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現場の長(以下辻本さん)との面接が決まった。

次の週の土曜日午前に面接。

当日は辻本さんともう一人サブリーダー的な人?(以下野口さん)の2人。

辻本さんはきちんとスーツで、野口さんはジーンズでラフな格好だった。

辻本さんの第一印象は背が小さい人、顔立ちがハッキリしてる、

目はくりくりして可愛いけど、眼光が鋭い。

野口さんの第一印象は背も横もでかい、ほんわかして優しそうな感じ。

前回の社長の面接で大体の話は通っていたらしく

まずは辻本さんが先にポートフォリオのチェックをされました。

そのチェックする姿を見てワタシは感動してしまった。


なんて丁寧にポートフォリオを扱ってくれる人なんだろう。

一枚一枚敬意を払うかのようにめくっていく。

この一枚にどれだけの労力がかかっているかを

わかっているような振る舞い。

それを隣で見て笑顔で頷いている野口さん。


最後までポートフォリオを見て辻本さんは

「スキルは申し分ないと思います。丁寧に考えられて制作されていますね。僕は言うことはありません。」と言った。

野口さんもうんうんと頷いている。


少し離れたところでそれを聞いていた社長が

「で?どうする?うちに来てくれるか?」と

入ってきた。


まだ在職中で辞めることも会社に伝えてなかったワタシは

正直にそのことを言った。

次が決まってから、辞めることを会社に伝えようと思っていた。

にしても、この会社は果たして本当に大丈夫なのだろうか?

辻本さんも野口さんも良さそうな人っぽいしなぁ。

でもなんか違和感を感じるんだけど、気のせいかなぁ・・・。

でも、実際働いてみないとわかんないよね。

と頭の中はぐるぐると回転していた。


社長「君みたいな優秀な人を手放してくれるかなぁ」と不安そうだった。


その言葉で、今までワタシがやってきたことを

認められたと思い嬉しかった。


基本的に労働者が辞めたいと会社に申し出たら

会社はそれを受け入れないといけない法律はある。(二週間後には辞められる)

が、引き継ぎ等も含めると1ヶ月後が妥当・・・。

猫宮「会社にすぐに退職したい旨を伝えるので、早くても1ヶ月後に入社になってしまうと思うのですが・・・。」

社長「全然いいよ!なぁ辻本!」

辻本さん「はい、大丈夫です!」

社長と辻本さんは立ち上がって、二人で盛り上がっている。

野口さんは座ったまま、笑顔でうんうんと頷いている。(笑)

なにこの野口さんは、最初から最後まで頷いているだけじゃん。まぁいっけど。

社長「じゃぁ、昼飯食いに行こうか!猫宮君も一緒に!」


・・・え?


面接終わってすぐにランチを一緒に・・・?

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