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【エッセイ・日記】「海が見たかった。人を愛したかった」休日と誕生日の記録。

こんにちは。長尾早苗です。

土曜日・日曜日・月曜日となにかとばたばたしており、

今日久々にオフィスで作業をしました。

いいこともあったので、今の近況をお話しします。


神奈川近代文学館朗読会

最近海見てないな……と思っていたのが土曜日。

ちょうど母校でのサークル活動としてやっていた朗読チームの朗読会が神奈川近代文学館のホールであったので聞きに行きました。

このガンダムとベイブリッジをみられる位置でお弁当を食べるのが醍醐味。

わたしもやったなあ、とか、先輩たちの十八番だったなあ……と思う作品ばかりで、朗読講師の先生もお元気そうでなによりでした。
セロ弾きのゴーシュも、あらしのよるにも、鼓くらべも受け継がれていくんだなあ。
今の1年生が時としてぱっと花開くように生き方そのものが美しい女性になっていくまでが、朗読チームでの後輩たちを応援するOGの楽しみでもあったりします。
あたたかい気持ちで帰りました。

祖母のための朗読会―桜が咲くまで生きて―

次の日、父と待ち合わせて祖母のお見舞いへ。

前の記事でも書きましたが、わたしは正直祖母のことを許せなかった時期があって。

でも、あんなに弱って3年間も人に会えず、「食べる」という気力すらなくしてしまった胃のない祖母が、なんというかとても愛おしくなったのでかけつけました。

小さな小さな朗読会を開き、「出航」を読みました。

わたしが朝日新聞社さまにご依頼いただいて、ご依頼いただく前から4年半あたためつづけた詩なのですが、祖母の厳しい人生にも当てはまっているように思いました。

怒ってもいい、泣いてもいい、何度でも

長尾早苗「出航」より

のところで力強く頷いた祖母の、しゃべることはできない涙や笑顔がうれしかった。

父に3月の後半を開けておくように言われ、仕事のスケジュールを見つつ、祖母と車いすで共に歩きながら、川べりの桜を見に行く予定です。

わたしが来た時には、小さく砕いたクッキーを食べられるようになっていたため、少しだけ安心しました。

誕生日に

誕生日はちょっといつもとは違い。

怪獣のバラードという歌の中に「海が見たい 人を愛したい」という一節があるのですが、それを心に秘めながら紫のワンピースを着ていました。

祝ってくださったみなさま、家族も含め、本当にありがとうございました!

やっといつもの日常

31歳になって変わったことは、穏やかにいろいろなことを受け入れられるようになったことです。

わたしにとって20代はとても大事だったけれど、ちょっとしんどかったところもあった。

それでも今思えば、なんであんなに力んでいたんだろう……

と感じているところが多く、それはわたしがいい意味で歳月を重ねられていったからかなとも思います。

転居先はわたしが0歳から5歳までを過ごした木造の平屋にとても似ていて、春になったらミントをプランターで育てようとしている庭もあります。

縁側もあり、今は早朝の仕事と夜に入った仕事はバランスボールの上でやっています。

だいぶゆれていた気持ちですが、今はこの暮らしが心地よいなと感じるので、マンションからマンションへとの引っ越しよりは

わたしにはあっていたのかもしれません。

明日はとっても寒そうなので、防寒をしっかりして、詩誌ラヴァーグのイベント準備に本腰を入れたいと思います!

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