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【エッセイ・日記】「場所」というものに救われて and コンプレックスについて

こんにちは。長尾早苗です。

なんだか久しぶりに外向きの「創作ではない」ものを書くのですが、最近思うことをつらつらと。ランチ友達に話していく感覚で。


家族のそれぞれのかたち・「場所」について

家族ってそれぞれだと思います。当たり前のようですが、

ひとり暮らしの方も夫婦の方もパートナーと同居している方も、そして家族で暮らしている方も。

前回ちょっと体調を崩してしまったときに引っ越しのことを公にしすぎてしまって、ちょっとどころじゃなく反省していたのですが……

あの時反省してから思ったことが、明るい感激屋でいつづけたい

ということでした。そして、その感激をきちんとフィクションにして次回作の種にすることも。そのために創作があると思うんですね。

今はリモートワークとかテレワークも増えて、フリーランスの家庭もあって、

家で働くということもできる世の中になりましたし

それが不便なこともあったり、良い意味でも悪い意味でも働くということが「場所」にしばられなくなってきましたよね。

それでも、サードプレイスとしてのコワーキングスペースとかコミュニティスペースは、わたしにとってとても大事だったんです。

今は少しずつわたしは落ち着いてきて、いつもの仕事に戻るべく、最後の推敲をしにコワーキングスペースにきました。いくつか抱えている原稿はあるので、今週は最終チェックとリリースができるといいな。

お礼を言いたかった方も午後にいらっしゃるとのこと。

その方とのお話が終わったら、買い出しをして帰ろうと思っています。

「場所」があるからこそ平静でいられたこと

わたしにもきっとこれを読んでいる読者の方にも

気づかないだけかもしれないですが

「話したい」「何かを伝えたい」という欲求はあるように思います。

わたしは今日、どうしても落ち着いて自分の原稿や制作スケジュールを見直したかったため、まずは頭の体操としてこの原稿をまとめようとコワーキングスペースに来ました。

わたしの住む地域では昨日大雪になり、その中の荷造りはある種のイベントのようで一人で盛り上がっていたのですが、わりかし疲れてしまって……

夜はソファでこんこんと眠りについてしまったのでした。

コンプレックスについて・ランチ友達に読んでほしいこと。

長尾さんってコンプレックスなさそう

と言われないのがわたしにとってほっとできることで

わたしにも悩みはきちんとあることをわかってくださっていて、それもうれしいことでした。

誰しも悩みはつきないんだなあ

ということが今月誕生日を迎えるわたしが思うことです。

わたしにも、読者の皆さんにも。

大台、ということばにも歳月にも慣れ、あのころはなんでこんなに苦しんでいたんだろうと思うほど今は楽に過ごせています。

わたしにも平日のランチ友達ができまして(!!)

彼女の文章を読んだり、お互いに読みあったりしていく中で、コンプレックスについて思うことが増えていきました。

ランチ友達だったり大学時代からの友人であったり

詩人の友人であったり、創作の友人であったり家族であったり

いろいろな関係性のひとがいますが

みんなコンプレックスを抱えているし、誰にも言えない悩みを抱えているからこそうつくしい

んじゃないかなと思います。

何かを伝えたいと思ったときにそれを公開してしまうのはなんでなんでしょうね~

とそのランチ友達と話せていたのですが(またランチしましょうね~!!)

わたしが彼女より年上だからかな、と思うのですが、

大台、に乗ってくるといろいろな人の嫉み、妬み、苦しみや悲しみ、それが喜びと共に「悲喜こもごも」自分の中に収めておくしかない

ということがわかってきました。

それは、女友達にしか話せないことだったり、頼れる姉御のような方にしか話せないことだったりします。

でも、最終的にがんばるのは自分で、

人間関係のことはそれでどうにか行けると思いますし

自分自身のことだったら自分で解決はしなくていいものの、

変わりたいという思いがあればいつだって人は次のステップに進めるとも思うのです。

終わりに

最近、わたしの仕事の先輩がご結婚されたのを機に、

改めて家族ってなんなんだろう

と思うことが増えました。

あと、黒田三郎の詩に胸打たれたのもあります。

今、わたしは満たされている。そのことは確実にそうだけど、いろんな顔を持つ「長尾早苗」として、表向きには「さなえさん」「早苗さん」として、

自分たちで家族を作ること、そしてほかの家族以外のひとと会話することの涙が出るほど大事な尊さであったり。

自分たちで作り上げていく「家庭」というものにも、きっとわたしもこれからも救われていくのだろうなと思いますし、

ある程度「家族」に近くなっていくような深いお付き合いができる友人と長く続いているからかもしれません。

これからわたしが始めていく活動には不安もあるし、

バタバタな中でいろいろな方に迷惑をかけてしまうようにも思ったけれど、

今ここのこの場所があるから大丈夫だ。

そんなことを思います。

みんな悩みはつきないよ。瀬尾まいこさんの『夜明けのすべて』を、今度ランチ友達に会ったらすすめてみようと思います。

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