お味噌汁は性格を占う

ほかほかのご飯の横にいるお味噌汁。
お味噌汁には作った人の性格が
よく現れると思う。

我が家のお味噌は、母方の祖母から貰っている。

同じ味噌を使って、手軽にほんだし を用いて、時短のレシピはみんな同じなのに。

祖母、母、私。そして、時々弟。それぞれ違った味がするのだ。

祖母の味噌汁は、透き通った味がする。
お味噌汁の中にちゃんと一本道がある。
無駄なところがなく、足りないものもない。
そんな味。

母の味噌汁は、美味しさの主張がある。
はいはい!私の美味しさはここです!!
と推したいポイントを、存分にアピールしてくる。
味を決めてくる。

弟の味噌汁は、優しい。
まぁるい。具もお味噌も、出汁も、みんな手を取り合って、仲良くなった味。

だから、わたしは、お味噌を飲むと思わず笑ってしまう。作った本人のように個性が出ているから。

私のは、どんな味か。
残念、自分じゃよくわからないのだ。

お味噌汁も性格も、結局自分のがいちばん難解なのだ。

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