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〈それ〉がない日記㉔

20240208
 〈それ〉がなくてもそんなには困らないことに気がついた。〈それ〉は昨日、駅伝に参加したとき、襷と一緒に「つぎの走者」に渡してしまった。あ、と思ったときには「つぎの走者」はグングンとスピードを上げて遠ざかってゆく。

 発熱していたつくしちゃんは最高38.9度まで上がり、ぐったりしている。けれど、大人のそれよりはずいぶん平気そう。子どもって強いなぁといつも思う。
 1時間の看護休暇をとり、朝から働いていた妻と入れ替わりで出勤。指導要録に手を出したり、引継ぎ資料をつくったりしているうちにもうお昼。超大盛の麻婆豆腐をいただく(家に帰るまでずっとお腹いっぱいだった)。
 食後のコーヒーでも、と思っていたら呼び出し。脱走者1名。でも、きっと、本当に脱走したいわけじゃないんだな。話は通じるし、ちょっと隙をつくってみたけど出ていかないし。でも逃げたりするし。きっとさみしいのだね。ゆっくりお話しながら30分かけて教室に戻る。よいよい。
 今は学級閉鎖で教員が余っているから対応できるけれど、普段はそうもいかない。教育現場に、人を。常に3人の余力がもてるといいのになぁ。
 夕方、「つぎの走者」に連絡をとり〈ぬ〉を返してもらう。わざわざごめんなさい。退勤するとゼロくんが珍しくり絵をしている。「折り紙作品ボックス」が満タンになったので、作らせてもらえないらしい。不満そうな顔でりたくっている。晩ご飯はごし豆腐のみそ汁と茶碗蒸し。1週間ぶりにビールを我慢する。
 ゼロくんと早口言葉対決。いちばん難しいのは「この釘きは引ききにくい。あの釘きも引ききにくい」。ドリフがすきなゼロくんは意外と上手。
 そうこうしているうちに、あれ?なんだか体調悪いかも・・・葛根湯を飲んで早く寝ましょう、と22時は布団に入るものの、辻堂ゆめさんの「サクラサク、サクラチル」を読み始めたらやめられず。気づけば日をまたいでおる。あちゃー。

 体調万全の朝を迎えられますように。

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