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【エッセイ】記録が教えてくれること―自分の取扱説明書って?―
こんにちは。長尾早苗です。
わたしはいつも手帳を3冊持ち歩いていて、
はい、例外なくメモ魔です。
でも詩人の友人に会うと、たいていがメモ魔なので
ちょっとほっとしたりするんですよね。
自分に取扱説明書があったらな
という昔のメモを発見したので、
わたしなりの自分取扱説明書の作り方を書いてみます。
記録すること、続けること
30代になってくると、やっぱり体質の変化が出てきたな
と思うことが増えました。
わたしの周りでもそうだし、
やっぱり自分の体質がいきなり変わってしまうと
それはそれで落ち着かないし慣れないし
わたしだけ!?ってなってる時もあると思う。
コーヒーが突然飲めなくなったと思えば飲めるようになったり
グルテンにすごく敏感になったり
冷え性が突然治ったり
かと思えばいきなり火照ったり寒くなったり
そういう変化に毎月パニックになっていたけれど
去年の自分の日記を読んでみると
なんだ、この時の方がパニックだったじゃん
と思い返してすっきりします。
自分の中の蓄積
わたし自身は記録やログはほぼアナログでとっています。
今の手帳も使い始めて7年目。
![](https://assets.st-note.com/img/1706492182165-ehGSP4ox5d.jpg?width=800)
会社に所属して勤めていた時期も、在宅ワーカーになったときも、
いろいろなことでこのメモ帳が助けてくれました。
自分が今何を目指しているのか、体調のリズムはどう変化していくのか、
四季のバイオリズム、その他。
絶対にひとに言えないことも、この手帳が受け止めてくれた。
いつか誰かに伝えようと思っていた何かが、
未来の自分に伝わる。それがとても楽しかったし、
いわゆるアナログでテキストのSNSのメモのように
公開しない自分のログをとることで、
自分が少しずつ分かってくるように思う。
仕事って、なんだ?
この時より成長したな
という時期は誰しも
いきなりやってくるものだと思っていて
それは今あなたがこの記事を読んでいる媒体でもそうだし
何かを記録し、何かをひとに伝えたいと思う。
そういったひとつひとつのことが、
あなたや書き手であるわたしを、そっと誰にも言えない、癒えない孤独からすくいあげてくれるような気がしています。
さみしくなったらペンを握ってみる。
キーボードをたたいてみる。
それ以外にもいろいろ、「記録」というものはつけられるけど、
それがたまってきたとき
何かを「カタチにしたい」という思いが生まれたりする。
それこそが今のわたしの仕事だったりします。
終わりに
30代に入って、結構20代後半から思っていたのだけど、
からだの変化と体調の変化は
一番にわたしのこころに影響します。
だからこそ、というか
デスクワークは不完全燃焼になる
と言っていた父や家族のことを
いまさらながら思い出したり、
その不完全燃焼をきちんとスポーツで完全燃焼させていた家族にとって
やっぱりわたしも娘だったのだな
と思います。
土曜に走ってきたばかりだったのに、もう次の週末どこを走るか考えている。
本を読むって能動的な行為だと思うので、
それにデスクワーク自体も体力や集中力との勝負だったりするので
からだを動かすこと=仕事のスイッチを入れること
というのが、ここ最近記録を見返して思うことでした。
まずは足腰の強化、そして筋肉の緩め方、
朝食の取り方、栄養バランスのこと。
そういったものを「見返す」ことだけでも
生活や日常は微調整の上に成り立っていると思うので
そういう意味で自分の取扱説明書が
時間をかけてできていきます。
今はメモ達に囲まれながら仕事をしています。
それでいいのだと思うし、自分が納得できればそれでもいいのかな、とも。
![](https://assets.st-note.com/img/1706493064194-MtOHW4zNse.jpg?width=800)
自分が疲れている時にも詩や文章は書けますが、
わたしの場合休んだ次の日の方がいいものが書けたな
というか
自分で納得するものが書けるのですよね。
解読できない文字の時は、自分のこころに余裕がなかったということ。
わたしたちはいつでも「波」を自分のからだにもこころにも持っていると思っていて
それは女性でも男性でも変わりはないけれど
ある意味今いる居場所がフランス語で「波」を表すLa Vagueなのもうなずける気がする。
メンバーのみんなも、それぞれ抱えていることも違うけれど、
それぞれがそれぞれに詩を愛していて、
自分の仕事をきちんとしている。
がんばっていこうと思います。
ちょっと先ですがこんなイベントもあります!
3月4月5月と思い返してみれば新刊の寄稿ラッシュの告知ができそうな気配……5冊(くらいでしょうか)、じわじわ告知できそうです。
執筆シーズンの長尾を支えてくれたみなさま、ありがとうございます!
これからもがんばります!
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