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Discord導入で気づいた、今までのフルリモート生活に足りていなかったこと

フルリモート下での「ちょっといいですか」しにくい問題について
先週のnoteで語ってから1週間、皆様いかがお過ごしでしょうか。

私自身、「環境も整ったし、それなりにフルリモートでの働き方慣れてきたな!」という気持ちにもなってきていたのですが…

先週末、弊社にDiscordが導入されて

「これや…私の求めていたものは……ぽっかり空いていたピースはこれやったんや…!!」

と感動…!

フルリモート生活にDiscordが導入されて起こった嬉しい変化について、感動のままに語ります。Discordはいいぞ。

そもそもDiscordとは

サーバー上でチャット(ボイス・テキスト)を楽しめるサービスです。
ゲーマーさんによく利用されている印象。最近は会議や読書会にも利用されているそうな。

 詳しくは公式HPへ:https://discordapp.com/why-discord

1. オフィスにいる感覚で「ちょっといいですか」

懐かし過ぎて「うおおお」ってなりました。忘れかけていた感覚だ…。

弊社フィードフォースでは、Discordの部屋を、オフィス内での空間をイメージして作っています。

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こんな感じ。ちなみに部屋分けは、オフィス内での「声が聞こえる範囲」を再現したいよね、ということでこうなっています。

同じプロダクトに関連する人は(席の近さ的に)基本同じ部屋にいるので、

「おっ、〇〇さんいるな」と目視次第、すぐに

「〇〇さん、今いいですか?」

と、音声で!声を!かけられる!!!

「いいですよ、なんですか??」

と、声が!すぐに!返ってくる!!!

予定されていない、偶発的な音声コミュニケーションがこんなに…こんなに嬉しいなんて…。

もちろん声はZoomでも聞けますし、困ったらすぐZoom繋ごう!という意識も浸透してきていて、
「相談したいのでZoomお願いします」とSlack上でお願いすることにも慣れてきていたのですが…

なんやかんや、こう、地味に、手間がかかるんですよね…(小声)

「今良いですか?」とSlackでメンションして、反応がきたらSlack上でZoomの部屋立てて、時間になったらZoomで相談して…と。

いやまあ、十分便利といえば便利なのですが、どうしてもひと手間ある。

お互い「いつメンションされてもすぐに気づかねば」「メンションする以上、ある程度まとめてからにしなきゃ(遠慮)」と、ゆるく、長く、アンテナを張り合って、少しずつ疲弊していたのではないかと感じました。

メンションに比べて、音声での呼びかけの方がお互い気づきやすいですし、
Discordの部屋(執務室スペース)にいる時=質問受けOK、という合意がとれていれば相当コミュニケーションが楽になるのではないかと思います。

「執務室にいないってことは今忙しいんだな、Slackで依頼だけ先に投げて、他の作業進めておこう」といったように、フィードバックが返ってくるまでの時間をなんとなく予想して依頼できるようになったのも嬉しいです。

(ちなみに、弊社では『精神と時の部屋』という集中ステータス用の部屋も用意されています。)


2.  参加者が固定されていない会話

Discordで質問していると、質問者・被質問者以外にも、その部屋に居合わせた方が会話に参加してくださることがしばしばありました。

(弊社の場合、元々プロダクトごとにオフィス内の席を分けていたので、discord内でも同じプロダクトに関連する複数職種の方が同じ部屋にいるイメージです。)

Zoomでの「ちょっといいですか」だと、

質問者が「関連する人」を選定しがちで、招待しなかった人には相談内容が共有されないし、偶発的な会話が発生しにくい

という弱点があるように思います。

もちろん相談後に議事録をSlack上で共有することは出来ますが…

周りの先輩方のやりとりを聞いて勉強したり、
たまたま会話が耳に入った人が参加してきて議論が発展したり、

といったことが難しくなるのが、結構痛いような気がしています。

特に新人のうちは先輩方の会話から学ぶことも多いですし…。
業務に関する会話が全てZoomに閉じてしまうのはもったいないな、と思います。全てのZoom 会議に片っ端から招待するわけにもいきませんしね…。

3.「そこに人がいて、一緒に働いている」雰囲気

これまでのフルリモート生活だと、ミーティングや相談事の時だけZoomを繋いで、その他の時はいつも通りの自分の部屋で「しーん…」とした雰囲気の中、孤独に作業することが大半でした。(それはそう)

そして、「静かで集中できて良いな」と感じる時もあれば、「なんか寂しいな」と感じる時もある。人間だもの。

Discordでも、基本的に作業中はマイクミュート・スピーカーオンにしている人が多いので、常時誰かの声が聞こえるわけではないのですが

あ、今〇〇さんはあの部屋で作業してるんだ。
●●さん、今からカフェスペースで休憩か~

と、なんとなく人の動きを感じてうれしい。ああ、一緒の会社で働いているんだなあ…と、しみじみしてしまいます。

オフィス不要論も目にし始めた今日この頃ですが、私はやっぱり会社で一緒に働くのが好きなようです。少なくとも、今は!


4.オフラインと同じテンションでの会話

Discord、複数人で同時に話してもそれなりに聞き取れるからすごいな、と思います。
Zoomだと基本一人の声しか聞こえない気がするんですよね、気のせいかもしれませんが…。

オンラインでの会話だと、「今誰が話すか」の探り合いが難しくないです…?(オンラインに限らず元々苦手ではある)

目線も分かりにくいし、表情から「話したそう」と察するのも難しい。
誰か一人の声しか拾われないのなら、なおさら難しい。

そんな地味なストレスを緩和してくれる意味でも、Discordはいいな、と感じます。

オンライン上でのコミュニケーション疲れって、こういう地味な気疲れが積み重なったものなんじゃないかなあ、と。
久しぶりにオフラインと同じテンションで、きゃっきゃと話せたような気がしました。ありがとう…ありがとうDiscord…。


変化の真っ只中で「働く」ということ。

実はこの記事も、Discordで大学時代の同期と話しながら書いています。つい数ヶ月前の常識とは全く違う時代を生きている感覚がここまで痛烈にあるの、すごいことですね、本当に。

まだまだ油断ならない状況が続きますが、私は私の置かれた場所で、精いっぱい生きて、働かねば。

・・・

「(給湯室でたまたま会って発生するような)雑談がしたい」
「オフィスでたまたま聞こえてきていたような会話が聞きたい」

という声から、わずか数週間でDiscord導入を決めた弊社、手前味噌ながら本当に素敵だな、と感じます。

これからも変化の真っ只中で、柔軟に変わり続けられる人と組織でありたいですし、そんな素敵な組織に貢献できる人になれるよう、一歩一歩頑張らねばという気持ちです。(毎週似たようなこと言っている気がしてきた)

あ、フルリモート化にあたって実施した施策のまとめnoteもありますので、もしよろしければこちらもぜひご一読ください…!

『リモートワーク(在宅勤務)における対応策まとめ』

・・・

それでは今週はこの辺りで。来週は何を書こうかな。

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