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手作りテディベアをお迎え!(作家北瀬遼さんについて)

……さてさて。
最近は通販サイト系アプリの普及で、フリーマーケットやイベントに行かなくても、全国に点在するハンドメイド作家さんの作品を入手できる、大変有難い世の中となっておりますなぁ~

ワタクシ市丸も、家出ネコ職人「マナム屋様(@fugaku777 )」の作品や、地元広島は熊野にある猫雑貨店「Mimy(@Mimy3329 )」(アカウント名は何れもTwitterです)さんちの品物を通販しております。

家出ネコさん( ΦωΦ )


Mimyの店内は猫まみれ…(*ΦωΦ)アハァ…♥
(作品は灰猫工房様)

そんなハンドメイドヲタの私が今回購入した作品は、マルチなクリエーター活動をされてる、作家「北瀬遼(@bluemoon_ang )」様のテディベア。
ミシンで縫製された後、なんと手縫いで組み立てられたと言う、唯一無二の一点物です。


現在販売中の代表作
生地は古着物だそう!

北瀬遼様とは、もう随分長いお付き合いなのですが、こういった手工芸も得意とされてるとは驚きでした。

大きさは、先程の画像の大を含む3展開。

大の子が背負ってるポシェットには、香りを含んだ物を入れることも出来るそう。

で、今回私がお願いして作っていただいたのは、1番小さいこの子!

プリント生地が愛らしい、けど子供っぽくないデザイン
色んな角度から撮影!
手足は可動しますが、あくまでインテリア雑貨なので丁寧に!

両手にすっぽり収まるぬいぐるみサイズで、細部まで綺麗に縫製され、中の綿もしっかり詰め込まれ肉厚で丈夫!!

そーとー手が込められてます!!

今回、受注に当たり北瀬様に、どうしてハンドメイド作品の中でも手間のかかりそうなテディベアを作ろうとしたのか。

又は普段、どんなことに気をつけ拘り製作されているのか聞いてまいりましたので、ご覧ください!



Q1  何故、テディベアを作ろうと思ったか。

A   元々母が昔作ってて、10年前くらいから作るのを止めてしまったので、型がもったいないなぁと。気に入った型紙が見つからなかったということもあり、引き取って作り始めました。初期に作ったものは推しの役者さんへのプレゼントにしたりしてましたね。当時、大阪の劇団「シアターOM」で藤田和日郎さんの「うしおととら」を全巻舞台化をしてて、そのメインキャラをテディーベアにして、シアターOMさんにプレゼントしてます。今でも劇団のオフィス入り口に飾ってありますよ。


Q2  作成する上で一番こだわっていること

A   うーん、特にはないけど、しいて言うなら柄の配置かなぁ。細かい柄なら問題はないんだけど、大きな柄だと型を取るときに配置が変わると仕上がりの印象もかなり変わってしまうので……。大きくしっかりと柄を見せたい場合は胴体に持ってくるようにしたり、わざと顔の半面に持ってきたり、配置は考えますね。それはテディーベア以外の小物作品でも同じですけど。

Q3  これだけは知っててほしいこと

A   そうだなぁ、ハンドメイド作家さんは一つの作品を作るのにとても時間と労力とかけ、その技術力を注ぎ込んでいるってことかな。そして技術は日々磨いているし、当然、その技術や時間と労力はタダではないってこと。私は自分の作品に対して高めの価格設定をしているけど、材料費がいくら安くても、一つの作品を仕上げるための時間と労力、技術に対する対価まで安くしたら、それは自分自身の価値まで下げてしまうことになってしまう。日本人は自己評価が低いと言われているけど、それほど損な生き方はないと思うんですよね。だって、今の私の技術力って一朝一夕で身についたものではないんですから。そもそもやとわれて働いている人だって時給いくら、月給いくらで働いているんですから、作家さん達の製作にかかる時間だってタダではないです。皆さんだって自分の仕事の給料下げられるのは嫌でしょう? だから、作家さんに対して「値引きして」「高い」なんてことは言わないであげて欲しいですね。

Q4  作業環境、これがないと始まらない一品

A   作業環境は、部屋に大型の作業テーブルを真ん中に設置して、その後ろには小さめの作業台にミシンを置いてます。押し入れその他、周囲には生地がやら糸やら綿やらが積んであったり、結構ごちゃついてますね(笑)

    これがないと始まらない一品ですか? うーん、ミシンは必須なんだけど、作業の始めって、生地から型紙で型を取って裁断するじゃないですか。でも、生地って普段は畳んであるものが殆どで、当然ながら折りジワが付いてるわけで、まず祖のシワを伸ばす作業から入ることが殆どなんですよね。まあ、古着物をほどいたものは筒に巻いてありますけど、プリント生地とか無地の綿生地は折り畳んでますから。

    なので、アイロンですね。それも昔ながらのスチームじゃないアイロン。スチームアイロンって、スチームの噴出口が付いてて平じゃないでしょ。あれだと接着審貼るときとか綺麗に貼れないからダメなんですよね。あと、コードレスだと温度が一定に保てないので、コード付きです。Panasonicのアイロンで、すごく重宝してますね。


Q5  ここだから言えるコソコソ話

A   まあ、ハンドメイド作家さんの間ではよく知られているんだけど、たま~にどこぞの業者がSNSで声かけてくるのね。「あなたの作っている〇〇を50個欲しい。価格は▲▲円で納期は来月の◆◆日で」

    一見、大量発注で良い話に見えるんだけど、大量発注するんだから安くしてくれっ

    て話でね。しかも納期がやたらと短い期間で設定されていたりする。「名前を売るためだから」とか色々言いくるめようとしてくるそうです。まあ、大抵の作家さん達は断りますけどね。ただ、まだ始めたばかりで自信がない人や素人さんは引っかかるかも。私はよくSNSで流れてくるのをチェックしてましたし、アーティスト仲間からも聞いてたので引っかかりませんけどね。まあ、私の作品の価格が高いのはこういうのを寄せ付けないためでもあるんですよ。安いと自信がないと思われて足下を見られますから。なので価格設定は大事です。材料費+労務費(人件費や技術費)+広告費=定価くらいは付けた方がいい。昔、母がハンドメイド作品を売ってたときも。ハンドメイドグッズのお店に安く買い叩かれて、殆ど収入になってませんでしたからね。相場も世界水準で考えた方がいいと思います。

Q6  これからどう活躍していきたい?

A   テディベア以外にもブックカバーや巾着袋、ランチョンマットなどをBASEにて製作販売していますので、色々とアイテムを増やしていきたいかな。今、折り財布を試作しているので、近いうちにサイトに並ぶかもしれませんね。

    あと、古着物リメイクをもっとやっていけたらと思っています。ただ、ちりめんは扱いづらいので、テディベア以外での作品制作は難しいでしょうねぇ。

    ただ、こういう和のテイストの作品は海外でも評価が高いと聞きますので、古着物リメイクのテディベアという和洋折衷のスタイルこそ本当のクールジャパンとして受け入れられるものと思っています。欧米の方々は自分達のライフスタイルに組み込める物こそ求めておられると思いますので。

テディベア以外にも、作品は様々!

北瀬様の作品は、どれも熱い魂とこだわりのこもった物ばかりです!
ちょっと高いかなぁと感じるかもしれませんが、それだけの価値はある!と、私は思います。

因みに、私が受注した小サイズは税込で6,000円です。

贈り物にも最適な世界で1つのオンリーワン。

お中元シーズンも始まっておりますし、大切なあの人に贈られてみては如何でしょう♡

■北瀬遼様の通販サイト

■北瀬遼様のnoteリンク

他にも、先程紹介したTwitterアカウントやInstagramもされてますので、是非チェックしてみてください!!


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