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MV撮影の裏話

みなさんこんばんは猫豆彩香です◎
本日私の所属するバンドRIOT JUNCTIONが
新しいミュージックビデオを公開しました!

RIOT JUNCTION5作目 【ロビン】という
タイトルの曲です◎


人の目ばっか気にしてないで
自分らしくやりたいことやっていこうぜ

って感じのテーマです。
むっちゃええ感じに仕上がってるので是非とも
みてやってください◎


ロビンのMVについての裏話も書きたいのですが
今日はあえて前作の【ONE】という曲の
MV撮影の時の裏話をお話したいと思います◎

MV撮影のための準備

まずそもそもですがどうやって作っているか
一般の方はあまり知らないと思うのでそこから
話していきます。


まず数ある中からどの曲をMVにするかを
話し合います。
どうやって決めるかはバンドそれぞれだと
思いますが私たちの場合歌詞をしっかり伝えたい
曲をわりと優先に撮っている気がします。


曲が決まったらどういうイメージにするかを
考えていきます。

曲によってなんか外っぽいなとか、
演奏シーンガッツリ系だなとか、モデルを
使用するかとかなんかザックリまとめます

イメージがまとまれば次は撮影する場所を
考えていきます。

場所問題って結構大変で、例えば外だとしたら
大体の場合許可が必要でその場所を管理
している所へ許可をとりにいかなければ
なりません。

さらに外の場合は音問題が発生するため
音をだしても大丈夫か、どれぐらいまでの
音なら大丈夫かなどきっちり確認する必要が
あります。

そして外は電源がなかったり、天候に左右
されたりとなかなか難易度高めです。

ONEのミュージックビデオは
イメージがライブハウスだったので撮影させて
くれるライブハウスを探しました。

ライブハウスでの撮影のメリットは
・音を出しても大丈夫
・機材が揃っている
・照明がある

といった感じです。

ただONEのミュージックビデオをつくるに
あたって私たちが出したオーダーが
水をぶちまけたい。というものでした。笑

ライブハウスはスピーカーや、アンプ、
証明などの精密機器がたくさんあるため
基本的にまじで水撒き禁止とされています。

その為この無茶なオーダーを受け入れてくれる
ライブハウスはなかなかありませんでした。笑

そんな無茶を許してくれたのがいつも
お世話になっている心斎橋BRONZEでした。

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許してくれたとはいえ色々な条件付き
ということですが。笑


撮影場所がなんとかきまり、ライブハウスと
撮影をする日程を決めて、あとは撮影に
必要な道具類を揃えます。


水をぶちまけたいということでまず
なるべく水の回収に役立つもの
(今回はビニールプールを使いました)
かからないようにするためのビニール、
水ぶちまけ用のバケツ、演出用のカッパ等を
買い出しにいきます。

さらに水をぶちまけるにあたって
機材も水浸しにしなければならなかったので
水浸しにしてもいい機材も揃えました。笑

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ジャンク品で音の出ないギターを用意したり
私が高校の時につかってた今はもう使わない
ギターを塗装したり、サブベースを完全に
犠牲にしたり。笑
ドラムは元々音がそんなにならないものなので
撮影用とわりきって時分のセットを用意
しました。笑

こんな感じで準備を進めて撮影にうつります。


撮影

撮影当日、ライブハウスに入をし
段取りなどを説明します。

ONEの撮影はライブ撮影に近い形で演奏シーン
を撮り、ラスサビ部分で水をぶちまけ、
後半は水浸しの中演奏シーンを撮るという
流れでした。

水に濡れてしまうとその後がややこしいので
前半はステージでライブをしている感じで
ピャピャーと撮影しちゃいます。

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ピャピャーと、といってもMVは
あらゆる角度から撮影する為何度も何度も
同じシーンを繰り返し撮っていきます

全体図、個人の撮影はもちろん、個人で
撮影してる後ろに映り込んでいるのもいないと
おかしいのでドラムは位置的にもほぼフルで
一生叩いてます。合計30カットほど。
地獄です。笑

通常の演奏シーンが終わり、水ぶちまけシーン
の撮影に移行します。

さすがに機材持ち込みとはいえ、ステージを
水浸しにするわけにはいかないので水ぶちまけ
シーンは客席のフロアに降りて撮影しました。

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床や壁は一面にビニールを貼り、
(この作業が1番大変でした。)
セッティングをし、配置について
水かける係のスタッフに頃合をはかって
水をぶちまけてもらいます。

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メンバーを取り囲んでスタッフが数人
スタンバイしてます。

水をぶちまけるのは本当に1度きりなので
練習とかもなくまじの一発勝負で。笑
スタッフが1番ソワソワしてました。笑

いざ気合いをいれて水掛けシーンぶっつけ
本番で撮ります。

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スタッフ数人にバケツでみずをメンバーに
まんべんなくかけてもらうのですが
前3人にいい感じにかかった後

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全ての水が中央後ろ私のいるドラム席へ
集中
し1人だけえげつない濡れ方をしました

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フロント3人の10倍ぐらいビショビショでした
まじでビックリしました。
あと水って本当に重たいんですね
真上から降ってくるもんだから首がもげる
勢いでした死ぬかと思った。笑

水掛けシーンを撮ったあとはある程度
体は乾かし、頭と顔面だけ乾いたぶんを
もう一度濡らしてからステージに機材を運び
ラストの濡れたあとの演奏シーンを撮影します

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濡れてる状態で撮影するとめちゃくちゃ寒くて
夏だったのに凍えそうでした。笑

そんなこんなで撮影は終了し片付けます。

撮影は楽しくてわりと一瞬なのですが
水浸しにしたフロアの片付けが本当に大変で。

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ビニール貼っていたものの関係ないぐらい
びちゃびちゃになっちゃって水はけさせる
為にスタッフさんがオムツ吸収性すごいから!
とオムツを買いに行き床にひたすらオムツを
ぶちまけ染み込ます作業をしていました。笑

写真がないのがめちゃくちゃ残念なんですけど
ライブハウスの床に転がる無数のオムツ
めちゃくちゃシュールでした。

撮影後

撮影が終わったらあとは編集してくれる人に
素材を投げて完成まで待ちます。

完成までといっても途中でここもっと
こうしたい!とか、このシーンブスすぎるから
別カット使って!
とか色んなやり取りを
重ねていきます。笑

メンバーが顔面から水あびて見たことない
ぐらいブサイクになってたシーンはしっかり
カットしておきました。笑

そんな感じで出来上がったのがこちら

最後に

いかがだったでしょうか?
たった数分の撮影ですがものすごい時間と
労力とたくさんの人の協力あって
ミュージックビデオはつくられています。

今日公開したロビンもなかなか大変な撮影
でした。途中お伝えしたように屋外での撮影
だった為本当に大変でした。笑

ちなみにONEのYouTubeのコメント欄に
水浸しにしたライブハウスは大丈夫だった
のでしょうか?とかあらゆるバンドマンから
あれどうやって撮影したん?とか聞かれて
おりましたができる限りの対策をとって、
尚且つステージでは水は撒いてません。
映り的に同じ場所で水を巻いてるように見える
演出となっておりましたのでご心配なく。笑


ミュージックビデオを見ながらどうやって
撮影したんかな?など考察してみるのも
面白いと思うので何度でも見てくださいね◎

ロビンの裏話はまた後日書きたいと思います!


ここまで読んでくださって
ありがとうございました!
それではまた次の記事で◎

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