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買い!買い!買い!と1人で騒いだ良書を再度味う。町工場の娘。

町工場の娘
 
工場を営む家の次女として生まれ、32歳(主婦)の時に突然、父親の後を継ぐことになった女性経営者、諏訪貴子(本人)さんの奮闘記です。
あらすじはこんな感じです。
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小さいころにに亡くなった兄の「生まれ変わり」として育てられた貴子。
「もしかして私が会社を継ぐのかも…」という予感はあったけど、大学卒業後は
父の会社(ダイヤ精機)の取引先でもあった自動車部品メーカーに就職する。
その後、父に頼まれて、ダイヤ精機に入ったが、経営方針の違いから、まさかの2度のリストラ宣告。

しかーし、32歳の時に父が急逝し、突然社長を継ぐことに。
赤字経営が続く中の社長就任で、壁にぶつかりながらも「町工場の星」と言われるまでに会社を復活させる。
その取り組みは、生産管理へのITシステム導入、「交換日記」による若手社員との対話など、理論と感情を重視した経営手法。
ダイヤ精機には今や全国から見学者から訪れるまでになりました。
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で、上記以外の、経営手法をみると、
・5S(整理・整頓・清掃・清潔・しつけ)の徹底
(必要なものと不必要なものを区別し、不必要なものを捨てること)
 
・率先垂範
苦手なことでも、なんでも率先してやった。
そしたら、取り組み内容に意欲がなかった従業員も作業効率が改善した職場を見ることで前向きになった
 
・QC(品質改善活動)サークルの導入
このサークルによって積極的に社員が提案できるようになり、提案が会社に採用され⇒社員のモチベーション向上⇒会社自体も改善されるという好循環が生まれまれた。
社長からするとコミュニケーションの場も得られた!
 
・多能工の育成(要はマルチ業務化)
この企業の強みは技術力ですが、この強みをさらに強くするための方針として
多能工を育成した。
すると、部品を製造する際にA機械からB機械にいく工程間負荷のバランスがとれるので仕掛品を減少でき、納期も短縮。
(待ち時間が少なくなったということ)
結果、品種や生産量の変動にも対応できるので、柔軟な生産体制が敷けた。
 
やっていることは、ものすごく特別なことではなくて、本や教科書に書いてあるような理論を基に、自社の環境を重ねて、出来る事を実行しています。

結局、会社の再建に一発逆転なんかなくて、特別なことも必要ない。
他よりもうまくやる工夫が必要ってこと。

それは一枚一枚紙を重ねるような地道な作業になるけれど、365日経ったら、大きな成果が出ているってことを教えてくれました。

続きは、また明日書きます!


3/6続きを書きました




5Sの図解


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