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今日もぼくはたたかうぜ。

おはようございます。コケと申します。
毎日日がなゲームしてします。

ゲームにも色々なジャンルがありますけど
基本的には「たたかう」ものがほとんど。

ドラクエしかり、FFしかり。
ゼルダでもポケモンでも「たたかう」ことは
避けられません。

たたかいが大いに苦手な方からすると、
「何がそんなにいいの?」と思われるのでしょうが、単純に「好きなだけ」と言うのもあります。


よく言われるのが
「初めは弱いのにだんだんと勝てる」ようになる
「サイクル」が楽しいと言われます。


今のゲームは「勝つ」のがベース。
「勝てる」と言えばいいのかな?


だからあまり苦労しなくても
なんとなくプレイしていれば
とやかく頭を使わなくても勝てました。


「勝つ」のは気持ちがいいし、楽しい。
でも時々「勝たせてもらっている」と言う思いにさらされるのも事実。

「負ける」のが前提だった世代なものですから、
何かもう少し硬くてもよさげな気もしてしまうのです。

レトロゲームではこの傾向が顕著に現れます。

「MOTHER」で家から歩いて数歩で現れる
「にくいカラス」にボッコボコにのされ、
あまりの強さ、というか
「主人公がとことん弱い」ので
「バグなんじゃない?」と
今の世代の方々が言っておられたのには
衝撃を受けました。

いいとか悪とかではなく、
「そうなんだ・・」と。

「負ける」のが板についていたので、
そういう意見が生まれている世間についていけてないんだなぁ〜と。


今でこそ、たたかうのは好きですが、
元々はあまり好きではなかった。

RPGでしたら早くストーリー進めたいのに、
やたらに高いエンカウント(敵との遭遇率)の
せいでずっとたたかわされ、
ストーリー忘れてしまうので、
逃げてばっかりでレベルも低く詰んでしまう。

格ゲーやりたさにゲーセンに赴いても
やたらに強い人が乱入してくるので
100円が空気みたいに無くなってしまう。

それが嫌でゲーセンに行かなくなり、
どんどん難しくなるゲームに嫌気がさして
やらなくなったりしてね。
神経すり減らしてまで、何やってんだろうと。

ぼくとしての「暗黒時代」の到来です。

子供の頃からファミコンがあって、
親の気まぐれで「ドラクエ3」があって
「行列に並んでも買えなかった友達」を
差し置いてプレイしまくってました。

ドラクエ3では、「まほうのたま」で
となりの国に行くのですが
それを使ったら「ゲームが終わるんだ!」と
本気で信じてしまい、
「まだまだ終わらせたくない!」
気持ちからひたすらにたたかっていました。

「アリアハン」周辺でレベル20まで上げてね。もちろん4人パーティで。

ドラクエは経験値が仲間に
「振り分けられる」ので
20ポイント獲得しても「÷4」で「5」
しか手にしないのですよ。

次のレベルまで18000とか言われても
平気でスライム狩ってました。
とんでもないお子さま(笑)

ゲームをしなくなったある時、
古本屋で「ドラクエ3」の攻略本見つけまして。
すっごい好きで、人生で一番読んだ本です。

街の様子とか魔法のイラスト、
モンスターデータとか武器の絵を見るのが好きで
ぼくにとっての「聖書」でした。

特に「モンスター」を見るのが好きで、
毎回読んでは、


「こんなモンスターどこにいるん?」と
思いながらも、全くストーリーは
進めない「戦闘狂」の勇者でした。

でもやっぱり最初は「負けてばかり」

やくそうとかホイミなどの回復の意味もわからず、倒れては王様に怒られ、仲間は常に棺に入っていて。

仲間が誰か「し」になると
枠が「肌色」になるのも嫌でしたが、
なんで「し」になるのかも
意味がわかりませんでした。

「負けちゃうのは当たり前」だと
心底思っていました。

でも時々「勝てる」のですね。
スライム1匹だけが続いたりして。
そうすると「レベルが上がる」ので、

「負けなくなる」のですね。
だんだんと自信が慢心になり、
強い相手に挑むことが逆に怖くなります。

「負けるのは恥ずかしい」

強そうだなぁ…怖いなぁ…と思いながら
「負けるのが怖い」のでひたすらに
レベルを上げていたのかもしれません。
レベルさえ高ければ負けることはない、
レベル信者。バラモスには負けたくないので。

でもだんだんと
「このままたたかっていてもなぁ」と思う
自分がいます。

負けたくないけど、たたかってみたい。
攻略本に載っているモンスターは
どんなたたかい方をするのだろう・・・と
想像するのが楽しかった。

ま、それでもロマリアに行ったのは2年くらいしてからでしたが。(長)

セーブデータも「あの音」ともに
なくなりましたけど。

同時に「たたかいたかった」
モンスターへの想いも消えてしまいました。

ゲームをしなくったある日、
この攻略本を古本屋で見つけ、
「たたかいたかったあの日」が
フラッシュバックします。

とにかく「たたかいたい想い」を
成仏させねば・・。

「負けるが恥」なんてどうでもいいじゃないか。

ぼくはとにかく「挑みたい」のだ。

もうそれからは、ドラクエ3で写経のように無心で挑むクセがつきました。

勝てるとか負けるとか
そんなんどうでもよくって。

挑んだか挑んでないかが重要。

挑みたくないなら挑みません。

挑んでみたいのに、
挑まなかったのが問題なのです。

「おれより強いやつに会いに行く」なんて
キャッチコピーが
流行りましたけど、ほんとそれ。

世界には自分より強い人がいて当たり前。

「自分もその高みの景色」
みたいなものを感じてみたい。

そのために「挑む」のだと。

BLEACHと言う漫画で好きなセリフの一つ
「退けば老いるぞ。臆せば死ぬぞ」と言う
ワンシーンがあります。

何かに「挑まなくなったとき」
「これさえしておけばいい」

と言うふうになったら、
ぼくも「歳をとったこと」になるでしょう。

そんなことを思い出しながら、
今日もモンスターを
狩りまくっていきます。


負けるの嫌はだけどね!!


今回のお話はおしまいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます。

コケでした〜。


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