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ブラック企業の扉を叩く。
2012年。
その時働いていた会社の経営が思わしくなく
いつ倒産するかわからない。
危機感を感じたワタシは転職活動を開始した。
働きながらの転職活動って本当にしんどい…。
有給をとるか、土曜日でも面接をしてくれるところしかない。
ネットで応募し、面接に行っていた。
その日は土曜日で、午前中に1社、午後から1社面接がある。
午前中は無事に終わり、
午後からの面接場所へ向かう。
早めに着いたので近くの喫茶店で時間を潰していた。
仲良くしている別デザイン会社の人に
「今から面接なんだー。時間があるから喫茶店で時間潰してるー」と
お気楽なメールをした。
「なんていう会社ですかぁ?」(以外藤田さん)
猫宮「株式会社GGってとこだよ。」
藤田さん「株式会社GG!!??」
猫宮「知ってるの?」
藤田さん「知ってるもなにも、とんでもないブラック会社ですよ!行ったらダメです!」
猫宮「・・・え?そんなブラックって言ってもこの業界どこもブラックじゃん。」
藤田さん「最近うちの会社に転職してきた人の直近が株式会社GGなんですよ。」
藤田さん「徹夜は当たり前、無茶な仕事ばっかりで、休みも全然ないらしいですよ。人はすぐ飛ぶらしいし、うんぬんかんぬん・・・」
猫宮「そこまでヒドイ会社なくない?」
藤田さん「あるんですって!これがまた!」
猫宮「またまたー。とりあえず面接時間来たから行ってくるわー。」
藤田さん「また詳細教えてくださいね!」
藤田さんとのメールを終えて会社へ向かう。
・・・そこまでヒドイ会社ってあるのかしら?
その転職してきたっていう人が仕事出来ないんじゃないのかしら・・・?
改善すれば、そこまでヒドクならないのではないか・・・?
などと考えながら、ワタシはブラック企業への扉を叩いてしまった。
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