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最適解を見つけるのはえらく時間がかかる
大学・大学院時代、研究室の教授が良く言っていた。「ぜひ皆さんも局所解を見つけてください。最適解なんて見つけなくていいんですよ。」曰く、教授と奥さんは教授が学生時代の時にクラスが一緒だったそうで、クラスの中の一番=局所解の女性と結婚したという。(言うたびに、こんなことを奥さんに言ったら怒られると付け足していた。)
最適解を見つけるにはえらく時間がかかる。そしてこう思うたびに上記の教授の発言を思い出す。
大変幸せなことなんだが、私には今無数の選択肢があるような状況だ。本業をどうするのか。転職はどうするのか。副業はどうするのか。どこに住むのか。結婚はどうするのか。子どもは欲しいのか。私はこれからどういう人生を送っていくのか、どういう人生を送っていきたいのか。人生の変革期に居ながら何一つ決まっていない状況だ。
今の会社に残ると決断したり、転職先を決めたり、結婚したり。一つの要素が確定してしまえば他の要素もおのずと決まってくるのではないかと思う。例えば転職するとなれば転職先を基準として副業をどうするかとか結婚観をどうとらえるかとかが決まってくるような気がしている。つまり、一つの要素を基準に他の要素についてはその局所解を考えることができるというわけだ。
局所解を見つけるのはそう難しいことではない。例えば転職先が激務なら副業をするかどうかなんて考える余地はない。何も考えずにひとまずは本業に本腰をいれて頑張るだけだ。
だが、今の私は何一つ決まってないが故に局所解が探せる状況にない。人生の選択の多さに若干途方に暮れている状況だ。いずれ時間が来ればおのずと決まってくる要素はあるのだろうが、今は逆に身動きが取れない。
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