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顔は生きている ONEUSとの出会い


こんにちは。kanaparkです。

私は一言でいうと4年近くBTS(防弾少年団)を推してきた多種多様な脂が乗った大人オタク。BTS以外でよくきくk-popはblack pinkやwinnerなどのYG系。普段は主に洋楽を聴くしKpopに詳しいわけではないけどあまり食わず嫌いはせずに色々聞いているほうかもしれない、そんな人です。


そんな私、2021年を振り返ってみたら最推しがONEUS(うぉのす)(わんあす)(わなす)に変わったという点でオタク的な観点ではとても画期的な一年だったなあ…と気づいたため、年を越す前に文章を書いてみようと思った次第。

オタクは理解してくれると思うけど、数年ごしの最推しが変わると言うのは結構 オタク’s state of mindでは大きな出来事なので、年を越す前に振り返っておきたかったのです。オタクは己の変化に真摯に向き合う生き物。

また、このONEUSというグループが本来とっくに得ているべき知名度をまだ十分得られてない(と私は考える)ため、私がハマったのはこんなグループですよ〜というのをあくまで私の超主観からお伝えできたらいいなと思って、久しぶりにブログを書いてみることにした。

ちなみに筆者は今アメリカ在住で最近全然日本語の長文を書いていない、さらにTwitter以外で日本語の長文を読んでもないため、ちょっと読みにくいところとか、誰も使っていない古語を嬉々として使う場面があるかもしれません。あらかじめご了解ください。

きっかけ


きっかけはそれまでよく聞いてたSMのボーイグループ「威神(WayV)」のsimilar artistsとしてApple Musicが勝手に作ってくれていたプレイリストを聞いたことから。

なんとなく流れてきたTwilightの日本語版。冒頭の「ただ ただ ひろがる」の伸びやかなボーカルとドラマティックで綺麗なメロディに感性がピコっと反応して緊急停止ボタンを押しました。

ONEUSというらしい(この時、脳内では「おねうす」と読んでいる)。おねうす…

その後すかさずONEUSのホームに飛んで他のタイトル曲も聞いてみた。Valkyrieめちゃくちゃいい、LITも異様にいい、To be or not to be も激しく好み。

しょうがないのでDevilというアルバムを試しに冒頭から聞いてみた。待ってイントロから良すぎる。おねうす良い。


なんというか曲がsolidでめちゃくちゃいい。確実にkpopではあるが、非常に聞きやすく、メロディがはっきりしていて、音作りがオーソドックスかつ安定していて、私がひっそりとKpopで苦手とする唐突なブリッジが無い。大衆が普通に好みそうなキャッチーな曲を出している。PD陣の手厚さと実力を感じる。なんでこれまで知らなかったんだろう。


調べてみたらmamamooと同じRBW所属。
Mamamooの後輩。弟分か・・・

ここでもう半分好きになっている。
なぜならmamamooのことはすごく好きだったから。

彼女たちの圧倒的な実力、表現力、仲の良さ、個性、別グルを推しているオタクにまで滲み出て伝わってくる人柄の良さと愛らしさ。

スタンドマイクを前にライブで歌う4人、もはや歌唱の化身。このKilling Voiceのとてつもないビュー数も頷けます。


とにかく好きだったから、
そこの後輩だったんだ!
あのmamamooのところの弟ちゃん!
というこの時点で半分以上もう好き。なんなら友達の弟ぐらいの気持ちになっている。


とりあえず検索してグループ写真を見てみた。

一人ずつ名前つきpostitつけてるの可愛いね…


かわええ〜〜〜


ただこの時点では全員可愛いねーっていうだけの印象にとどまっていて解像度が激しく荒いのでまだ大丈夫(大丈夫)。

これは持論だし今後崩れる可能性があるが、人間、知らない人の静止画をみるだけで心が激しくドュッキュンガタガタすることはあまりないのである。

やはりファーストコンタクトで人の心を破壊的に捉えるのは動き、ダイナミズム。人の魅力の最たるものは「動」に秘められているし、動=生であるから。そんな自分の長年の持論、それを私は後ほど身をもって思い知ることになる…



次にMVを見てみた。

最初はTwilight 。(以降、数行間に渡りあまりポジティブではない文章がありますが個人の第一印象なのでアレしてね)

ヨーロッパと見られる本物の歴史的な建築物や綺麗な湖というロケーションが抜群で、メンバーも映る景色も全て綺麗。端正なお顔の数々がゴシック建築に似合うなー。ゴシックに似合う顔とかあるんだなー。

自然光でこんな美しいっていいですね


ただあくまで個人の好みの話になるけど、肝心の城の前のダンスシーンのカットがド正面からなのと、あとライティングの色トーンが平べったく見えてしまって、要はオーソドックスなMVのカメラワークとライティングが自分の好みではなかったようだ。

登場人物の瞳の色が変わるところとストーリー性がありそうなところは好きだし、あと絶対タイトル通りのヴァンパイヤ系のビハインド設定ありそうで、これだけで英語圏でファンフィクション1万個は書かれてそう。

そしてとにかく楽曲が良い。とても好き。


でも曲を聴いたときほどの衝撃がなかったかもな。なんでだろうな〜。


などと考えながら2日ほど過ごしたと思う。
(ちなみにTwilightのMVについては後に評価を改めたので今度機会があればその話をします)


その2日後。次にオススメとして飛び出てきたNo DiggityというMVをなんとなく再生してみる。


はい。これが転機になって一気に沼を転がり落ちたのですが、その理由は結論からいうと、

顔が生きている


だったからだ。



顔をフルに使うアイドル


私が見たのは’No Diggity’という2021年1月に出されたシングルで、後に知ったことであるが日本では『反論不可』という名称でも親しまれている曲である。


ものすごく平易な言葉で書くと、

曲もMVも大好きだし、全員のお顔がすごすぎる、そして緑の髪の毛の人の”すべて”が好みだった

という40文字で終わる感想なのですが、もう少し深い部分の言語化をしてみる。

顔がすごい

これは、顔が美しいというだけの意味ではない。ただ前提として、彼らは一般的にいういわゆる綺麗なお顔をされている人たちだし、さらにこのMVではクローズアップを多用して細かいカット割でサブリミナル効果的に顔ショットを入れ込んでいることで、その顔力(かおぢから)というべき華やかなインパクトを存分に活用できていると思う。

それらの前提のもと、初見の衝撃のなか私が受けたのは、

声と体だけじゃない、
顔を存分に使っている人たちだ

という強い印象だった。


批判とか馬鹿にする意図は全く無いのだが、このMVは例えば大手事務所(もちろん今やHybeも筆頭とする)のMVと比べると、ものすごく高い予算がかけられているようには思えない。

全てスタジオ内の撮影だし、YoutubeリアクターであるForm of TherapyのPDさんが推測しているように、おそらく撮影場所もそんなに多くないと思う。(それをプロダクションクルーの創意工夫と編集スキルですごく多彩なものにしていることが尚のこと素晴らしいのだが)


でも潤沢な予算がかけられたプロダクションではなくても、個々人のアクターの実力と意気込みでここまで作品を生きたものにできるんだなーという、私にとってはsilverlining(雲の裏側に見える銀色の光)のような発見があった。


もちろん個人的には潤沢な予算が生み出すセンスの良いクリエーティブは普通に大好きだけど、仮にそこに制限があった時でも、こんな風に作品に関わる人たちの才能や情熱が掛け合わさることですごくパワーのあるコンテンツが作れるんだな、という感動があったんですね。

逆に、豊潤なバジェット作品じゃないからこそ、それを飛び越えてくるほどの魅力の衝撃があったのかも。


もうひとつ、この記事を使って書きたい一番の感動というのは、
全力で顔を使って演技をするアイドルを見つけてしまった

という発見。


顔面万華鏡ファヌン


冒頭に出てきて忘れられない印象を残す赤い髪の男性がファヌンさんである。まず冒頭15秒のイントロで強烈なベース音とともに目に飛び込んでくる彼の躍動感に度肝を抜かれる。

そしてそのままファヌンさん歌い出しが始まるのだが、とにかく0.1秒ごとにキャプチャしても間に合わない顔面スピードなのである。


お分かりいただけただろうか


いやたぶん静止画ではお分かり頂きにくいと思うのでMVで確認いただきたい(どない)。

とても華やかなお顔、そのお顔の表情筋が一瞬たりとも止まってないのである。眉毛・瞳・唇全て使って万華鏡みたいにくるくる動き続けるのである。

私は彼により、「顔面にはスピードがある」ことを新たに学んだ。顔面はトレーニング次第で瞬発力を身につけられるようなのである。

この人、顔面がアニメーションみたい。

Disney映画やPixar映画の登場人物って、キャラクターの感情が視聴者に伝わりやすいように実際の人間より大袈裟な表情をするじゃないですか?それみたい。人間なのに、人間よりアニメ寄りの生物に見える。


そして特に全てのYoutuberリアクターが一時停止してwtf?? することで有名なここ。


舌、指、笑顔〜
(血汗涙のメロディで)
 

この顔をリアルでやってるhuman being、初めて見たかも。

ここで気になるのは監督がどんな指示を出したかなんですよね。ちょっとそこで舌を出してみて?って監督が言ったかな。いや言ってないとオタクは思う。指示があったとしても悪ぶってみて、軽く煽ってみて、ぐらいではないか。

これは彼の天才的なセンスによるアドリブだと一方的にオタクは確信している。舌を出してしかも人差し指を舌の上でスライドさせている。そして左手は萌え袖ひらひらさせてるんですこれ。悪魔かな?小悪魔かな?もしくはペコラかな?



さて、このMVを見終わった後にニュージーランドで撮られた美しいメロディと映像の’A Song Written Easily’のMVを見た私は驚愕する。


・・・貴殿、ファヌンさんですか?

翌年CCTVカメラで視聴者に襲い掛かってますけど、、、


そう。オタクが三度の飯より好きなギャップがありました。


ちなみに私がBTSを知ったのはDNA期の2017年末でしたが、実際は「血汗涙」時代のパクジミンさんのあまりにコンセプトを消化した変身っぷりを知って衝撃を受けて、それが後押しとなって本格沼入りしたという経緯があります。

もうアイコニックなこれですね。

何でこんな荒い画質しか見つからないのだろう



それぐらい私は「コンセプト身に纏い系アイドル」に弱い。より良い作品を作るために特定のコンセプトに一心に自らを染める、そういう真摯さゆえに没入してしまう性質を持つ人が表現者として大好物な模様。

ただまあパクジミンさんで耐性はあるはずなのですが、それにしてもこう…

ヘアスタイルとメイクと衣装はもちろん、顔面の使い方?

これ完全に「悪い顔」じゃないですか。英語で言うとdisrespectful だし日本語で言うとけしからんじゃないですか。

一方、これ完全に清らかな美少年じゃないですか。英語で言うとetherealだし日本語でいうと儚い妖精じゃないですか。


後で知ったところによると、この”No Diggity”は’Devil’というアルバムに収録されたタイトル曲で、裏テーマは「悪童」「自分の思い通り、やりたいことをやる」らしいですが、

ファヌンさんはこの曲のコンセプトに沿って、完全に悪を取り込んでいる。悪になりきっている。それを顔面の筋肉を使ってこれだけ表現している。

すごーーく真面目な人だとわかりました。

真面目だからこそここまで追求してけしからん顔をしている。真面目にけしからんを追求している。真面目すぎてこんなにけしからん。なにそれ面白い。

真面目すぎてけしからんとか本当にパクジミンさんじゃないですか。ちょっとやばいなと思いました。また同時に、この人の顔面万華鏡っぷりが浮いていないグループ全体の顔面表現力の高さもすごいなと思いました。

そう、恐ろしいことに、他のメンバーもすごかったのです。(ホラー小説?)

シラフで狂気を体現するイド


イドくんという人がいます。
このMVの中でジョーカーを思わせる緑の髪色をしている男性です。



初見で私が一番目と耳を奪われたのがこの人で、YouTuberのリアクションを見ていても皆さんかなりの確率で、イドくんの登場時に!?&:’efaowj!?3@/9となって一時停止しています。

まず、強烈なvillain(悪役)の香り漂うルックス

さらに完全に一線を超えてしまったかのようなこの瞳、振る舞い、笑っているのに目は笑っていない笑顔。

はい。結論から言うとここでもうおしまいなんですよね。


しかも最初のパートで彼、なぜか地面を這ってるんですよ。


悪役って地面這うっけ?
でも確かに怖いです。何の脈絡もなく地面を這う人は怖い。

そして1分33秒から、彼はおもむろにラップを始めます。

地球と月のような
そしてアダムとイブのような仲
邪魔する惑星はない
お前は俺たちの楽園の蛇



なんだこの声は??????????


この時の私の顔は有名リアクターもビックリのお口あんぐりだったと思う。

【参考画像】初めてイド氏の低音ラップを聴いた時の有名リアクターCaitlinさん


低音、ハスキー、さらにドスが効いている。

その耳からの衝撃から立ち直れてないのに次々と目から雪崩れ込んで来る、激しくダイナミックな表情の数々。


そして中盤に差し掛かり…
藪から棒に南北戦争で使われたような大砲をこちらに向かって発射してくるイドくん。

ここで撃たれたはずなのでこれ以降、視聴者は天界から映像を見ている形になります。


狂犬………???



書いていて気づいたんですが、視聴者はこのとき聴力と視力の同時攻撃を受けているわけなんですよね。混乱から回復する隙を与えてくれない。

あわあわ、あわあわ…となりつつ見ていると、ラストにものすごいエネルギーの爆発ともいうべきダンスブレイクが待ち受けています。それも二段階。パタリ。

私は何を見たんだろう…
となって、数分静止し、またすぐ再生ボタンを押したことを思い出します。


ところでビハインドを見るとわかるのですが、イドくん、この一線を踏み越えてしまったvillain状態の演技をものすごく意識的にやっている。

No DiggityのMVのビハインド映像


一人で狂っていないといけないから大変。と言っている。お酒飲んだみたいだけど?と聞かれてもちろん飲んでない、お酒飲んだら筋力低下するからダメだ、と答えている(筋肉に真面目)。本当に自分を見失って狂っていると言い聞かせて演技してると。

周りのスタッフは皆通常モードで撮影してるのに、一人でこのテンションを作って演技するわけなのでそれは大変なことですよね。

カムバ後のパフォーマンスでもこの顔です。完全に役柄に入り込んでいる。


ちなみに普段のお顔こんな感じ。


・・・・・・・・・

・・・こっちのほうが厳しいやんけ!と思ったあなた、正解です。

手始めにOneus Leedo SmileでTwitter検索してみよう。



それはさておき。私がとても知りたいのは、MV撮影前にどれぐらいコンセプトについて、またそれをどういう風にアウトプットするかについてメンバー同士で話し合ったのか。

だってMVのコンセプトと演出だけ一方的に聞かされても、はい撮影開始、となっていきなりこの顔はできないと思うんですよ。

おそらく曲作りとかレコーディングの時からコンセプトは意識しているだろうし、それぞれdevil、悪を具現化するために、色んな先輩villainの情報収集もして、それぞれの方法で表情管理や動作を練習したと思うんですよね。

もちろんKpopアイドルだからまず歌を歌わないといけないし、ダンスも踊るし、そこでの表現もきちんと突き詰めていかないといけない。

でもそれに加えて、顔面でここまで貪欲に演技しようとしているグループがいたことに私は感動しました。

ちなみにいくつか別のビハインド映像を見てみたところ、

1.ファヌンさんはイドくんの悪演技の迫力にどうしても負けてしまうのでカムバ活動後半は別アプローチ(楽しい、可愛い)で演じることにした

2.イドくんは初期パフォーマンスでの恐ろしい狂気の笑みが内輪で話題になり、やりすぎだと思って途中から控えめにした

3.舞台裏で常にメンバー同士、表情管理についてアドバイスし合っている

などがわかりました。

例えば、悪い顔を作るために「舌を使って子どもの頃に飴を舐めてたみたいな表情を作るといい」とRavnに話しているファヌンさん。

こういうこと?と顔で割って入るイドさん。(ひょうきん)

さらに、こうやって笑うと怖くていいんだよ、と例を見せてくれるイドさん。

すごく生き生きしている。

普段からメンバー同士、顔面の可動域も高めあってるんだろうなーと伝わってきました。



それぞれの悪の解釈


主にファヌンさんとイドさんの二人について書きましたが、他のメンバーもそれぞれすごいです。

メインボーカルのゴニちゃんは眉毛の上げ方、舌の出し方、悪さのレベルが他メンとは格違いではないかと思しき恐ろしさ。

こうなってくると脚が長すぎるのも怖い。


それが第一印象だったので、普段はおっとりしたふにゃふにゃの喋り方で天使のように優しい人なのを知って心底たまげました。本当に泣き上戸でメンバーやファン想いの天使ちゃんなんですよ……


もう一人のメインボーカル、ソホくんは過度に表情を変えず、むしろキョトン!としたり謎に笑ったりしているのがとても怖い。

さらに美しい歌声で歌いながら最終兵器(腹筋)を惜しみなく出してくるので大変な恐怖。


マンネのシオンさんはファヌンさんと対照的で、MVでは静止画としてそこに「いる」という使われ方をしている。しかしそれにより静と動のバランスがとても生きている。

金色の長髪、そしてトゲトゲのマスク(トゲトゲのマスク)でさらに強調された圧倒的な美が、一つの「絵」として視聴者の心を揺さぶる。


そしてRAVN。初見でこの唇を噛み締めるシーンがすごく印象に残っていて、後にグループ最年長ラッパーで作詞作曲もボーカルカバー曲も多数されてるマルチなお方と知る。

このRavnさん、mv内でソホくんの腹筋披露やシオンさんのマスクなどの飛び道具はない代わりに、
「薔薇を愛でる姿のお耽美さ」
という、ご自身がこれまでも公私で磨き上げてきた素の実力と経験値で勝負しているのがすごい。


補足:RAVNさんは美しいものと薔薇をこよなく愛し、自分のツイートにもシグネチャー代わりに薔薇の絵文字を入れる人。自分自身のことも薔薇のように美しいと正しく認識しているとみられる。

振り返って思うのは、初見で一人ずつの顔が全員印象に残ったのが本当にすごいですよね。

例えばこの曲だったら、「悪童」というテーマを表現するために一人ずつが違う方法で魂込めている感じ。それぞれの悪の解釈の違いがわかるのも興味深いし、演技を通じてコンセプトに息吹を吹き込んでいる感じがすごい。

楽曲の良さや歌・ダンスの実力やビジュアルはもちろんのこと、曲のコンセプトを十二分に理解して、それを衣装とヘアメイクでの演出だけに頼らず、表情筋や振る舞い含めて全身で表現しようとする意欲にあふれたグループだなあと思って、その生々しさとか貪欲さが気に入ってしまいました。


私がこれまでKpopエンタメを見る上で自分の評価軸として持っていた視点って、楽曲、ダンス、ラップ。そしてそれが好みなのか上手なのかどうかが一番大きかったんです。

それがOneusに出会って、「アクターがコンセプトに息を吹き込んでいるか」「パフォーマンスを生きたものにしているか」という、娯楽を楽しむ上での別の視点を得ることができた気がします。

振り返ってみると、この人たちはこれからも曲に合わせてどんどん変わっていくだろうからその様子を見守りたいと思ったのが沼入りの最初だったし、そして今や毎日豊かな表情を見せてもらって本当にニマニマしている。

アイドルに日々、顔面のダイナミズムと生命の不思議を感じさせてもらっています。アイドルって壮大なのですね…


終わりに


そういえばこのNo Diggityってまだ今年の1月の作品なんですよ。その後ONEUSは、5月にBlack Mirror、11月にLUNA(月下美人)という曲でカムバックしました。どれもコンセプトが全く違って、全く違う彼らの表情が見れるので大変楽しいです。

普通に最強popな名曲ことBlack Mirror。今からでもBillboard HOT 100に入るべき。


美しい韓服の男たち、美しい扇子の男たちを爆誕させたLUNA(月下美人)。今からでもMAMAに呼ばれるべき。


この記事ではほぼ顔のことしか書いてないけど、私はもう一つ、彼らに出会って「歌の大切さ」に改めて気付かされました。

mamamooの後輩だもんな、その名に恥じないようにどれだけ練習して努力したのでしょうか。生歌が全員素晴らしいし途中からハモりまくり。すごいよー。


とにかく私がこのNo Diggityを観たのは確か2021年の3月。2ヶ月も前にリリースされてたなんて。その間気づかなかったなんて。

それ以降もWOODZとかDreamcatcherとかONFとかいろんな方・グループの発見があって、それまで数年はがっつりとBTS沼にハマっていたけれど、BTSのおかげでKpopというフィールドを知った身の上として、こんな面白いkpop現場を見逃してしまうのはもったいないなぁと痛感。そこから少しずつ自分の興味の幅が自然と広がっていったように思います。なので結局はBTSありがとうですね。色んな新しい世界に繋げてくれました。

まとめると。

顔は生きていた。生きている顔は動であり生であり、推しの顔の動く様子はただひたすら尊く、それを見守るオタクはその尊さを胸にそれぞれの日々を生きるのである。

はい。(まとまった) 長文読んでくださりありがとうございました〜!


参考リンク


上記に長々と書いた「顔は生きていた」mvのNo Diggityです。 



最初に聞いて感動したTwilight日本語版。MVあったんですね!(今知る)


文中出させていただいたYoutubeリアクターのCaitlinさん。この人のファーストoneusのリアクションが大変好きです。(英語わからなくてもお顔見るだけで感動味わえて楽しいはず)


No Diggity時代のビハインド映像はどれも華やかでわちゃわちゃしてて大変可愛いです。(残念ながら字幕が英語だけなんですが)


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