加しているはず。ということは、当日会場で同人誌を頒布する人は1,000人を軽く超えるでしょう。

そんなにすごい規模なのか、関西コミティア・・・!

そもそもコミケなるものは若人の祭典だからとこれまでずっとスルーしてきたのに、なぜ今回私が参加しようと思ったかというと、映画「メタモルフォーゼの縁側」で75歳のキュートな婦人を演じた宮本信子さんが、17歳の女子高生と一緒にコミケに初参加しようとした姿に感銘を受け、「よっしゃ、私もやったるで!」と気持ちが盛り上がったからなのです。

つまり完全に勢いです。酔ってたし。

自分の娘や息子みたいな年齢の人たちが、ナチュラルハイな状態で1,000人以上集う中、D-22というスペースにぽつんとひとり座ることに相成りました。

自ら仕掛けた罰ゲームを、せっかくなので楽しむことにします。


関西コミティア


あ、肝心の同人誌ですが、ヒトヤスの総集編と耽美漫画集を作って持っていくつもりです。

コミティアが終わったら通販もやる予定。

若者の熱気に包まれながらひとり冷や汗をかいている私の姿を見たい方は、京都パルスプラザにぜひお越しください。(トイレ番頼む)

この記事が参加している募集

コミティア

最後まで読んでくださってありがとうございます。あなたにいいことありますように。