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仕事で接する嫌なものこと

12〜3月は忙しかった。
自分の仕事も増えていたが、夫の繁忙期が重なりながら、育児と通院等をしていると、まとまってポジティブな考えごとをする時間や気力がすり減っていく。
北国は、ようやく雪解けを迎えて、吹雪や雪かきから解放された。今年は3月中旬でも、一晩で20cmも積雪があったりして、なかなか暖かくならなかった。昨晩も雪が降って、朝だけは積もっていた。おそらく、今季最後の雪だった。
私もネガティブを吐き出して、冬を終わらせようと思う。

女性。だから何?

・女性の活用
・女性が輝く
・女性がつくる◯◯事業
・女性ならではの視点で
・女性ならではの感性で
・専門職女性のリクルート部会は、女子学生が親しみやすいように、女性だけで構成されているので、誰かが抜けると、誰かが加わらなければならないのです。学生達のためにも、あなたが加わってください。
・子供を育てている組織人として、育児と仕事の両立について、あなたの経験を広報記事にさせてください。

私は喧嘩っ早い。これらを面と向かって言われると、相手やその背景に幻滅するし、紙面や画面や受話器をスライスしたくなる。私だけじゃないはずだ。
私にこれを言ってくる人達に悪意は見えないし、大勢の一部だ。本当はもっと考えてから言葉を絞り出してほしい。この幻滅地雷を踏み抜いて、その後に挽回が叶った人は、今のところいない。その人の考え方の本質(または何も考えないし感じない)が滲み出ている気がする。

“活用”ってなんだ。モノじゃないんだよ。
片方にだけ、後始末から責任やら希望を押し付けないでくれ。そもそも、多くはもう片方がつくって続けた不公平や不平等でしょうに。人ごとにしかできないなら、それ以上はよくならない。
輝いているのか、輝くかどうか、決めるのは各自でしょう。どうして押し付けるんだろう。
どうしてって、楽をして爪痕を残したいと考える人間は存在し続けるからだ。

女性リクルートの件では、「同じ属性同士で闘わせたり、疑心暗鬼にさせたり、その構造を倒さなければ、本当に誰かのためにはならないと思っている。これをあなたに訴えても、現状は変わらないので、この会の発起人に直談判させてほしい。」と言ってみたら、発起人は現れず、その後、私には声がかからなくなった。羊のような穏やかな駒がほしいなら、私は向いていないのだけれど、どの羊が犠牲になってしまったのだろうか…と胸が痛む。

育児と仕事だって、両立するなんて誰が決めたの?
私は両立する気はない。だって無理だ。
そして、この二つだけが私じゃない。これ以外にも私を構成するものはあるし、重要なモノコトヒトがある。その時にできることをするけれど、その広報記事が求めてるキラキラママではなさそうだ。
「私が書いて本当に大丈夫ですか?ありのままに書いて、想像と違うから修正依頼だとか、ボツにするなら、最初から相手を考えた方がよいですよ。“子供を育てる”が条件なら、父親の方が、長年、大勢が子供を持ちながら組織で働き続けているので、サンプル数も多いですし、その広報誌でいう両立をしてるのでは?」
その後、音信不通だ。やれやれ。
私は「よき母」になりたいと思ったことがない。よい人間ではありたいけれど、その他大勢の空想上の母にはならないのだ。

私はたぶんテロリストじゃないから、危害を加えたい訳ではないはずだ。ただ、曲げられずに、存在していたいと願うだけなのに。これが、なかなか叶わない。
叶わない時、心からの怒りで擬態が剥がれることがある。口撃の塊になる自分は好きではないけれど…。

おい、今すぐに来い。

接客的な仕事でも、こちらに瑕疵のないクレーマーは、基本待たせる。絶対にすぐになんて行かない。
やや脱線するが、15歳位の頃、中学の担任教師が「興味が出ても、営業と広告代理店はやめておけ。気質的に向いていない。絶対だぞ。」と予言された。まさに的中だ。
まず、先のクレームは生命や財産に関わる緊急事態ではない。相手の心のあり様(大体は怒り)の問題で、組織や社会的にも、何ら損失は生まれそうにない。よって、私の作業の優先順位やスケジュールを変える必要性が全く見当たらない。
次に、相手が私じゃなくても、人と接する態度じゃない。無礼者だ。媚びへつらう気がおきない。
そして、すぐ駆けつけると、パワーバランスが崩れる。交渉の手綱は相手に渡さない。
大声を出されたり、机を叩かれたり、威嚇されたこともあったが、私の場合は喧嘩魂に火がつくだけだ…。
脅かせばどうにかなると味を占めている人間は、理詰めの口撃にはめっぽう弱い。次の犠牲者を出さないためにも、撃破する。弱そうだと思っていた相手に一撃を喰らうと、容易く挫かれるようだ。
無理に闘う必要はないけれど、私の場合、体調込みの直感でいく/行かないをきめている。できる時に、できるだけの小さな積み重ねを続けている。続けるのは得意なのだ。

これ、まだ間に合いますか?

期限を4日以上経過してから聞いてくる神経よ…
日本語もおかしい。期限を過ぎたら、絶対間に合っていない。先に謝っとけよ、思ってなくても。謝罪から入ってきたら、印象もぜんぜん違う。相手は同じ組織内で、私より年上だ。上司に内緒でコソコソ聞きにやってきた。
だがしかし、あなたの傾向は観察済みなので、ほかとまとめて、実は既に手配済みです。これは、あなたへの優しさじゃなく、私の手戻りや時間の削減、組織を動かす目的のためです。
私は、こういった無神経さや怠慢な人間によって、時間を割かれたり、私の計画した合理的な仕事の段取りを脅かされることが何よりも嫌いだ。自己中全開。
その後、特にお礼もなし。
「あー、よかった〜」とボソボソ聞こえてくる。
「全然、よくないですからね。次はないですよ。」相手の上司にも聞こえる声で、はっきり宣言しておく。相手は驚いた顔をして、さっさと自席に戻って行った。
周囲は気に留める素振りを見せないでいてくれる。これはツッコミにくい空気だ。私もそうするだろう。
組織にいると、もらい事故は避けられない。最初は慣れなかったが、今は「空が曇ったな」位の気持ちで、「晴れろ!」と呪文を唱えたら、気持ちを切り替えて自分の仕事に戻れるようになった。

もしかしたら…

まずい。私の思考は、お局様に一直線かもしれない。
怒りでツノが生え始めたと思う。一瞬、「どうせならユニコーンみたいなのがいい」と思ったが、世界中の一本ツノの生物が乱獲されたように、珍しさで狩られても困る。
次に素敵だと思うのは、ガラガラドンのお話で、最後に橋を渡る、一番大きなヤギだ。あのツノはかっこいい。3匹のガラガラドンには親近感を抱いている。
ヤギは好きだ。北国のヤギになろうか。

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